ネタバレ ヴァネッサ・パラディがマチューと父と結婚したって!?
映画内容は公式サイトのストーリーを読めばおおよそ想像がつくと思いますが、その想像以上のものはありません(ペコリ)。
そのストーリーから概要です。
パリの主要ターミナル北駅。
「ご自由に演奏を!」 そう書かれたピアノに向かう一人の青年、マチュー・マリンスキー。ある日、マチューがピアノを弾いていると、足を止めた男が一人。パリの名門パリ国立高等音楽院でディレクターを務めるピエール・ゲイトナーである。
その後、警察に捕まったマチューに手を差し伸べたのは、マチューの才能に強く惹かれたピエールだった。音楽学院での清掃の公益奉仕を条件に釈放されたマチューは、ピエールからピアノのレッスンを受けるよう言い渡される。マチューをピアニストに育て上げようとしたのだ。最初は望まないレッスンに反抗的な態度だったが、ピエールの進退を賭しての熱意に動かされてレッスンを続けることになる。
そして、マチューは国際ピアノコンクールの学院代表に選ばれる。課題曲はラフマニノフの「ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調」。
コンクールまで4か月、人生をかけた戦いが始まる。
で、その4ヶ月、大きな困難が待ち受けているかと思いきや、マチューが腱鞘炎に…って、そりゃ大変なことだとは思いますが、医者から3週間はピアノ禁止とか言われて、ただそれだけです。その次のシーンはもうコンクール間近、何も過剰に盛り上げろとは言いませんが、これではダイジェスト版でしょうと言いたくなります。
そしてコンクール、直前にピエールの妻から出場するのはやめてと言われてやめてしまいます。ピエール夫妻は、ピアニストを目指していた15歳の息子を白血病で亡くしています。マチューは、その妻にあなたは息子の代わりにはなれないと言われてやめてしまうのです。
で、もちろん映画ですから、最後にはマチューはコンクールに出場します。映画がそのきっかけに使っているのが、弟の交通事故です。瀕死の重傷、駆けつけるマチューと母親、重い空気が流れる中、母親はマチューに行きなさいと言います。素直にコンクールに向かうマチュー。
オイ、オイ、ピエールの妻の言葉はどうなったの? と、こんなところでツッコミを入れても意味のない映画です。
コンクールで優勝したかどうかは描いていませんが、会場はスタンディングオベーションです。その後、おまけがついていました。6ヶ月後、マチューのニューヨーク(だったかな?)でのコンサートです。それを企画したのはピエール、その劇場か何かの芸術監督に就任しています。
オイ、オイ。
という映画でした。
ところで、このマチューをやっているジュール・ベンシェトリさん、1998年生まれですから現在20歳くらいなんですが、父であるサミュエル・ベンシェトリ監督の「アスファルト」でイザベル・ユペールさんのシーンの相手役をやっていた少年なんです。当時16歳くらい、大きくなりました(笑)。
この「アスファルト」、チョウ、チョウ、超おすすめ映画なんです(笑)。
二度も見てしまいました。
で、さらに話はそれますが、そのサミュエル・ベンシェトリ監督、その後、何か撮っていないのかなあとググっていましたら、なにー!
あのヴァネッサ・パラディさんと結婚していました。
実は、ヴァネッサ・パラディさんもファンなんです(笑)。
といっても、一年前のことなのに結婚のことも、その相手がチョウを3つもつけるおすすめ映画のサミュエル・ベンシェトリ監督であることも知らなかった程度なんですけど…(涙)。
そのサミュエル・ベンシェトリ監督の映画「Chien (2017)」とか、どこかやってくれないですかね。主演がヴァンサン・マケーニュさんが主演だってのに…(涙)。