石井隆監督の映画は結構DVDで見ているのですが、映画館へ足を運んだのは初めてです。それと言うのも、キネ旬の映画紹介欄で、誰だったかは覚えていない(というか見ていない)のですが、3人とも星4つか5つつけて、内一人の「石井隆の最高傑作!」なんてコメントにつられてしまいました。
キネ旬の星が信用できないというのは今に始まったことじゃありませんので、どうこう言っても仕方ないのですが、コラッ!
それにしても、エロいと言うより、激しくイタイ映画でした。ビシッ!バシッ!と甘くない鞭の音が絶えませんでした。映画だからと思いつつも、何でこんなの撮るのかなあなんて思いながら、唯一救われたのは、壇蜜の不思議な魅力(?)を発見できたことです。
何て言うんでしょう、全く無表情なんですが、かといって冷たさではなく、妙な包容力というか、受容力というか、何でも許してくれそうな、暖かみとも違う、多分この人ホントにいい人なんだなと思わせる、そんな感じです。
映画は、石井隆監督にしては単純すぎます。