ウォールフラワー/スティーヴン・シュボースキー監督

サムとのラブシーンのフラッシュバックがわかる人、教えて欲しい

どことなくひやひやさせられ続ける感じが心地よい青春映画です。


映画『ウォールフラワー』予告編

出てくるアイテムがカセットテープやコードレスホンですから、時代背景は1990年前後でしょうか、そうしたちょっとだけ昔といった、ノスタルジックまでいかない懐かしさも程よいです。

まあ、ただ、アメリカ映画ですから、たとえ同時代に青春を送った世代でも、日本人ですとどうなんでしょう? ここに自分の青春があるなんて思ったりするんでしょうか?

それに、チャーリー(ローガン・ラーマン)の孤立加減が、本人のモノローグほど映像的に描かれておらず、ちょっとだけ人見知りくらいにしか感じられません。結構楽しい学園生活を送ります。

それが映画の主眼ではなく、パトリック(エズラ・ミラー)やサム(エマ・ワトソン)との出会いとチャーリーの成長がテーマなんでしょう。アメリカの学園ものらしく軽い感じが見易いものにしています。

ただ、チャーリーが時折見る幻覚、叔母の事故死(だと思う)がもうひとつ掴みづらく、さらに、サムとのラブシーンにフラッシュバックされるカットが何だかよく分かりませんでした。叔母さんから性的な虐待を受けていたってことなんでしょうか? そのあたり原作には出てくるんでしょうか? 分かる方がいたら教えて欲しいものです。