Never Goin’ Back ネバー・ゴーイン・バック

監督の自伝的映画?マジか?!

配信スルーかDVDスルーでよかったんじゃないの、と思います(笑)。日本の公式サイトによれば「オーガスティン・フリッゼル監督のほぼ自伝的映画」だそうです。マジか?!

Never Goin’ Back ネバー・ゴーイン・バック / 監督:オーガスティン・フリッゼル

内容ほど下品じゃない(笑)

確か17歳と言っていたと思いますが、画像のふたりのティーンのハチャメチャな1週間ほどが描かれています。

セックストークにドラッグに、もちろんFワード連発ですし、ラストはファーストフード店(かな?)の控室で脱〇、嘔吐で締めくくっていました(ゲェ…)。恐喝、窃盗という犯罪行為もあります。

という、言葉だけですと顔をしかめたくなるような映画にも思われますが、意外にも不快な気持ちは湧いてきません(人による…)し、想像するほど下品ではありません。

多分、行われている行為のほとんどが仲間内のことであり、また、物語の進行がふたりのティーンの会話で進むバディもののようなところがあるからだと思います。映画の出来にはかなりの差があります(ペコリ)が「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」の雰囲気も持っています。

青春とは羽目を外すこと…か?

アンジェラ(マイア・ミッチェル)とジェシー(カミラ・モローネ)はジェシーの兄ダスティン(も友人ブランドンと)と同居し、ふたりはひとつベッドで寝起きしています。兄たちはソファーで寝ているようです。

ふたりはダイナーで働いています。日本の公式サイトには高校を中退とありますが、映画の中で学校へ行かなくちゃみたいなセリフがあったように思います。もちろん行ってはいませんが(笑)。

物語はアンジェラがジェシーの誕生日にビーチリゾート旅行を予約したことから始まります。お金の出どころは間もなく支払うべき家賃です。アンジェラはダイナーのシフトを増やせば大丈夫、それより楽しみましょと言っています。ダイナーの店長にもその約束を取り付けます。

ジェシーの兄ダスティンはドラッグの売人(のようなこと?)をやっています。ある日、そのダチが騙されたとわめきながら家に乗り込んできて、テレビを盗んでいってしまいます。誰が通報したのかわかりませんが、警察がやってきて、ふたりの部屋からドラッグを使った形跡が発見され、とばっちりで逮捕されます。

ふたりは48時間勾留されます。ダイナーへ連絡しようにも方法がありません。もともと遅刻やズル休みが多いふたりですが店長には気に入られているようです。さすがに2日間の無断欠勤はまずいでしょう。そしてもうひとつ、ジェシーは自分の家じゃないと〇〇〇が出ないと言ってトイレを我慢しています。

釈放後、ふたりは店長に何と言い訳しようかとあれこれ考えながら(考えていないけど…)、でも寄り道します(笑)。ユニフォームを洗濯しなくっちゃと友人宅に寄りますとドラッグパーティの真っ最中、ユニフォームは洗濯できたもののあやまってドラッグ入りの何かを食べてしまいます。そしてヨレヨレのままダイナーに行きますが、案の定クビです。

思い余ったふたりは策略を練り、ダスティンの同居人ブランドンが店長をやっている店に行き、3Pでつってレジのお金を3人で山分けしようと持ちかけます。同じ頃、ダスティンも家賃を工面するためにダチとともにブランドンの店に強盗に押し入ります。あれこれごちゃごちゃあって(笑)、ダスティンたちの策略はバレて退散、そこに店のオーナーがやってきて、ブランドンに早く帰れと指示し、自分は自分のナニをソーセージに見立ててホットドッグ用のバンズにはさみアダルトサイトに上げています。

その時、ふたりは店の倉庫に逃げ込んでいます。ジェシーが便意をもよおし、慌ててバケツに脱〇します。ながーいながーいそれは、それなりの音で表現されています(笑)。臭いに我慢できなくなったアンジェラは倉庫から飛び出し、そこにいたオーナーにヘドを浴びせます。

こうやって書いていますと吐きそうな話ですが、映画ではそうでもなかったです。あまりのバカバカしさに笑いも起きず引いた感じということだったんでしょう。

で、結局、ふたりは気絶したオーナーをよそに店の金庫から大金を盗み、オーナーにはそのお下劣な行いを妻にバラすぞと脅す書き置きをして、無事(?)ビーチリゾートに向かいましたとさ。

なんでこんな詳しく書いているのでしょう?

後戻りするな! はどっちの意味?

タイトルの「NEVER GOIN’ BACK」、後戻りするな! ってことですが、このふたりのように行け! 行け! ということなんでしょうか? あるいは、ひょっとして、こんな青春に後戻りするなという意味合いがあったりして…。

いや、ないでしょう(笑)。