映画じゃなかった、NHKドラマの再編集版でした…
村上春樹さんの『神の子どもたちはみな踊る』が原作の映画でこの豪華な出演者はどういうことだ? と、それにあまり宣伝されていないなあと思い見てみたら…

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これ、映画じゃないです…
映画じゃなかったです(涙)。NHKのドラマの再編集版(だと思う…)でした。
このサイトを見ますと全4話のドラマだったようで、その画像とあらすじを読みますとこの映画(じゃないんだけど…)とまったく同じですね。1話1時間、計4時間を2時間10分に短くしただけということでしょう。
「地震のあと」とのタイトルですので、1995年1月17日の阪神・淡路大震災と2011年3月11日東日本大震災によって傷ついた人々を描きつつ、2025年の話ではカエルくんと片桐さんが架空の東京地震を防ぐ様をファンタジーで見せて、最後はがんばれニッポンで締めていました。
はっきり言って、これを映画として映画館で上映するのは無理です。
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『神の子どもたちはみな踊る』
村上春樹さんの本は『ねじまき鳥クロニクル』までのすべてと『1Q84』『ドライブ・マイ・カー』を読んでいます。別に好きというわけではなく、なぜそんなに人気があるんだろうと気になったからで、結局、喪失感というものをベースにしたファンタジーかつロールプレイングですので感情移入しやすいんだろうという結論にいたりました。
この『神の子どもたちはみな踊る』は読んでいませんが、短編は長編と違い、『ドライブ・マイ・カー』もそうだったように、またちょっと雰囲気が違うようです。
原作は6編の短編集で、この映画(じゃないけど(くどいか(笑))…)はその中から4編をドラマ化しているようです。下の1、2、3、5で、順番もそのままです。
- UFOが釧路に降りる
- アイロンのある風景
- 神の子どもたちはみな踊る
- タイランド
- かえるくん、東京を救う
- 蜂蜜パイ
ところで、この『神の子どもたちはみな踊る』はアメリカで映画化されたことがあります。
2008年、もう17年前です。まったく記憶していませんし、上のブログでも映画そのものが村上春樹的だとは書いていますが、内容にはまったく触れていません。
映画化したくなる何かがある小説なんでしょう。
ということで、製作費の回収みたいなことはやめてほしいですね。