ハート・オブ・ドッグ 〜犬が教えてくれた人生の練習〜

ローリー・アンダーソン、愛と死を語るという感じ

現在では、パフォーマンスという言葉は、ほぼ正しい意味あい、能力や出来栄えや公演といった意味で使いますが、70年代、80年代には、パフォーマンスアートのことを指していたと思います。

ローリー・アンダーソンは、その時代の代表格ではないかと思いますが、その音楽を初めて聞いた時は結構インパクトがありました。

多分、CDではなく、レコード(笑)を持っていると思います。

監督:ローリー・アンダーソン

NYのアートシーンで70年代から活躍し続ける音楽家ローリー・アンダーソン。本作は彼女と夫ルー・リードが飼っていた愛犬ロラベルとの日々を通して「愛と死」「アメリカの今」を綴ったシネマ的エッセイ。幼い日の記憶、他愛のないビデオ日記、母への複雑な感情、愛する人との別れや思い出の断片が、過去と現在、現実と空想を超えたコラージュのように、ときにユーモラスに、ときに抒情的に描かれます。(公式サイト

人であれ、動物であれ、愛するものの「死」は、残された者の様々な記憶を呼び覚ますんですね。

内容は上の引用の通りであり、幼い頃の記憶から9.11以降のアメリカまで様々な事柄が、(他人には)脈絡なく提示されますし、映像も相当コラージュされており、何が映し出されているか判別も難しい部分もあり、この映画を言葉で語るのは難しく、見て感じるしかないとは思います。

本人のナレーション、というより、その言葉自体もパフォーマンスアートの要素ですが、あ、これ覚えておこうと思っても、だめですねえ、すっかり忘れています。引用もありましたが、(多分)本人の言葉でいいのがありました。

ルー・リードもワンカット写っていました(多分)。

そうですね、もう亡くなっていましたね。ルー・リードが亡くなった後に、ローリー・アンダーソンが「ローリング・ストーンズ」誌に寄稿した内容が紹介されています。デートや結婚の話が可愛いですね。


Bright Red

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トランスフォーマー

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