そんなには褒めないよ。映画評

ネタバレレビュー・あらすじ・評価・感想

ホーム / ら行 / レ・ミゼラブル/トム・フーパー監督

レ・ミゼラブル/トム・フーパー監督

平日の昼間にもかかわらず満席でした!

2013/02/01

いきなり出だしで引いてしまいました(笑)。奴隷(に見えたのですが、もちろんジャン・バルジャンなどの囚人)たちが難破船をロープで引き上げるこけおどしのスペクタクルCG!何とそこにラッセル・クロウ! 映画を間違えたかと思いました(笑)。

平日の昼間にもかかわらず満席でした!

ですが、やっぱりミュージカル「レ・ミゼラブル」は映画向きじゃないですね。生の熱がないとなんだか気が抜けたような感じです。それに、あまりにもドラマがあり過ぎてかえって平板になってます。山が多すぎて全て小山に見えるって感じでしょうか。

「その夜の侍/赤堀雅秋監督」でも書きましたが、そこに生身の人間がいるといないでは決定的な違いがあります。この映画では生歌で撮影しているとのことですが、そのことと舞台の生歌とは次元が違います。揚げ足を取るようですが、フィルムに収められている以上録音です。

まあ、「生歌」を強調するというのは宣伝手段だとは思いますが、何も舞台の再現を映画で見たいわけではないですし、すでに映像的にはCGなどのデジタル技術を使わない映画の方が少ないこの時代、当然音響的にも後処理をしているわけですから、それほど重要なこととも思えません。

相当ひねくれた考えに思われそうですが、別に「生歌」どうこうに引っかかっているわけではなく、舞台の再現ではなく、映画的リズムで構成された「レ・ミゼラブル」を見たかったと言いたいだけです。この映画はこの映画で飽きずに見られたことには間違いありません。

Playback/三宅唱監督
フラッシュバックメモリーズ3D/松江哲明監督
Twitter
Facebook
ブックマーク
Filmarks

最初のサイドバー

最新映画レビュー

2023/03/20

コンペティション

ペネロペ・クルスの映画監督役がはまっていてびっくり!

2023/03/18

The Son/息子

観念的な父子関係のまま人生は続くと言われても…

2023/03/14

マジック・マイク ラストダンス

チャニング・テイタムとKylie Sheaのデュエットは見応えあるが…

2023/03/12

Winny

事件そのものの問題点に迫ることなく弁護側の主張に基づく映画

2023/03/08

エッフェル塔~創造者の愛~

史実のつまみ食いとベタなラブストーリー

最新映画レビューを一覧で見る

おすすめ映画

2023/02/12

コンパートメントNo.6

ネタバレレビュー、あらすじ、感想、評価。

2023/01/24

母の聖戦

ネタバレレビュー、あらすじ、感想、評価

2022/12/27

の方へ、流れる

ネタバレレビュー・唐田えりかの映画的存在感の凄さとシナリオのうまさ

2022/12/03

あのこと

ネタバレレビュー・アンヌの身体や人生のことはアンヌが決めるべきということ

2022/10/14

スペンサー ダイアナの決意

ネタバレレビュー・クリステン・スチュワートのダイアナが自由への物語を生み出す

おすすめ映画を一覧で見る

よく読まれている記事

  • 記事一覧
  • おすすめ映画
  • よく読まれている記事
  • 英数字
  • あ行
  • か行
  • さ行
  • た行
  • な行
  • は行
  • ま行
  • や行
  • ら行
  • わん他

Footer

My Web Sites

  • @半径とことこ60分
  • そんなには褒めないよ。映画評
  • IMUZA.com
  • GitHub

Related Links

  • IMDb
  • Filmarks
  • 映画.com
  • allcinema

Contact Us

  • お問い合わせフォーム
  • Twitter
  • Facebook
  • Feedly

Copyright © 2023 · IMUZA.com