考え過ぎであればいいのですが、何だか上から目線で差別意識を感じます。そんな映画じゃない?
いくら何でも「神様メール」はないよな、などと憤慨(笑)しながらググってみましたら、邦題を考えた配給でしょうか、宣伝プロデューサーのインタビューがヒットしました。
まあ、人のセンスをどうこう言っても始まりませんが、ずれているのは間違いないですね(笑)。
それに、そもそも媚びタイトルだと思います。普通に「新☆新約聖書」でいいんじゃないの?
最高にハッピーな結末に、欧州各国で熱狂的指示を得た痛快!ミラクル・コメディ!予想できない展開と、この上なく愛おしくて壮大な、圧巻のラストシーン
ジャコ・バン・ドルマル監督の映画は始めてです。「トト・ザ・ヒーロー 」「八日目」、タイトルを知っている程度です。
こう言っちゃなんですが、これだけの才能があるのなら、もう少し違った方向へ向けた方がいいんじゃないでしょうか。
見方に素直さが足りないと言われそうですが、何だか、上から目線的で嫌ですね。それに、なぜ神さまを島流しにする先がウズベキスタン? 欧州人に潜在的な差別意識があるんじゃないの、と言いたくなります。
まあ、それはともかく、話は面白くないのですが、いろんな俳優さんが出ていて楽しめました。
カトリーヌ・ドヌーヴさんは言うまでもありませんが、神さまのブノワ・ポールブールドさんは「チャップリンからの贈りもの」などたくさん見ています。狙撃手フランソワ役のフランソワ・ダミアンさんは、かなりお勧めの「タンゴ・リブレ 君を想う」、天使エアのピリ・グロワーヌさんは、分かりませんでしたが「サンドラの週末」に出ていたそうです。女神役のヨランド・モローさんも何か見ていますね。
「神様メール」のタイトルで、またアニメかコミック原作の日本映画かとスルーしていたのですが、ふと解説的なものを読んで、え?ぶっ飛んでる映画なんだ!?と期待を持って見に行ったのですが、残念な結果でした。
でも、一本見ただけで決めつけるのもよくありませんので、他の作品も見てみましょう。