女性が持つ、あるいは女性しか持つことができない心の奥底に渦巻く表現し難い何ものか 「ビューティフル・デイ」のリン・ラムジー監督、その前の「少年は残酷な弓を射る」や「モーヴァン」も観ていますが書かなかったみたいです。その二作の映画はもうほとんど思い出せませんのでそれだけ強い印象はなかったということだと思います。かなり寡作な監督で、撮る環境が整わないのか、この...
50年前の時代設定じゃ、コメディになってしまう… MEGUMIさんプロデュース、木村太一監督で、その木村太一監督のお母さんの半生を題材にした映画とのことです。シングルマザーが力強く生きる姿といった紹介文がありますが、観てみればあまりそうした感じは残りません。FUJIKO / 監督:木村太一ネタバレあらすじもちろん主...
オクサナ・シャチコというアーティスト、アクティビスト、アナーキストを知るいい機会になった これはかなり上級者向けの映画ですね(笑)。オクサナ・シャチコとはどういう人物かを教えてくれるわけではありませんし、ちょっと事前情報を入れておこうと経歴を読んでおいたところで、そもそも映画が何をやろうとしているのかうまく伝わってきません。オクサナ・シャチコを個人的に知っ...
「海辺の彼女たち」の藤元明緒監督、ロヒンギャ難民を撮ってみたが… 2021年に「海辺の彼女たち」という映画を観ている藤元明緒監督の最新作、ロヒンギャの姉弟が難民キャンプからマレーシアの親族を頼って密航する様子を描いたドラマです。様子、まさしく様子でしかない映画です。ロストランド / 監督:藤元明緒映画的技術が足りない...
レイチェル・マクアダムスさんあっての映画ですかね 何度も見せられた予告編の印象が無人島での立場逆転ものでしたのでスルーやねと思っていたのですが、ウィキペディアを読んでみましたらかなりハチャメチャで面白そうと見てみたら…。HELP/復讐島 / 監督:サム・ライミネタバレあらすじまあ普通に無人島での立場逆転ものでした(...
ブラック・ボックス・ダイアリーズ。海外ターゲットのようだ… 伊藤詩織さんに対する性的暴行事件についての経緯を伊藤詩織さん自身が監督した映画です。事件そのものもそうですが映画公開に当たっても問題発生ですんなりといっていないようです。Black Box Diaries / 監督:伊藤詩織事件のこと事件が起きたのは201...
人々が交差する街、イスタンブール レヴァン・アキン監督はスウェーデン生まれのジョージア系スウェーデン人です。前作の「ダンサー そして私たちは踊った」はジョージア国立舞踊団の団員たちの話で全編ジョージア語でした。今回の「CROSSING 心の交差点」もジョージアの女性がインスタンブールへ姉の子どもを探しに行くという話です。自身のルーツへの思いが相当強いという...
あの穴蔵は CG ではなくシチリア島の地下にある岩塩鉱山の実写とのこと… この人たち、こんな穴蔵で、いがみ合ったり、慰め合ったり、褒め合ったり、けなしたり、それに歌ったり踊ったり、いったい何やってんでしょうね(笑)という「アクト・オブ・キリング」のジョシュア・オッペンハイマー監督の2024年の映画です。THE END(ジ・エンド)...
カトリーヌ・ドヌーブさんと堺正章さんが幽霊になるお話し… 「カトリーヌ・ドヌーブ、竹野内豊、堺正章、風吹ジュン」これ、どういうキャスティング? それにエリック・クー監督って誰? という不思議な映画です。SPIRIT WORLD スピリットワールド / 監督:エリック・クーネタバレあらすじエリック・クー監督特...
映画と言葉の関係はどうあるべきか… 今年2025年のベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した「DREAMS」のダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督の「SEX」です。もう1本の「LOVE」と合わせて最初から三部作として製作されており製作年もすべて2024年になっています。SEX / 監督:ダーグ・ヨハン・ハウゲルードネタバレあらすじ...
