馬々と人間たち/ベネディクト・エルリングソン監督

面白い映画ですが、みんなが双眼鏡持ってる村に住むのはちょっと…(笑える)

馬々と人間たち [DVD]

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いやあ、とても新鮮な感覚の味わえる映画です。おおらかだけれども大胆、そんな北欧の映画に多い、これもアイスランドですので北欧なんですが、自然と人間、そして馬たちが一体となっている感じがします。


『馬々と人間たち』予告編

それにしても馬のシーンはどうやって撮ったんでしょうね。馬が倒れたりする場面は訓練された馬なら出来るみたいな話は聞いたことはありますが、さすがに交尾のシーンはどうしたんでしょう? 馬に人が乗った状態ですからね。実際に交尾しているわけではなく、前足をかけた体勢をとらせて撮っているのでしょうか?

公式サイトのインタビューでも詳しくは明かしていません。

独身男コルベイン(イングヴァル・E・シグルズソン)は子持ちの未亡人ソルヴェーイグ(シャーロッテ・ボーヴィング)に惹かれ、彼女も彼に惹かれている。しかし、村中がこの恋の発展を興味津々で見守るなか、なんと、馬同士の愛が先を越してしまう。コルベインはショックの余り、ソルヴェーイグすら眼中になくなる。果たして二人の恋の行方は? そして禁断の愛に身を焦がしたグラウーナとブラウンの運命は……!?
ヴェルンハルズルはウォッカが大好きで、彼の馬ヤルプルはご主人さまのことが大好き。ヴェルンハルズルはウォッカを手に入れるため、ヤルプルに乗って冷たい海に飛び込み、ロシアのトロール船を目指すのだが……。
エーギットールは新しい有刺鉄線の柵を作ったばかり。しかし、馬を柵に入れることが大嫌いなグリームルは、愛馬スキヨーナとスキヨー二を連れ、その柵を壊して回る。馬に乗ったグリームルとトラクターに乗ったエーギットールの追跡劇の意外な結末とは……。
スウェーデン出身の若いヨハンナは牝馬ロイズカを気に入り飼おうとするが、自由の好きなロイズカは数頭の仲間とともに逃走する。ヨハンナはたった一人で捜しに行くのだが……。
ヨハンナの見事な手綱さばきに惚れたのは、旅する青年フアン・カミーリョ。彼女に影響されたフアンは、グリームルの息子オリが主催する乗馬観光に参加する。しかし、割り当てられた馬オールド・レッドは疲れきって皆から遅れをとってしまう……。(公式サイト

冒頭、コルベイン(イングヴァル・E・シグルズソン)がグラウーナ(牝馬)に乗って駆けるシーンがあり、どことなく馬のかけ方が違ってみえたのですが、アイスランド馬という純血種(?)なんですね。サラブレッドを見慣れている目には、前足の進め方が力強いというか、不思議な感じでした。

とにかく楽しい映画でした。こういう映画は何を読んでも見てみないと分からないと思いますので是非ご覧ください。