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こういう映画っていいですね。始まってしばらくは、何か起きるたびに悪い方へいくのではとひやひやしたのですが、そのうち、「ああこの映画には悪いやつは出てこないんだ」って分かってきます。心が温まるというか、ほんと癒されます。
実話の映画化のようで、63歳になっても、オートバイでの世界最速を目指すという夢を追い続けたバート・マンローという人を描いています。
まずは公式サイトから、バート・マンローさんについて。
1000cc以下の流線型バイク世界記録保持者。1920年に購入したバイク<インディアン・スカウト>を独力で改良、購入当時最高時速85キロだった同車を300キロ以上のスピードを出すモンスターバイクに。63歳の時にアメリカのボンヌヴィルで世界記録を達成。資金不足ゆえに、酒瓶のコルクを使った手作りパーツを使うなど、独創性と「もったいない」精神が融合した奇跡のハイブリット・マシンをつくりあげた。本作『世界最速のインディアン』によってその偉業が知られ、本年<モーターサイクル殿堂>入りを果たした。同殿堂には日本人では本田宗一郎を含めて二人しか入っていない。
映画は、初めてのボンヌヴィル行きをロードムービーとして描いていくのですが、これがですね、出てくる人出てくる人、みんな、バートさんの存在感と魅力にやられちゃうんですね。ほんと、ピュアな人でいい人なんですよ。アンソニー・ホプキンスが演じているんですが、うまいですね。世界記録を達成した瞬間なんて、涙が出てきます。
いっぱいいっぱい、人生の教訓が出てきます。こういう風に生きたいですね。