最新映画レビュー

アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方

2025.01.24

あ行,

トランプよりも、ロイ・コーンのキャラクターにびっくり!これから4年間、毎日のようにテレビや新聞でその名を目にすることになるドナルド・トランプ大統領、その若き頃の伝記的映画です。20代半ばから40歳くらいまでが描かれています。監督は「ボーダー 二つの世界」「聖地には蜘蛛が巣を張る」のアリ・アッバシ監督です。アプレンティス:ドナルド...

満ち足りた家族

2025.01.21

ま行,

人を殺さないとドラマをつくれない?と思ってしまいますが…「四月の雪」を見たかも知れないという程度のホ・ジノ監督、そしてソル・ギョングさんもチャン・ドンゴンさんも名前はよく目にするのに映画としての記憶がない俳優さん、という映画ですので新鮮な気持ちで見ました。満ち足りた家族 / 監督:ホ・ジノ人を殺さないとドラマにならない?...

2025.01.17

た行,

敵は老い、などという話をシリアスに映像化しても…筒井康隆さんの1998年の小説『敵』を吉田大八監督が映画化、昨年2024年の東京国際映画祭で東京グランプリ、最優秀監督賞、最優秀男優賞を受賞しています。男優賞の受賞は長塚京三さんです。敵 / 監督:吉田大八映像化しなくてもいい…一人暮らしの高齢の元大学教授が老いから...

パスト ライブス/再会

2025.01.16

は行,

韓国、アメリカ、アイデンティティのゆらぎ…これもよくタイトルを目にした映画です。公開時に見なかったのはアメリカ映画のラブストーリーはつまらないからなんですが(ゴメン…)、見てみましたら結構面白かったです。パスト ライブス/再会 / 監督:セリーヌ・ソン韓国人はノーベル賞をとれない…ただ、面白かったのはほぼ終盤のノ...

オークション 〜盗まれたエゴン・シーレ

2025.01.13

あ行,

ナチスに略奪された絵が見つかった、絵は誰の手に?とのミステリーにはならず…実話にインスパイアされた物語とありましたので少し調べてみましたらガーディアンが2006年4月22日付で記事にしていました。絵が発見された直後ですね。「Found: Schiele masterpiece that was looted by Nazis then lost ...

褒めてる映画

ふたごのユーとミー 忘れられない夏

2024.06.29

おすすめ映画, は行,

美しきタイ ナコーンパノムと美しくもほろ苦きユーとミーの青春物語…タイ映画です。タイトルや画像のとおり、双子のユーとミーのちょっとほろ苦い青春物語です。高校生の年齢設定だと思います。制作会社は「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」や「ハッピー・オールド・イヤー」のGDH559です。この会社の映画はどれもレベルが高いです。ふたごの...

フィリップ

2024.06.25

おすすめ映画, は行,

フィリップを演じているエリック・クルム・ジュニアさんがすごい…映画の紹介文からの刷り込みや画像からの印象を捨てて見ますとこれがなかなかすごい映画なんです。まずは「ナチスの妻たちを次々に誘惑」とか「ナチスへの復讐」という言葉を忘れましょう(笑)。フィリップ / 監督:ミハウ・クフィェチンスキ1941年、ワルシャワ・ゲットー...

No.10

2024.06.07

おすすめ映画, な行, , 英数字, 英字

「No.10」はアレックス・ファン・ヴァーメルダム監督自身の10作目という意味らしい…オランダのマルク・ファン・ヴァーメルダム監督の2021年の映画です。初めて目にする名前ですが、2013年に「ボーグマン」という映画でカンヌのコンペティションに選出されたことがあるようです。オランダの映画監督といいますと、「エル ELLE」や「ベネデッタ」のポール・バーホ...

人間の境界

2024.05.04

おすすめ映画, な行,

どう考えても理不尽なことなのに、それをスクリーンで見ているだけの居心地の悪さ…「ソハの地下水道」「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」のアグニエシュカ・ホランド監督です。前作の「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」では、ホロドモールというスターリン時代のソ連邦によるウクライナの人為的な飢餓を知りました。そして、この「人間の境界(Green Border)」で...

12日の殺人

2024.03.16

おすすめ映画, さ行, , 英数字, 数字

謎解きでもなく、ドキドキ感を煽ることもなく、なのに面白い…前作「悪なき殺人」では、2019年の東京国際映画祭で最優秀女優賞と観客賞を受賞していたドミニク・モル監督です。この「12日の殺人」では、昨年2023年のセザール賞で作品賞、監督賞、助演男優賞、有望若手男優賞、脚色賞、音響賞を受賞しています。期待できそうです。12日の殺人 ...

よく読まれている記事

愛に乱暴

2024.08.30

あ行,

「原作に乱暴」過ぎないか…吉田修一さんの『愛に乱暴』が映画化されることを知り、わざわざ原作を読み…、というわけでもなく、吉田修一さんの小説はほとんど読んでいるのにこの『愛に乱暴』を知りませんでしたので読んだということで、その結果、原作を読んで映画に臨んだ(笑)みたいなことになりました。愛に乱暴 / 監督:森ガキ侑大こんな...

2025.01.17

た行,

敵は老い、などという話をシリアスに映像化しても…筒井康隆さんの1998年の小説『敵』を吉田大八監督が映画化、昨年2024年の東京国際映画祭で東京グランプリ、最優秀監督賞、最優秀男優賞を受賞しています。男優賞の受賞は長塚京三さんです。敵 / 監督:吉田大八映像化しなくてもいい…一人暮らしの高齢の元大学教授が老いから...

満ち足りた家族

2025.01.21

ま行,

人を殺さないとドラマをつくれない?と思ってしまいますが…「四月の雪」を見たかも知れないという程度のホ・ジノ監督、そしてソル・ギョングさんもチャン・ドンゴンさんも名前はよく目にするのに映画としての記憶がない俳優さん、という映画ですので新鮮な気持ちで見ました。満ち足りた家族 / 監督:ホ・ジノ人を殺さないとドラマにならない?...

アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方

2025.01.24

あ行,

トランプよりも、ロイ・コーンのキャラクターにびっくり!これから4年間、毎日のようにテレビや新聞でその名を目にすることになるドナルド・トランプ大統領、その若き頃の伝記的映画です。20代半ばから40歳くらいまでが描かれています。監督は「ボーダー 二つの世界」「聖地には蜘蛛が巣を張る」のアリ・アッバシ監督です。アプレンティス:ドナルド...

傲慢と善良

2024.09.28

か行,

「傲慢」も「善良」も、え?と言うほどの今どきのラブストーリーでした…『高慢と偏見』が意識されているんだろうと思い興味を持ったのですが、見てみれば、「傲慢さ」もほどほど、「善良さ」にいたっては何のこと? という程度の今どきのラブストーリーでした。傲慢と善良 / 監督:萩原健太郎今どきのラブストーリー…あらすじとして...