映画の宣伝が当てにならないって話は今さら…なんですが、それにしても、わざと核心をはずして、「リスカにおよぶシシーの苦しみを見せられても、もっともっと二人に迫って描いてもらわないことには、何も浮かび上がってこないでしょう。
だって、そもそもブランドンは、妹に鍵を渡しているんでしょう? わざわざ鍵を渡している相手に、なぜ来たのだって怒るシーンを入れながら、それ以上のツッコミをしないってはどういうこと? よく分かりませんね。近親相姦に触れることへのタブー感みたいなものがあるんでしょうか…。
といったわけで、ファーストシーンのつくりが上手いこととブランドンが同僚の女性とデートするレストランの長いワンカットのシーンが興味深いことを除けば、つまらない映画でした。