ハイパーボリア人

タイトルにそそられて見てみたら、ほぼストップモーションアニメだった…

前作の「オオカミの家」も知らず、タイトルが面白そうと思っただけで見に行きましたら、そもそもレオン&コシーニャはストップモーションアニメの作家さんたちだったのね(笑)。

ですので、というのもなんですが、ですので何も書いていませんし書けません。

ハイパーボリア人 / 監督:クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャ

日本で一般公開しても…

いま「オオカミの家」のトレーラーを見てみましたら、そちらはすべて(多分…)ストップモーションアニメなんですが、この「ハイパーボリア人」は実写との融合、ってわけでもないのかな、とにかくいろんなものがごちゃごちゃ入っていました。

内容は説明できませんので公式サイトのストーリーの引用です。

女優で臨床心理学者でもあるアントーニア(アント)・ギーセンは、謎の幻聴に悩まされる患者の訪問を受ける。彼の話を友人の映画監督レオン&コシーニャにすると、2人はその幻聴は実在したチリの外交官にして詩人、そしてヒトラーの信奉者でもあったミゲル・セラーノの言葉であることに気づき、これを元にアントの主演映画を撮ろうと提案する。2人とセラーノの人生を振り返る映画の撮影を始めるアントだったが、いつしか謎の階層に迷い込み、チリの政治家ハイメ・グスマンから、国を揺るがすほどの脅威が記録された映画フィルムを探す指令を受けとる。カギとなる名前は”メタルヘッド”。探索を始めるアントだったが、やがて絶対の危機が彼女を待ち受ける……!
公式サイト

引用してはみましたが、これも映画の本編をうまく説明できていないんじゃないですかね。まあそれだけよくわからない映画ということでしょう。

チリの歴史上の人物の名前が出てきます。ピノチェトくらいはどういう人物かは知っていますが、ミゲル・セラーノやハイメ・グスマンという人物は知りません。

世の中にはすごい人物がいるもんですね。チリの外交官、作家であり、ネオペイガニズムのオカルティストとあります。なんのこっちゃ? という言葉ですが、簡単にいいますと「自然崇拝的な超自然的存在を信じる人」みたいなことのようです。さらにこの人物はナチスの支持者でありファシストだったようです。ヒトラーは死んでおらず密かに生き延びて南極にいると確信し、実際に南極へ行っているらしいです。会えたんですかね?

とにかく、映画ではこのミゲル・セラーノがかなり重要な扱いになっているようでした。多分批判的に描いているんだろうとは思いますがよくはわかりません。

ということで、いずれにしても日本で一般公開するような映画ではありません。ストップモーションアニメに興味があっても内容的にはなかなかついていけないでしょう。

チリの映画紹介

せっかくですのでチリ映画の紹介です。

チリ映画というわけではありませんが、やはりなんといってもアレハンドロ・ホドロフスキー監督でしょう。

アレハンドロ・ホドロフスキー監督

パブロ・ラライン監督

セバスティアン・レリオ監督