それにしても、なぜアフン(ホン)は郵便屋さんと結婚しちゃたんでしょう?
「恋恋風塵」、DVDでしか見ていませんので、デジタル・リマスター版でのリバイバル上映ということで見に行きました。
デジタル・リマスター版というものが、具体的に何を指すのかよく分かりませんが、字幕はDVDと同じですね。新しいバージョンというわけではないようです。
DVDを見た時に、ネットで流れていたものと字幕が違うことに気づき、DVDの字幕はよくないなあと思った記憶があります。
1960年代末。幼馴染の少年アワンと少女アフン。アワンは成績優秀だったが家が貧しく、台北に出て働きながら夜間学校に通っている。アフンも一年遅れて台北に来て働き始めた。二人の絆はさらに強くなり、何時しかお互いに愛情を抱くようになる。しかし、アワンは兵役につかねばならなくなり、金門島に配属される。二人は手紙を送りあうことで互いの近況を確認しあうが、いつしか、アフンからの手紙は届かなくなり…(公式サイト)
やっぱり、この字幕、分かりにくいですね。初見ですと、うまく入っていかないのではないでしょうか。
それにしても、1987年の映画ですから、30年前ですか…。
ワン(アワン)役の王晶文さんは、2014年2月26日に亡くなっているんですよね。ホン(アフン)役の辛樹芬(シン・シューフェン)さんはどうしているのか、とググってみましたら、日本語のサイトでは消息不明なんて情報もありますが、その他中国語のサイトが分かる方がいたら教えてほしいですね。
こういう映画は、見るたびにその良さが記憶に積み重ねられていく映画です。
ホンが働く洋裁店にワンがやってきて格子越しに言葉をかわすシーン、いいですね。そこにホンが結婚することになる郵便屋さんがやってくるんです。その時、誰も3年後のことなど知るはずもないという…。
ワンがベッドを殴打しながら慟哭するあのシーンの後、夕暮れの風景をパンする映像、ああ切ない…。
それにしても、なぜホンは郵便屋さんと結婚しちゃたんでしょう?