HELP/復讐島

レイチェル・マクアダムスさんあっての映画ですかね

何度も見せられた予告編の印象が無人島での立場逆転ものでしたのでスルーやねと思っていたのですが、ウィキペディアを読んでみましたらかなりハチャメチャで面白そうと見てみたら…。

HELP/復讐島 / 監督:サム・ライミ

スポンサーリンク

ネタバレあらすじ

まあ普通に無人島での立場逆転ものでした(笑)。

ただ、立場逆転もの映画も無人島映画もまったくといっていいほど見ておらず、思いつくのもせいぜい配給ミスリードの逆転がテーマじゃないよの「逆転のトライアングル」くらいなものですので普通かどうかは適当です。

無人島が実はリゾートアイランドだったという仕掛けは「逆転のトライアングル」と似ていますが、この「HELP/復讐島」にはその後に映画全体のオチがあります。そのオチ、日本の公式サイトには「大どんでん返し」なんてありますが、こういうのはどんでん返しとは言いません。

スポンサーリンク

二人のキャラ紹介

無人島でふたりきりになるのはファイナンシャルマネージメント会社(らしい…)の CEO のブラッドリー(ディラン・オブライエン)と企業戦略担当のリンダ(レイチェル・マクアダムス)です。

映画始まって20分くらいでふたりのキャラクターを執拗に見せてきます。

リンダは有能だが起業家として相手に好印象を持たれるのは難しいだろうというキャラです。たとえばデスクの上でパソコンのキーを叩きながらツナサンドを食べたり、それを慌てて引き出しに隠したり、ツナを口元や手につけたままブラッドリーと握手したりします。

リンダはブラッドリーの父である前 CEO から自分が退いたらブラッドリーの片腕として昇進させるという約束をもらっています。

しかしブラッドリーはリンダのことなど鼻にもかけず、影では嫌悪感を隠すことなく侮辱しまくり、左遷させると言っています。ブラッドリーは会社も親から受け継いただけの鼻持ちならない二代目キャラということです。

ブラッドリーは執拗にアピールしてくるリンダをバンコクへの出張に同行させます。

プライベートジェット機です。リンダはバンコクでの取引を有利に進めるための資料を作成しています。一方、ブラッドリーと部下たちは、リンダが「SURVIVOR」というリアリティショー出場のためにつくった自己 PR 動画を見て笑いものにしています。

プライベートジェット機が海に墜落します。

墜落はパニックシーンなどもないわずか1、2分で片付けています。こういうところは小気味よくっていいですね。

スポンサーリンク

二人の駆け引き

そして無人島に打ち上げられたリンダとブラッドリーです。

リンダはシートベルトをしていましたのでどこにも怪我はなく、ブラッドリーは片足に怪我をしており歩くことが出来ません。他は皆死にました。

ということで、これから映画全体の約8割方無人島でのふたりの駆け引きが描かれていきます。

基本的にはそもそものサバイバルスキルが違いますのでブラッドリーが優位に立つことはありません。ブラッドリーには火も起こせませんし、日差しを避ける小屋も作れませんし、自然のものの食べていいかどうかの見分けもつきません。

ブラッドリーは相変わらず横柄で自分が命じればリンダは従うものと思っています。リンダはそんなブラッドリーをおちょくり翻弄し、それを楽しんでいます。

ブラッドリーはその現実を受け入れるのに苦労しています。次第に変化していくように見えたり、自分の無力さに気づいたようなシーンもありますが、結局染み付いた横柄さは死ぬまで変わらないようです。

そうした駆け引きが何パターンか繰り返されます。

映画では徐々に明らかにされていくことですが、リンダはブラッドリーが動けない間に島中を探索したらしく知り尽くしています。

探索途中に小型のクルーズ船を見かけます。そのときすでにリンダは無人島生活を楽しんでいますので見つからないように隠れます。そしてその船の行き先を調べたようです。ラスト近くに明らかにされるのはその船の行き先が島の反対側にある個人の別荘であり、管理人が時々やってくる船という設定です。

また、ブラッドリーが歩けるようになってから、断崖絶壁の崖まで案内し、その別荘の方にはなんとかがあり危ないとか言っています。この崖では岩が崩れてリンダが落ちそうになるのをブラッドリーが助けるというシーンがあります。後にあるシーンの振りでもあります。

唯一ブラッドリーが優位に立つシーンがあります。さすがのブラッドリーも改心したかという頃、ブラッドリーが食事をつくると言い、毒(のあるベリー…)を盛ります。リンダが苦しみ悶えている間にブラッドリーは内緒で作った筏で海に漕ぎ出していきます。海は大荒れの暗闇です。そりゃ無理ですわね(笑)。

優位に立ったのもつかの間、またもブラッドリーはリンダに助けられます。

スポンサーリンク

二人の格闘戦、そして

リンダがひとりで探索中にブラッドリーの婚約者が現地人の船で探しにやってきます。公的な捜索は終わってしまったがひとりで探し続けてきたとか言っていました。

リンダにはこのまま社会に戻れば仕返しされることは目にみえています。近道があると嘘をつき、件の崖を通り、崩れ落ちそうなところを通らせて婚約者を崖から突き落とします。

さすがのリンダも精神が不安定になったのか、ここでは婚約者の亡霊を見たりと一瞬だけ「死霊のはらわた」的ホラー映像を入れていました。オッ! と体が縮こまりました(笑)。サム・ライミ監督らしいのはここだけです。

後日、ブラッドリーは婚約者の遺体を見つけます。そして最後の格闘戦が始まります。リンダは目をやられ(えぐられたりはしていなかったと思う…)、ブラッドリーは腹を刺され、追跡劇となります。後を追ったリンダはブラッドリーが別荘の方へ行くのを見て先回りします。

別荘を見たときのブラッドリーの驚きのカットなどがあり、そして別荘での最後の最後の対決、リンダはブラッドリーにショットガンを向けています。ブラッドリーは命乞いをし、その隙にショットガンを奪いリンダに向けて引き金を引きます。弾が入っていません。ゴルフクラブを手にしたリンダは倒れたブラッドリーの頭に向けて思いっきりスイングします。

シーン変わり、ゴルフ場のリンダのティーショットです。

映画が言っていたかどうか記憶がありませんが、ウィキペディアによればリンダはブラッドリーの会社の経営権を奪い CEO になっています。奇跡の生還を成し遂げたからなのかインタビューを受け、体験記を書くとか言っていたと思います。

そしてオープンカーを運転して颯爽と走り去っていきます。ブロンディの「One Way or Another」が流れます。

スポンサーリンク

感想、考察:血まみれ感が足りない

何ヶ所か思わず吹き出してしまうところはありましたし、最後まで楽しく見られる映画です。

ただ、ウィキペディアを読んだ際に感じたほどハチャメチャ感はなかったです。ふたりの駆け引きも比較的大人しく想像の範囲内ですし、サム・ライミ監督らしさはなかったです。「死霊のはらわた」のかすかな記憶からしますと血まみれ感が足りないです。

それ以降の映画を見ておらず、「スパイダーマン」も見たことないですし監督していることも知らなかった者の感想です。

リンダを演じているレイチェル・マクアダムスさん、たくさん見ている俳優さんでこういう役もやるんだとちょっと驚きましたが、やっぱりうまいですね。

レイチェル・マクアダムスさんあっての映画ですかね。