もう少し話を整理してテーマをはっきりさせたほうがいいんじゃないの 瀬々敬久監督と黒島結菜さんの名前が目に入りポチッとした映画です。瀬々敬久監督は3年ほど前の「春に散る」以来になります。「ヘヴンズストーリー」以降わりと観ている監督ですが、これといって記憶に残っている映画がないんですね(ゴメン…)。この「未来」はどうなんでしょう。未来...
「傲慢」も「善良」も、え?と言うほどの今どきのラブストーリーでした… 『高慢と偏見』が意識されているんだろうと思い興味を持ったのですが、見てみれば、「傲慢さ」もほどほど、「善良さ」にいたっては何のこと? という程度の今どきのラブストーリーでした。傲慢と善良 / 監督:萩原健太郎今どきのラブストーリー…あらすじとして...
飯塚花笑監督の映画は「フタリノセカイ」「世界は僕らに気づかない」と見てきていますが、ちょっと変わったおもしろい映画を撮る監督でへえーと驚くことも多いです。それにことの本質を捉えるのがうまいです。ブルーボーイ事件 / 監督:飯塚花笑ネタバレあらすじ上の2本、どちらも社会的マイノリティを描いた映画で、「フタリノセカイ」ではFtMトランスジェンダーの恋愛と家族...
原作通りの逆転三章構成がテーマを曖昧にしていないか、39、チャック… 「39、チャック」この邦題を思いついた配給の担当者のほくそ笑んだ顔が目に浮かびます。かどうかはわかりませんが(笑)、でも、この映画は、見終えた後に「ありがとう」の言葉が出るような映画ではなく、チャックの人生(The Life of Chuck)を知り、人生についてちょっとだけ考えてみよう...
ジャファル・パナヒ監督が放つ不条理サスペンス、パナヒ監督の意図はどこにあるのか 昨年2025年のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作です。これでジャファル・パナヒ監督はパルムドール、金獅子賞、金熊賞制覇ですね。過去にこの3つを受賞しているのはアンリ=ジョルジュ・クルーゾー、ミケランジェロ・アントニオーニ、ロバート・アルトマンの3人ですので4人目ということにな...
ダンスというニュアンスではないがラストのマンユッの死者をおくる舞はかっこいい 「旅立ちのラストダンス」なんてタイトルですのでバレエとか競技ダンスの映画かと思ってキービジュアルを見れば「覇王別姫」みたいな京劇の映画にも見えるしと紹介文を読んでみれば、え、葬儀? 葬儀にラストダンスかい? と興味を持った映画です。旅立ちのラストダンス ...
レイチェル・マクアダムスさんあっての映画ですかね 何度も見せられた予告編の印象が無人島での立場逆転ものでしたのでスルーやねと思っていたのですが、ウィキペディアを読んでみましたらかなりハチャメチャで面白そうと見てみたら…。HELP/復讐島 / 監督:サム・ライミネタバレあらすじまあ普通に無人島での立場逆転ものでした(...
舞台劇のノリで映画を撮ってみたら… 3年前の映画「君が君で君だ」のハチャメチャぶりが気に入って記憶に残っている松居大悟監督です。この「くれなずめ」までの間に2本ありますがあまり食指が動かず、やっと今作は期待できそうということで…。くれなずめ / 監督:松居大悟あまり映画的じゃない舞台劇映画的テーマはゴーストものネタバレあらすじとちょいツッコミ俳...
パニックものでもホラーでもなく、フランス映画っぽい親子ものでした… 「人間が動物に変異する奇病が蔓延する世界」を描いた映画ということであれば、パニックものか、クリーチャーものか、ホラーか、まあそんなところだろうと思い、またもアメリカ化するフランス映画かとスルーしていたんですが、あまりにも見る映画がなくなっている洋画ですので思い切って見てみましたら…。...
汚れ役の北川景子さん、格闘家役の森田望智さん 私にとっては「ミッドナイトスワン」以来になる内田英治監督ですが、ウィキペディアを見てみましたらその間にも数本撮っているんですね。年1本ペースでオリジナルが多いですし、小説も書いているとあります。すごいですね。ナイトフラワー / 監督:内田英治ネタバレあらすじなにーい?!...
