期待するも、爆走シーンやアクションもさほどではなく、CG多用(じゃないらしい)の印象。
アカデミー賞関連の記事などで、妙に「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が騒がれており、そんなにいいのかなとDVD(BD)で見てみました。
なるほど(笑)。
すでに四作目ですし、こうしたシリーズ物にしては珍しく、すべて監督が同じなんですね。ジョージ・ミラー監督の出世作とのことですので思い入れが強いのか、他の監督には任せられないのか、いずれにしても一貫した独自の世界観があるのでしょう。
ただ、想像していたのとは違って CG オンパレードで、あまり迫力はなかったです。
CG は少なく、と書かれているものもありましたが、でも、背景って、全部 CG でしょう。それにデジタルで何というのか分かりませんが、早回しやコマ落とし的な映像処理はされていますし、シャーリーズ・セロンの片腕も映像処理で消されています。
こうしたアクションものに対して、DVD(BD) 視聴でどうこう言うのは反則かもしれませんが、車の暴走シーンやアクションシーンも単調で飽きます。それに時々入る、人間同士が目で思いを交わすシーンや情緒的なシーンがブレイク・タイムのようでやや中途半端、いっそのことなくしてしまえばいいのにと思います。
ただ、これ非難の意味ではなく、まあ普通かなという意味でして(笑)、一作目の「マッドマックス」を見てみたくなったという点では興味をそそられたということです。
シャーリーズ・セロンさん、いろんなことやりますね。
私は、「モンスター」や「あの日、欲望の大地で」とかのシリアス系のほうが好きですが。