イレブン・ミニッツ/イエジー・スコリモフスキ監督

78歳とは思えない映画、いや巨匠と言われる78歳だから撮れたのでしょう。

イエジー・スコリモフスキ監督、1938年生まれの78歳です。

とても78歳の映画とは思えません。人間、年をとれば枯れるというわけではありませんので、年齢なんて関係ないといえばその通りなんですが、いきなりスマホ(っぽい)映像から始まったり、7,8組でしたか、無関係の人間たちの同時刻11分間の映像を切り刻んで編集してみたり、もちろん編集担当は別にいるのですが、それでも相当頭がクリアじゃないと整理できないでしょう。

その年齢の自分を想像してみても…、嫌ですね、こんな面倒なこと考えたくありません(笑)。

リアルタイム・サスペンスの傑作!午後5時に始まり5 時11 分に終わるこの物語は、大都会に暮らすいわくありげで見ず知らずの人々に起こる11分間のドラマをモザイク状に構成した、監督初の群像劇。前代未聞、驚愕のラスト・シーン、起承転結のあるストーリー、詳細な心理描写、背景説明などを一切排し、使い古されたサスペンスという定番ジャンルの様式を、掟破りでラディカルなチャレンジ精神で突破した。(公式サイト

と、すごいなあと思いつつも、映画は面白くありません(スマソ)。

やっぱり無理ですよ。登場人物すべてがとにかく曰く有りげになのに、映画は、その曰くが一体何なのかと解き明かすようには作られてはおらず、何やらごちゃごちゃしているだけにも見え、ただ、いずれ何かに、どこかに、収斂するんだろうと、ただそのことだけを待っての60分は、やっぱり耐えられません。 

で、予想通り、すべての人物(多分)が、ある一か所で、あることに巻き込まれて事が終わるとなれば、ひとこと、まあそりゃそういうことも起きるわさ、と言うしかありません。

イエジー・スコリモフスキ監督の映画は、(多分)「アンナと過ごした4 日間」「エッセンシャル・キリング」しか見ていませんので、これら三作に限って言えばの話ですが、特徴的なスタイルがない監督ですね。この三作の前は、17年間、映画を撮っていないようですので、もうやりきった感があって、この三作はおまけみたいなものかもしれません。

ベルリンやカンヌの受賞作を見てみようかな?

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