グランドホテル・スタイルの王道をいっています。さらにそれをシンプルに、それほど深く個々人にこだわらず、人物配置も極めて単純化されています。
判事を引退したグレアム(ソニーは、スラムドッグ$ミリオネアのデヴ・パテルが演っています。
この後の展開は言わずもがなで、7人はインドの煩雑さにカルチャーショックを受けつつ、あれやこれや諍いもあり、笑いもあり、それでも最後はお決まりのほぼ全員めでたしめでたしのエンディングということになります。
全く予想を裏切ることもなく、安心して見ていられるというのは、これもまた映画のひとつの有り様ではあります。
それを裏付けるように、平日の昼間でしたが、いや、だからこそかも知れませんが、映画の内容と同世代の客で随分賑わっていました。