しあわせな選択

パク・チャヌク監督、解雇されたマンスに「No Other Choice」と叫ばせるだけの愛がありません

別れる決心」「お嬢さん」のパク・チャヌク監督、ここには書いていませんが「オールド・ボーイ」など復讐三部作からほぼすべて見ている監督です。ただ、上の2作もそうですが、最近のものにはこれといって感じるところがなく、見るのもちょっと惰性になっている感じです(ゴメン…)。

しあわせな選択 / パク・チャヌク

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パク・チャヌク監督に愛がない

んー、よくわかんないですね。まず台詞の意味合い(字幕…)が半分くらいしかわかりません。それに編集の意図がさっぱりです。

台詞は多分字幕が悪いと思います。コメディ要素が強い映画のようですが、字幕じゃまったくといっていいほど伝わってきません。

編集についてはそのままストレートに見せたらあまりにもつまらないためのごまかしじゃないかと思うくらい意図不明です。モンタージュになっていません。

って、こんなに言い切っていいのかなあ…(ゴメン…)。

物語は単純です。

製紙会社で25年間堅実に働いてきたマンス(イ・ビョンホン)が解雇されます。マンスには妻と子ども2人に犬2匹の家族がいます。守らなくちゃいけないものがいっぱいあります。再就職先を求めて製紙会社の求人に応募しますがうまくいきません。

マンスは考えます。ライバルがいなければ再就職できると。

そして思いついたのが、自分で会社をでっちあげて求人募集し、応募してきたライバルとなる人物を無き者にすることです。そして、3人を殺します。

マンスは製紙会社への再就職の望みを叶えます。そのとき、工場はすでに完全 AI 化され、マンスは誰もいない工場で一人機械を見つめています。

これ、うまくつくれば相当シュールな映画になりそうな話なんですが、脇ネタが多いわ、よくわからないギャグネタが多いわ、くどいわ、テンポはないわでほとんど何も伝わってきません。

シュールにするにはシリアスにしないとダメですし、ブラックコメディにするには根底に怒りがないとダメです。

パク・チャヌク監督、解雇されたマンスに「No Other Choice」と叫ばせるだけの愛がありません。