港に灯がともる

その思いをドキュメンタリーで撮ったほうがいいと思うけど…

語ることができない映画ですので何も書いていません。

港に灯がともる / 監督:安達もじり

ドキュメンタリーで撮ったほうがいい…

今年2025年は阪神淡路大震災から30年になります。それを機に製作された映画ということのようです。

阪神淡路大震災、在日コリアンの帰化、新型コロナウイルス、そして一言だけですが東日本大震災のことも語られる映画です。そうした中で灯(富田望生)が苦しみに苦しみ抜く話です。

ですので何も語ることができない映画です。

1995年の震災で多くの家屋が焼失し、一面焼け野原となった神戸・長田。かつてそこに暮らしていた在日コリアン家族の下に生まれた灯(富田望生)。在日の自覚は薄く、被災の記憶もない灯は、父(甲本雅裕)や母(麻生祐未)からこぼれる家族の歴史や震災当時の話が遠いものに感じられ、どこか孤独と苛立ちを募らせている。一方、父は家族との衝突が絶えず、家にはいつも冷たい空気が流れていた。ある日、親戚の集まりで起きた口論によって、気持ちが昂り「全部しんどい」と吐き出す灯。そして、姉・美悠(伊藤万理華)が持ち出した日本への帰化をめぐり、家族はさらに傾いていく――。なぜこの家族のもとに生まれてきたのか。家族とわたし、国籍とわたし。わたしはいったいどうしたいのだろう――。
公式サイト

「圧倒的な取材量を基に」ドラマ映画を作るのであればドキュメンタリーで撮ったほうがいいと思います。そのほうが思いがよく伝わるでしょう。

過剰さが効果を上げるのは一部のエンタメだけで、シリアスドラマに過剰さは禁物です。