48歳の心を持った14歳の少年を演じた及川桃李さんがとてもいいです谷口ジローさんという方も知らず、ご当地映画だろうくらいの気持ちで観ましたらこれが結構うまくできていて面白かったです。主人公の少年時代を演じている及川桃利さんがいいんです。48歳がタイムスリップしてきたその心で14歳の少年を演じているんですが、これがまったく違和感ないんです。[toc...
原作の発行年は2003年、先取りされた未来が今来ていると考えるならもっと突っ込んで描かないと…「廃用身」そうした言葉があることも知りませんでしたが、漢字ですのでおおよその意味はわかります。久坂部羊さんの原作の映画化です。監督は吉田光希(𠮷田光希)さんです。廃用身 / 監督:吉田光希(𠮷田光希)ネタバレあらすじ最後...
この話、アメリカじゃネタにしちゃいけないってことじゃないですかね「シック・オブ・マイセルフ」のクリストファー・ボルグリ監督です。その1本を観ただけで言うのもなんですが、ちょっと世の中を斜めにみているようなところがあり、皮肉っぽい映画を撮る監督です。その目でこの映画の概要を読めばおおよそ想像はついてきます。ドラマなふたり / 監督...
おうちってなに? 交換殺人ってなに? 女性たちの連帯エンターテインメント現実ならこんなふうに終わっちゃいけないけれども映画としてはおもしろいです。それにやっぱり吉野竜平監督はうまいですね。シャドウワーク / 監督:吉野竜平(𠮷野竜平)ネタバレあらすじ「バカにしないでよ〜」...
「暁に祈れ」と同様に暴力は人間の根源的なものだと言いたいようだ…「暁に祈れ」のジャン=ステファーヌ・ソヴェール監督ですのでどうしようかと思ったんですが、ショーン・ペンさん主演ですのでそんなにはひどくはないだろうと思い見てみました。アスファルト・シティ / 監督:ジャン=ステファーヌ・ソヴェール画づらが派手でエグいものにす...
内山拓也監督に北村匠海さんと宮沢りえさんを生かすだけの術が不足している北村匠海さんと宮沢りえさんの映画だと期待したけれど、どちらもその頑張ったキャラ作りほど映画的に生きていなかったです。シナリオが悪いということでしょう。いや、というよりもプライベートに納めておくべきことなのに、そこに今の日本映画にとても重要な二人の俳優を引っ張り出したのが間違いだったとい...
卒業制作に身内の俳優でわいわいとつくる映画だと思うよ武井佑吏監督という方の商業映画デビュー作ということです。どんな映画を撮る監督なんだろうと観てみました。2017年に自主制作の1本があるだけなのに、この映画では出演俳優が実力者揃いです。どういう経緯なんでしょうね。本当にあった話(の話) / 監督:武井佑吏卒業制作的な映画...
シュールな話にできたのにと思いますが…ほぼ原作通りにつくられています。それはそれでいいことだと思いますが、ただ、この小説、そもそも面白い話じゃないですよ(ゴメン…)。こういう原作こそ、映画にしか出来ないもの(自分で考えてね…)を注入して原作を超えるものにすべきですし、この原作なら出来ると思うんですけどね。逃げろお嬢さん / 監督...
ニワトリ目線で描かれるシュールでシニカルな寓話もの面白いような面白くないような(笑)、ちょっと変わった映画でした。鶏が主役と言えば主役の映画で、鶏が人間たちの愚行を見つめていきます。いずれ地球も「鶏の惑星」になるのかも知れません。雌鶏 / 監督:パールフィ・ジョルジネタバレあらすじ雌鶏、なにかに目覚めて旅に出る...
50年前の時代設定じゃ、コメディになってしまう…MEGUMIさんプロデュース、木村太一監督で、その木村太一監督のお母さんの半生を題材にした映画とのことです。シングルマザーが力強く生きる姿といった紹介文がありますが、観てみればあまりそうした感じは残りません。FUJIKO / 監督:木村太一ネタバレあらすじもちろん主...
