ブライアン・デ・パルマ監督の「パッション」のオリジナル版です。「パッション」が首をひねるような出来でしたのでオリジナルを見てみようと思っていたのですが、今となっては「パッション」自体をすっかり忘れてしまっています。
オリジナルもどうこう言うような映画ではありませんね。でもまあ、「パッション」よりはトーンが一貫していてまとまっていました。
まとまっていると言っても、所詮火サス的2時間ドラマなんですが、何とクリスティン・スコット・トーマスが出ているんでびっくりです。
それに、ラストは意外にも、余韻と言いますか、完璧なトリックだったのにある一人が知っているという、ある意味サスペンスものの定番でもある終り方をしていました。