リュック・ベッソン監督、こういう映画もバランスよくうまく撮るんですね(笑)。2011年の映画です。当時、ミシェル・ヨーさんが脚本に惚れ込み、映画化をリュック・ベッソンに頼み込んだみたいな話が流れていたと記憶しています。リュック・ベッソン監督の映画はほとんど見ていますが、伝記ものですし、その頃は監督よりもプロデューサー業に力を入れているような感じでしたので、結局見ることもなく今になっていました。
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今でもそうでしょうが、2011年というと、スーさんは更なる政治的混乱の中にいたわけですから、その人物を映画化するというのも結構難しいものがあったのではないかと思います。
ですが、さすが!(笑)リュック・ベッソン監督、プロデューサーの経験が豊富ということもあるのでしょう、バランスよく作られており、政治的なことと夫婦愛、家族愛の物語をうまくまとめられ、違和感なく、嫌みなく、いい映画に仕上がっていました。
アウンサン・スー・チーさんを演じたミシェル・ヨーさん、相当惚れ込んだ企画なんでしょう、かなり力(肩の力ではない)が入っている感じです。動きや雰囲気が、報道などで見るアウンサン・スー・チーさんそのものですし、横顔など、時に本人?と思うところもあったりします。ビルマ語も、英語のなまりまでをも研究マスターしての演技とのことです。
ところで、昨年でしたか、スー・チーさんが来日されていましたが、最近のミャンマー情勢はどうなっているんでしょう? ニュースでも目にすることが随分少なくなり、良い方へ向かっているといいのですが…。