共喰い/青山真治監督

これは、これからの日本映画を担っていく意思表示をした映画でしょう

濃いいですね。内容もそうですが、それよりも映画づくりに濃さを感じます。たまたま昨日「私の男」を見たのですが、これはちょっとばかりレベルが違う感じです。

「共喰い」ってこんな話だったんですね。芥川賞受賞時の田中慎弥さんのポーズの鬱陶しさがいやで目も通していませんでしたが読んでみようと思います。

映画としても、これは劇場で見るべき映画でした。ただ、DVDで見ても集中力は途切れません。作り手の意思というか、見るものに気を抜かせない、何か一貫した意識の流れみたいなものを感じます。

えらそうなことを言えば、「サッド ヴァケイション」で何らかの区切りがついた後、「東京公園」をくぐり抜けて、これからの日本映画を担っていく意思表示をした映画かも知れません。

母親仁子役の田中裕子さんがとてもいいです。何か賞を取っていないのかなあと見てみましたがないんですね。遠馬役の菅田将暉さんが日本アカデミー賞の新人賞を取っています…って、ウィキを見ていたら、「そこのみにて光輝く」の拓児か!?

そりゃ、その(そこのみにて〜の方)キャスティング無理でしょう!

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