森七菜さんの名前で見てみたものの、そもそも俳優で見せる映画ではなかった 森七菜さんが出ていなければ目にも留めていないでしょう。長久允監督の映画は「ウィーアーリトルゾンビーズ」を観ていますが、しょうもない映画でした(ゴメン…)。炎上 / 監督:長久允ネタバレあらすじ観なくてもよかったですし、森七菜さんでなくてもいい映...
朝倉あきさんの映画ですね…。浴衣姿にドキッとします。 いい映画ですね。特に何かが起きるわけでもなく、ひとりの女性の心の揺れのようなものがゆったりと流れていきます。ただ何も起きないと言っても、いわゆる事件などのドラマチックな出来事が起きないだけで、その女性、滝本初海(朝倉あき)の心の中ではいろいろなことが起きているでしょう。映画はその起きていることを、これとは...
詩的に移ろう幻想的なクィア映画 「詩的な映像で紡いだ全4章の物語(映画.com)」程度の事前情報で観た映画です。たしかに詩的なクィア映画でした。ドランクヌードル / 監督:ルシオ・カストロネタバレあらすじルシオ・カストロ監督はファッションデザイナーでもあり、2011年に自身のブランドを立ち上げているようです。ただウ...
知らない間に結婚していた!? よりも心に傷を持つ者同士のラブストーリーだった 知らない間に結婚していたという基本プロットが面白いなあと思って観た映画です。それに俳優でもある利重剛監督って誰? と思ったことも観ようと思った理由のひとつです。この映画にも俳優として出演もされており、ああこの人かとわかりました。たくさん見ていますが名前と顔が結びついていなかった方...
ウィリアム・ニコルソン監督自身の両親追憶映画 すごい映画ですし、面白いです。老年夫婦の離婚話ですが、その離婚話自体が類似の映画とは随分かけ離れていますし、台詞だけではなく頻繁に語られる詩などの言葉にいろいろ意味が込められているようです。とにかくいろんな見方ができる映画で、ウィリアム・ニコルソン監督(脚本も)は一体どこへ持っていこうとしているのか考えさせられてしまい...
およそ想像のつく話だが、意外にもベタさを避けたいい映画だった… メキシコの最底辺の地域の小学校6年生のクラスが型破りな教師の指導で学力テスト全国トップに躍り出たという、またかと思うような話なんですが、これがなかなかうまくできており、かなり好感のもてるいい映画でした。2011年に実際にあった話をもとにしているそうです。型破りな教室 ...
原作を読みたくなるが、映画はダイジェストを見ているよう… オーストリアの作家ローベルト・ゼーターラーさんの「ある一生 A Whole Life」の映画化です。2016年にブッカー賞の候補になっている小説です。ある一生 / 監督:ハンス・シュタインビッヒラー原作を読みたくなるが…1900年代初頭から1980年くらいま...
(DVD)16年前の宮﨑あおい、ARATAがむちゃ新鮮。 この自粛期間中にDVDでみた「黒四角」の奥原浩志監督の2004年の映画です。16年前です。その時生まれた子供は16歳、20歳であれば36歳、それなりに時の流れを感じるには十分な年数です。実際、この時18歳の宮﨑あおいさんは現在34歳、29歳のARATAさんは現在45歳となり井浦新に改名されています。...
ケン・ローチ監督の最後となるだろう映画、希望の映画ではなく絶望の映画にみえる… ケン・ローチ監督の最新作ではありますが、この映画、2023年のカンヌのコンペティションに出品された映画です。ちょうど3年前です。なぜ日本での公開がこんなに遅いのでしょう。オールド・オーク / 監督:ケン・ローチネタバレあらすじ映画の主要...
トルコ行進曲を聴いて涙が流れるとは… ダルデンヌ兄弟監督はきっちりと3年毎に新作を発表してくれます。IMDb を見てみてください。なにか映画製作のためのルーティンがあるんでしょうね。そして彼女たちは / 監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌダルデンヌ・リアリズムダルデンヌ・リアリズムです。ダルデンヌ...