所詮、愛もセックスも不可解で曖昧なもの… 今年2025年のベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞している映画が地味な宣伝のまま公開されています。三部作と位置づけられているらしく、他の「LOVE」「SEX」と合わせて「オスロ、3つの愛の風景」と括られたその一作「DREAMS」です。DREAMS / 監督:ダーグ・ヨハン・ハウゲルード...
北アイルランドのZ世代はアイルランド語を弾丸にして自由のために戦う… 映画では久しく耳にしなかった IRA という名称が登場します。過去の激しい武力闘争を少しでも知っていますと隔世の感があります。そうした時代の変遷を「Kneecap」という実在の北アイルランドのヒップホップグループの実体験を織り交ぜて描いている音楽映画です。主演の3人はその「Kneecap...
大人たちは13歳の少女のレイプ被害事件をリベンジスリラーともてはやす… 映画紹介を読んでいましたらリベンジスリラーの言葉が飛び込んできましたのでスルーしそうになったのですが、続けて「オーバー・ザ・ブルースカイ」が目に入り、これは見なくっちゃとなった映画です。MELT メルト / 監督:フィーラ・バーテンス13歳のレイプ被害...
面白いところもありますが、二匹目のドジョウはいないということでしょう… 「トップガン マーヴェリック」と同じ製作陣とのことで見てみました。それにブラッド・ピットさんのからからと笑う声にひかれてです(笑)。F1®/エフワン / 監督:ジョセフ・コシンスキーブラッド・ピットさんでもってるかな…面白かったのですが、「トッ...
アキ・カウリスマキ監督「枯れ葉」風のメロドラマ… フォーチュンクッキーってなんだったっけ? と、知っているのに思い出せないような気がしたのは多分 AKB48 の「恋するフォーチュンクッキー」が浮かんだんだと思います(笑)。当然ながら映画の内容にはまるで関係ありませんし、実際にこれがフォーチュンクッキーなんだとあらためて知った映画です。...
ベタな余命ものラブストーリーだった… 余命ものラブストーリーの気配があり、ちょっと迷ったのですが、「ブルックリン」のジョン・クローリー監督ということでポチッとしてみました。それにしてもクローリー監督、9年ぶり? と思いましたら、2019年に日本では劇場未公開ですが「ザ・ゴールドフィンチ」という映画を撮っているんですね。We Liv...
MAAKIII さんフィーチャーの映画ですかね… タイトルもヴィジュアルも学生の卒業制作を思わせる地味さですが、唐田えりかさんの名前を目にし、また、映画.comの「難解な舞台劇を上演するために集められた4人の女優を主人公に、稽古から舞台本番までの4日間をドキュメンタリータッチで描いた」との紹介に興味をそそられた映画です。Page3...
子どもをダシにしてはいけない… 予想通りの映画でうんざりしました。内容にうんざり以前にこういう映画を撮る大人たちにうんざりです。以下、この映画を評価されている方は気分が悪くなるかも知れませんので退出していただいたほうがいいかも知れません。Playground 校庭 /監督:ローラ・ワンデル子どもをダシにしてはいけな...
スポーツにおけるイラン当局の理不尽さを描いているが映画としては単調で一本調子… タイトルが TATAMI ですし、メインヴィジュアルを見ても柔道の話だとわかります。柔道では IPPON とか WAZAARI とか MATE など競技用語が日本語ですので TATAMI もそのひとつなんでしょうか(未確認…)。TATAMI / 監督:...
感傷的にならないよう過剰さを避けてつくられたいい映画… マレーシアと台湾の合作となっていますが、映画の舞台はクアラルンプールですし、監督もマレーシアのジン・オング監督です。現在50歳くらい、自分の制作会社を持っており、IMDb によればプロデューサーとして3作品、そしてこの映画が初監督作品です。社会の底辺に生きる人々を描いた映画ですが、感傷的になら...