子育て映画ではなく、家族主義的感動(させたい)映画だった山田孝之さんがシングルファーザー? ってことで見てきました。ステップ / 監督:飯塚健始まってしばらくは、少しふっくらした印象もあり、へぇー、こういう役もいけるんだと見ていたんですが、映画が進むにしたがって、でも待てよ、この俳優さん、風変わりな役柄でもバタバタしないし崩れないタイプだよなあとい...
人物の存在感が伴わなければサボテンの花だけではドラマは生まれない「湯を沸かすほどの熱い愛」「長いお別れ」「兄を持ち運べるサイズに」と観てきている中野量太監督、結局「家族神話もほどほどに」との評価に行き着いている監督です。でもこの「私はあなたを知らない、」はちょっと違って家族をつくれない人たちの話でした。ただし、タイトルの最後が「、」で終わっており、それは...
𠮷田恵輔監督、相変わらずうまいんですが人物に余白がないかな𠮷田恵輔(吉田恵輔)監督、相変わらずうまいですね。「ヒメアノ~ル」からすべて観てきていますが、どの映画のレビューでも1度や2度は必ずうまいなあと書いていると思います。でもあまり好きなれないんですよね(ゴメン…)。理由は最後に書きますが、描いていることに対する監督本人の立ち位置ですかね。[t...
ラブストーリー要素多めのミステリー、ただプロットに穴は多い初めて東野圭吾さん原作の映画を観ました(多分…)。現在と過去の事件がかなり交錯している話ですのでストンと落ちる感じはありませんし、ミステリーというよりも最初に疑問が提示されてそれが説明されていくような映画でした。それにラブストーリー要素多めです。白鳥とコウモリ / 監督:...
人はみな孤独、そして不完全なもの大人の映画って感じでとてもよかったです。深田晃司監督の映画は「東京人間喜劇」あたりからわりと観ていますが、いまだ「さようなら」(2015年)を超える映画がないというのが私の評価で、この間の「よこがお」では「深田晃司監督は初心に帰るべき」などと偉そうなことまで書いてしまいました(ゴメン…)。ナギダイ...
少年ナニングを演じるジャスパー・ビラーベックくんの好演と広角で撮られたアムルム島の美しき風景2004年の「愛より強く」からほぼすべて観ているファティ・アキン監督、久々にいい映画を撮りました。2007年の「そして、私たちは愛に帰る」以来でしょうか。もちろんその間オムニバスを含めますと10本ほどの映画を撮っていますので完全に個人の意見ではあります。30代前半...
セドリック・クラピッシュ監督らしい感傷的でありながら楽しく観られる、ちょっと珍しい歴史もの「モモと時間泥棒」かと思いました(笑)。印象派の画家モネの時代と現代が交錯する物語で、セドリック・クラピッシュ監督らしいアイ・ラブ・Paris(フランスかな…)な映画です。テーマはシンプルですし、映画のつくりも軽やかでユーモアがあり楽しく見られます。[toc...
イタリア人のシルヴィオ・ソルディーニ監督が描くナチスものナチスものはもう結構とは思っているのですが、映画.com の紹介文の「エマの瞳」が目に入り、ん、見ている映画だなあとサイト内を検索して思い出しました。シルヴィオ・ソルディーニ監督はイタリアの方ですので、なぜ? と思い、またその映画にも悪い印象はありませんので観てみました。ヒ...
映画そのものが徒花…映画.com に「長編デビュー作「赤い雪 Red Snow」で国内外から高く評価された甲斐さやか監督」と紹介されているもののまったく知らない方でしたので早速見てみました。徒花-ADABANA- / 甲斐さやか「死」の不安、いやむしろ「生」の不安?…映画始まってすぐ、「未知なるウイルスの流行で出...
原作者打海文三さんの実体験が反映されていると知れば何も言えなくなるミステリーものかと思って観たのですがむしろヒューマンものと言ったほうがいい、障害児とともに生きることがテーマの映画でした。いい人しか出てこないなあと頭に浮かんだ言葉も、原作者の打海文三さん自身が障害児を育てられたと知りますとなるほどと腑に落ちる映画です。時には懺悔...