ギヨーム・ブラック監督、どこへ行く…
知る人ぞ知る(笑)ギヨーム・ブラック監督です。この映画が最新作になるようですが、わずか40分のドキュメンタリーです。
ギヨーム・ブラック監督どこへ行く…
初ギヨーム・ブラック監督がこの映画ですとこれでさようならかもしれませんね(ゴメン…)。
「宝島」以外、公開されている映画はすべて見ていますが、この「リンダとイリナ」は映画として見るにはちょっと無理があります。ギヨーム・ブラック監督やフランス映画の研究者が一連の中の一本としてどういう位置づけにあるかぐらいしかこの映画見る意味はないでしょう。
何も知らずに見ますと何をやってんだかよくわかりません。まあそうは言っても、なんとなくフランスの女子高校生の友情物語だなとはわかってきますが、どちらがリンダでどちらがイリナかもよくわからないままに進み、結局最後までよくわからないままに終わります。
なにせ原題は「Un pincement au coeur」で Google翻訳にかけますと「心の痛み」と出ます。どちらがリンダでどちらがイリナなんてことはどうでもよく、というわけでもありませんが、リンダは転校を繰り返しており、転校したら2週間で前の友達はブロックしてしまうと言うもんですから、イリナがショックを受けるというのがドラマ的と言えばドラマ的な映画です。
で、その「心の痛み」が次なるドラマを生むかと言いますと、現実がそうでもないように、リンダは私は思ったことをすぐに口に出してしまうと後悔し、それをわかってかどうかはわかりませんが、イリナもそれで友達関係を断ってしまうわけでもなく、2人(実は3人…)でビーチでの夏季休暇を楽しむのです。ギヨーム・ブラック監督はビーチ好きです。
エンドロールではフランソワーズ・アルディの「L’Amitie(友情)」を使っていました。
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ところで2人共に母子家庭(かどうかははっきりしない…)で、父親とは疎遠であるというのもなかなかのものだなあと思いながら見た映画ではあります。そのあたりのところは原語で理解できないと細かいところはよくわからない映画です。
ギヨーム・ブラック監督の過去作品…
ギヨーム・ブラック監督の過去の映画。
- 女っ気なし 遭難者
- やさしい人
- 7月の物語 勇者たちの休息
- みんなのヴァカンス
ギヨーム・ブラック監督、どこへ行く。どこへ行く?