そんなには褒めないよ。映画評

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パーティで女の子に話しかけるには

(中途半端にネタバレ)人間臭い宇宙人が逆にパンクかも

2018/01/03

2017年、最後に見た映画です。

12月初めから上映されているのは知っていたのですが、「パーティで女の子に話しかけるには」のタイトルからアニメや漫画原作の邦画だろうとチェックもしなかったのですが、ふと公式サイトを見てみましたら、何とも不思議なSFとも青春映画ともつかない映画のようで、2017年見納めの映画となりました。

主演のエル・ファニング、記憶に残っているのは「ジンジャーの朝」や「ネオン・デーモン」「20センチュリー・ウーマン」ですが、「ドア・イン・ザ・フロア」など、子役でも出ていたんだとちょっとした感慨を覚えますね。

監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル

斬新なのに懐かしい、刺激的だけど切ない 〈ボーイ・ミーツ・ガール〉ムービーの新たなる傑作!(公式サイト)

監督のジョン・キャメル・ミッチェルさん、公式サイトには「 今もなお「生涯のベスト1」の声多き名作『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』」なんてコピーがあるですが全く知りませんでした。これは早速(DVDを)見なくっちゃと思ったのです…

が、この「パーティで女の子に話しかけるには」を見た今は、ちょっと迷っています(笑)。

結構笑わせてもらったのですが、その笑いもぷっと吹き出してしまったにも関わらずそのおさまりの悪さに両隣を見てしまうようなそんな居心地の悪さで、あれ?笑ってよかった?みたいな感じでした(笑)。

何に笑ったかといいますと、宇宙人(でいいのかな?)たちがダンスっぽい振りで動いたり、妙な隊形を作ったりするさまが妙にツボにはまったのです。

物語は、イギリスの青春映画といえば音楽と言ってもいいでしょう、この映画の主人公エン(アレックス・シャープ)はパンクにやられちゃっています。そのエンが友人二人と連れ立ってクラブで盛り上がった帰り、奇妙な空き家に誘い込まれ、そこで宇宙人たちと遭遇します。

宇宙人がそんな空き家で何しているのかは正直わかりませんが(笑)、その中のザン(エル・ファニング)とエンが恋に落ちます。っていうか、恋であるのかどうなのかもよくわかりません(笑)。

で、宇宙人たちが地球にいられるの48時間、ザンは何に興味を持ったのかよく分かりませんが、自由に行動したいと仲間から離れてエンと行動をともにします。で、おそらく二人は何らかの交流、つまり人間でいえばセックスをしたのでしょう。

48時間後、ザンは子どもを宿しています。ザンは自分たちの星(?)に戻るか地球に残るか迷いますが、結局戻ることを選びます。

で、オチになるのですが、その前に、見ている段にはうまく理解できませんでしたが、宇宙人たちは子どもを食べることで命を永らえているというようなことらしく、でも、それって自己矛盾だよなあ、などと考えても無駄な話ですので、とにかくそういうことなんでしょう。

その風習、悪癖(?)を変えるべくザンは戻ることを選んだわけです。

そして、あれは何年後? 十数年後くらいかな? エンは何かで成功したらしくサイン会でサインをしています。そこへ母親に言われてきたという集団がやってきます。エンとザンの子どもたちなのでしょう。

結構適当に書いてきましたし、そもそも論理的な話ではありませんので細かいことはどうでもいいとは思いますが、それならば、もう少し弾けていないと中途半端さが目立って乗り切れない映画になってしまいます。

弾けるといえば、ニコール・キッドマンがパンクのゴッドマザーのような役で出てかなり頑張っていました。ただ、そもそもパンクがさほど生きた映画になっていないですので、やや空回り的で残念ではありました。

ということで、結論としては、さほど悪い映画ではありませんが中途半端で乗り切れない映画ではありました。ただ「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」は見てみようとは思っています。

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