このろくでもない世界で

よくわからない映画でした…

韓国のキム・チャンフン監督、長編デビュー作のこの映画が昨年2023年のカンヌ国際映画祭ある視点部門に出品されています。

このろくでもない世界で / 監督:キム・チャンフン

物語がよくわからない…

  • 18歳のヨンギュは実の母親と再婚相手の男とその娘ハヤンと暮らしている
  • ハヤンは学校でいじめられている(画がないのでわからない…)
  • ヨンギュがいじめの加害者を殴り、300万ウォンの示談金を請求される
  • ヨンギュは貧困家庭である上に母親の再婚相手の男のDVにあっている
  • たまたま出会ったチゴンという裏社会の男が300万ウォン出してくれる
  • チゴンはバイクの窃盗団を率い、高金利の金貸しをやっている
  • ヨンギュはチゴンを訪ね、窃盗団の仲間になる
  • チゴンはヨンギュを弟だと言い、目をかけてくれる
  • チゴンにはチュンボムという親分がいる
  • チョンボムの息子(じゃないかもしれない…)が議員に立候補する

というあれこれがあり、後半は無茶苦茶混乱します。

  • 議員に立候補した息子が裏切る
  • ヨンギュはチョンボムからチゴン経由で息子(じゃないね…)を殺せと命じられる
  • ヨンギュがバイクで転倒する(よくわからん…)
  • ヨンギュはチゴンにハヤンを人質として差し出す(はっ?…)
  • ヨンギュとチゴンが殺し合い、結局、チゴンは自らヨンギュに殺させる
  • ヨンギュが家へ帰ると母親がDV男に殺されている
  • ヨンギュとハヤンはバイクで逃亡する

という映画です。わかんないでしょ(笑)。

とにかく、中途半端なシーンが多いですし、シーンの切り替えもよくわかんなくて気持ち悪いです。

これが韓国ノワールなのかな…

韓国ノワールってものを見たことがない(多分…)のですがこういう映画のことなんでしょうか。

貧困、犯罪、暴力、裏社会、政治腐敗、確かに要素はそろっています。

でも、貧困と言っているだけでなにゆえ貧困なのか語っていませんし、ヨンギュも始終バタバタとしていますがそれに見合うだけの切迫感がありません。

チゴンを演じているソン・ジュンギさんはクールを決めていていいんですが、せっかくの耳の切れた子どもの話もチゴンの耳とうまく結びつかずもったいないです。シナリオがよくないですね。

ラストシーンのヨンギュとハヤンの逃亡シーンは実はラブストーリーだったということなんですかね。

とにかくよくわからない映画でした。

結局のところ、あれこれぶち込みすぎているために映画に軸がないということだと思います。