メドゥーサ デラックス

2023.10.23

ま行,

この映画、トレーラーがよくできています(笑)。メドゥーサ デラックス / 監督:トーマス・ハーディマンカメラはメドゥーサの蛇のように…年に一度のヘアコンテストでひとりのヘアスタイリストが頭皮を剥がれて殺されたという設定で、一体犯人は誰だとカメラが会場内をワンカット(ワンショット)で、それこそメドゥーサの蛇のように狭い廊下...

メイド・イン・バングラデシュ

2022.04.30

ま行,

先進国による途上国への労働搾取と男性による女性差別初めてバングラディシュの映画を見ました。ただ、この映画はバングラディシュ国内の制作環境で撮られた映画ではなさそうですし、映画のターゲットも国内ではなく欧米だと思います。IMDbのデータでは、映画祭にしろ一般公開にしろ、インドの映画祭を除いて欧米と日本での上映だけです。バングラディシュの映画事情に関...

MEMORIA メモリア

2022.03.08

ま行, , 英数字, 英字

ジェシカも話も現実的なのに物語は不可解な映画「ブンミおじさんの森」以来のアピチャッポン・ウィーラセタクン監督です。相変わらずの誘眠(催眠)映画でした。MEMORIA メモリア / 監督:アピチャッポン・ウィーラセタクン予想に反してかなりリアルな世界「ブンミおじさんの森」しか見ていない上に細かいところはほとんど記憶...

メモリーズ・オブ・サマー

2019.08.08

ま行,

12歳のピョトレックくんには大人の世界は不可解なはずだが…この映画、見たときの体調が悪かったのか、ほとんど何も感じられず書かずに終わってしまうかと思っていたものを、記録程度にと書き始めましたら、やはりいいことは書けずに終わってしまいました。念の為。メモリーズ・オブ・サマー / 監督:アダム・グジンスキアダム・グジンスキ監督は1970年生まれのポーラン...

メアリーの総て

2018.12.26

おすすめ映画, ま行,

フランケンシュタインは18歳の女性によって生み落とされた!ハイファ・アル=マンスール監督といえば、サウジアラビア出身の監督で、前作の「少女は自転車にのって」がとてもいい印象の映画でした。もう5年前になります。公開当時、サウジアラビアには映画館がないという話があり、びっくりしたのですが、その後どうなっているんでしょう?今年の6月まで女性の自動車運転が禁止されていた...

女神の見えざる手

2017.10.23

ま行,

は、読まずに見たほうがいいとは思いますが…これ、作りもテーマも無茶苦茶ハリウッド臭いんですけど、そうじゃなく、ヨーロッパ・コープの製作なんですね。と言いながら、私、最近は何か語れるほどハリウッド映画を見ていません(笑)。それに、今ではハリウッド臭いといえる特徴的なものもなくなっているのかもしれません。監督は「恋に落ちたシェークスピア」「プルーフ・オブ・マイ・ラ...

めぐりあう日/ウニー・ルコント監督

2016.09.04

ま行,

監督に才能は感じるが、「9歳の時に養子に」という自他ともからの固定化が邪魔をしていないだろうか?「冬の小鳥」、もう6年前ですか…。いい映画との記憶もかなりぼやけてきています。2,3年に1本は撮ってほしい監督ですね。この映画においても、映画的な物語の運び方や俳優の使い方に才能は感じますが、果たして再びこのテーマというのはどうなんでしょう…。『冬の小鳥』で...

メニルモンタン 2つの秋と3つの冬/セバスチャン・ベベデール監督

2015.12.09

おすすめ映画, ま行,

これぞ(懐かしき)フランス映画!という感じがします。ちょっと笑える切なさと挑戦的試みと。これは素直に面白いです!主演のヴァンサン・マケーニュさんは、ギヨーム・ブラック監督の「女っ気なし」「遭難者」「やさしい人」、それにミア・ハンセン=ラヴ監督の「EDEN エデン」にも出ていましが、IMDbを見てみましたら、2013年辺りからすごい出演数ですね。「女っ気なし」で俳...

メモリーズ・コーナー/オドレイ・フーシェ監督

2013.03.15

ま行,

どことなくしらっとした、喪失感を感じさせる空虚な風景が印象的初監督作品とのオドレイ・フーシェ監督、なぜ日本で撮ったのか気になり見てきました。多分、「孤独死」、フランス語に何と訳されているのか分かりませんが、この言葉に惹かれたのでしょう。https://www.youtube.com/watch?v=vt726KDZ8kUウィキによると...

メランコリア/ラース・フォン・トリアー監督

2012.02.28

ま行,

たとえ世界に邪悪なものが満ちていようと、あるいは憂鬱が人を押しつぶさんばかりに巨大になろうと、こんな世界は「無」となってしまえ!ってメランコリックに思い悩むのは、ちょっとばかり思い上がりってもんですよ、ラース。随分昔に読んだ…、何だっただろう? 吉本隆明の詩を思い出しました。記憶を頼りに調べてみたら、ぼくが真実を口にするとほとんど全...