最新映画レビュー

52ヘルツのクジラたち

2024.03.02

か行, , 英数字, 数字

映画としてはまとまっているが、物語が表層を滑っていく…原作が本屋大賞受賞作ということですし、どこからともなく流れてくる映画の持つ匂いから、おおよそその傾向は想像はついていたのですが、ひとつだけ、え? それなの? という映画でした。どこからともなく流れてきていたのは予告編を見たからと思っていましたが、今トレーラーを見てみましたら見たことのないもので...

ソウルメイト

2024.02.28

さ行,

男性を奥に追いやり、ふたりの女性に焦点を当てているのがとてもいい…日本の公式サイトや映画.com には「新たに」とか「新たな」とか紹介されていますが、要はデレク・ツァン監督の「ソウルメイト 七月と安生」の韓国版リメイクです。その元映画は見ていませんが、デレク・ツァン監督の「少年の君」はよくできた映画でしたので見てみました。リメイクなので映画の出来...

落下の解剖学

2024.02.23

ら行,

法廷劇と思いきや、夫婦間のジェンダー観トラブル、いや実は…昨年2023年カンヌ国際映画祭のパルムドール受賞作です。監督はフランスのジュスティーヌ・トリエ監督、45歳くらいの方です。過去には短編と3本の長編がありますが、日本での公開はこの映画が初のようです。落下の解剖学 / 監督:ジュスティーヌ・トリエ推測、憶測、そして妄...

風よ あらしよ 劇場版

2024.02.22

か行,

吉高由里子さんに感動する…2年前に NHK BS で放映されたドラマの劇場版だそうです。時代もの(大正時代ですが…)のテレビドラマはきれい過ぎて現実感がありませんのでどうしようかと思ったのですが、伊藤野枝の話ですので見ておくべきか…という映画です。風よ あらしよ 劇場版 / 演出:柳川強吉高由里子さんに感動する…...

瞳をとじて

2024.02.19

は行,

とじた瞳にうつるものは、よみがえった記憶なのか、あるいは追憶なのか…ビクトル・エリセ監督、31年ぶりの長編です。現在83歳ですし、50数年のキャリアがありながら長編は4本しか撮っていない寡作の監督ですから、この映画が最後の長編ということになりそうです。ただ、IMDb を見ますと2000年以降は短編をコンスタントに撮っているようですし、それ以前も単にデータ...

おすすめ映画

PERFECT DAYS

2023.12.24

おすすめ映画, は行, , 英数字, 英字

ヴィム・ヴェンダース監督と役所広司さんでなければ撮れなかったでしょう…劇場公開日の12月22日の朝刊に見開きで広告が出ていてびっくりしました。PERFECT DAYS / 監督:ヴィム・ヴェンダースマーケティング戦略…新聞の広告はこれです。すごいなあ。配給会社も命運をかけてますね、なんて思っていま...

VORTEX ヴォルテックス

2023.12.14

あ行, , おすすめ映画

ギャスパー・ノエ監督の映画への真面目さを強く感じる感傷なき死の描写…ギャスパー・ノエ監督は、「アレックス」「CLIMAX クライマックス」「ルクス・エテルナ 永遠の光」と見てきた私の中では真面目な監督という位置づけになっています。この映画もこれ以上ない真面目さで人の「死」、最期というものを描いています。おすすめ映画に入れていますが、決して楽しい映...

ファンファーレ

2023.11.23

おすすめ映画, は行,

心の中の葛藤が画からにじみでる…もう2年前になりますが「君は永遠にそいつらより若い」を見て、吉野竜平監督の構成力がすごい! って思いましたので、アイドル云々の内容についていけるかなあ(笑)と心配しながらも見てみました。やはり吉野竜平監督、構成力もさることながら演出力もなかなかのものです。ファンファーレ / 監督:吉野竜平...

ヨーロッパ新世紀

2023.10.25

おすすめ映画, や行,

差別、偏見、欺瞞が渦巻く17分、「福田村事件」にはない現実感「4ヶ月、3週と2日」「汚れなき祈り」「エリザのために」のクリスティアン・ムンジウ監督、2022年の最新作です。ムンジウ監督はこの映画の前にはジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ(ダルデンヌ兄弟)監督やミシェル・フランコ監督とともに「母の聖戦」のプロデューサーに名を連ねています。...

トリとロキタ

2023.04.01

おすすめ映画, た行,

ダルデンヌ兄弟監督がドキュメンタリ作家の原点に帰ったような劇映画1999年の「ロゼッタ」以降すべて見てきているジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟監督です。このサイト内では新しい方から「その手に触れるまで」「午後8時の訪問者」「サンドラの週末」「少年と自転車」について書いています。という、ほぼすべてのドラマ作品を見てきた中でもこの「トリとロ...

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2024.03.02

か行, , 英数字, 数字

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落下の解剖学

2024.02.23

ら行,

法廷劇と思いきや、夫婦間のジェンダー観トラブル、いや実は…昨年2023年カンヌ国際映画祭のパルムドール受賞作です。監督はフランスのジュスティーヌ・トリエ監督、45歳くらいの方です。過去には短編と3本の長編がありますが、日本での公開はこの映画が初のようです。落下の解剖学 / 監督:ジュスティーヌ・トリエ推測、憶測、そして妄...

アウシュヴィッツのチャンピオン

2022.07.23

あ行,

絶滅収容所を生き延びた実在のポーランド人ボクサーの3年間アウシュヴィッツへ最初に大量輸送された囚人のひとりでありながら戦後まで生き延びたポーランド人ボクサー、タデウシュ・ピエトシコフスキさんの物語です。1991年に74歳で亡くなっています。アウシュヴィッツのチャンピオン / 監督:マチェイ・バルチェフスキタデウシュ・“テ...

瞳をとじて

2024.02.19

は行,

とじた瞳にうつるものは、よみがえった記憶なのか、あるいは追憶なのか…ビクトル・エリセ監督、31年ぶりの長編です。現在83歳ですし、50数年のキャリアがありながら長編は4本しか撮っていない寡作の監督ですから、この映画が最後の長編ということになりそうです。ただ、IMDb を見ますと2000年以降は短編をコンスタントに撮っているようですし、それ以前も単にデータ...

ソウルメイト

2024.02.28

さ行,

男性を奥に追いやり、ふたりの女性に焦点を当てているのがとてもいい…日本の公式サイトや映画.com には「新たに」とか「新たな」とか紹介されていますが、要はデレク・ツァン監督の「ソウルメイト 七月と安生」の韓国版リメイクです。その元映画は見ていませんが、デレク・ツァン監督の「少年の君」はよくできた映画でしたので見てみました。リメイクなので映画の出来...