るろうに剣心/大友啓史監督

佐藤健くんの、首から上を少し前に倒しての流し目線がいいですね。ファンになりそうです(笑)。今年の初めだったと記憶していたのですが、ググってみると、昨年2月だったのでしょうか?

テレビで、佐藤健くんが台湾で大人気という話題を見て、その時の佐藤くんの照れくさそうな振る舞いがなかなかの好印象で、「へぇー」と思いつつ、「るろうに剣心」でも見てみようと思ったのがきっかけです。

で、「るろうに剣心」と「るろうに剣心 伝説の最期編」の2本を見てみました。なぜ、「るろうに剣心 京都大火編」を見ていないかは、3本出ていることを知らず、借り忘れてしまっただけです。

いやー、面白いですね!

アクション系の映画はほとんど見ませんので比較することも出来ませんが、私の感覚ではかなりレベルが高いです。殺陣も素人くささが全くなく、スピード感も文句なく、見応えがあります。撮影と編集がうまいんでしょうね。もちろん、俳優さんの力は当然のことで、それがなければごまかしようもないとは思います。

キャラクターへのこだわりは相当強いようですね。

佐藤健くんの「緋村剣心」の佇まいとか、悪役の武田観柳(香川照之)や志々雄真実(藤原竜也)とか、多分その他のキャラクターもそうなんでしょうが、マンガもアニメも見たことがない私でも、相当力入ってるわと感じます。

佐藤健くんの、首から上を少し前に倒しての流し目線がいいですね。ファンになりそうです(笑)。あれは地なんでしょうか、演出上のキャラづくりなんでしょうか?

物語は、青春ものやら復讐ものやら人情ものやら、過去の類型的なストーリーの組み合わせですから、特別新鮮さはないのですが、アクションの面白さとキャラクターの完成度の高さ(多分)で見応えのある映画になっています。

大友啓史監督は NHK 出身の方なんですね。

アクションものをほとんど見ない私に思いつく、それ系の映画を撮る日本の映画監督は三池崇史監督ですが、比べていいのか悪いのか、大友監督ははるかにうまいです。