井上魅夜さん(すず)を見に行ってきた
日本のドキュメンタリーはあまり見ないのですが、井上魅夜さんという、以前読んで感動した「化粧男子 男と女、人生を2倍楽しむ方法」の著者が出ているということで見に行きました。
初日の1月20日には舞台挨拶にみえていたんですね。知りませんでした。
え? 井上魅夜さんって、今、名古屋でお店やってるんですか?
若衆bar やまと男ノ娘 (@bar_onoko) | Twitter
監督:小野さやか
映画ではよく分かりませんでしたが、東京なのかな? お店やっていて、借金抱えて、どこかへ逃げて(笑)、朝の9時から20時まで派遣で働いて大変とか言っていたんでしたっけ? その後、名古屋でお店出したってことなんでしょうか、タフですね。
その井上魅夜さん、あらため、今はすずさん?でいいのかな、著作どおりのキレがよく魅力的な人ですね。
残念ながら、公式サイトには出演者のプロフィールなどがありませんので、今思い返しても、あれは誰だったっけ?状態なんですが、映画.com によりますと、8人のセクシャルマイノリティ(と本人たちも自認しているよう)を追ったドキュメンタリー、というよりインタビュー集の映画です。
それぞれの人物がつかみづらい映画ですね。
おそらく、そうじゃなく、全体として何かを撮りたかったんだろうとは思いますが、正直なところ、ぼんやりしていてよく分からない映画です。
どういうことかと言いますと、ほぼほとんどのシーン、監督が被写体に対して、さあカメラに向かって何かアピールしてって言っていますよね。監督が何を撮りたいと思っているのか、何を見たいと思っているのか見えてこないのです。
こういう人がいます、こんなことがあります、さあ、皆さん、見てください、って言われているような感じといいますか、報道的なドキュメンタリーといいますか、このまま Eテレで放映できますよね。
これ、批判的に言っているわけではなく、単に個人的な好みの問題なんですが、海外のドキュメンタリーってドラマとの線引きがほとんどないですよね。そういう映画が好きというだけです。
わざわざ映画館に足を運ぶわけですから、つくりての、監督の意識の流れを見たいと思います。