ウォシャウスキー兄弟は姉弟になったんですね
群像劇ってのは難しいですし、それがさらに違う時代にまたがっており、さらにそこからひとつの物語を紡ぎ出すなんて、よほどの天才でなくちゃ無理でしょう。
19世紀から文明崩壊後までの異なる時代に舞台を置いた6つの物語をグランドホテル形式で描き、キャストは一人につき複数の人物を演じ、各エピソードにより主役が脇役を演じ脇役が主役を演じるという、複雑な手法が取られる。(google)
といううたい文句に惹かれて見てきました。さらにマトリックスを見たことがなくウォシャウスキー姉弟(元兄弟)監督にも興味がありましたし、さらにトム・ティクバ監督も加わっているという期待倍増の映画です。
やはり無理でした(笑)。
最初は、それぞれの話が1分程度で切り替わっていくという何が何だか分からない展開(編集)にわくわくしながら見ていたのですが、いつまでたっても編集はその手法のまま、何となく見えてくるメインテーマも陳腐な香りが漂い始め、ネオソウルなんてものが出てきた日にゃ、ブレードランナーかい?なんて突っ込みも入れたくなり、ラストシーンなんて、やっぱりそう来るよねとトム・ハンクス主演に妙に納得してしまった映画でした。