すこし退屈だけれど、すてがたい魅力のある不思議な映画でした。しばらくは、映画のテーマや監督が何を追っかけているのかよくつかめず、こりゃ失敗かなと思いつつ、でも、なんか映像もいい感じですし、流れている空気がとてもやさしいですし、捨てがたい感じでじっと我慢して見ていたら、3分の1くらいしてやっと分かりました(笑)。
娘のダリアは、シングルマザーでコミュニティラジオのパーソナリティ。
息子(コスモ)の養育費は、母のララには内緒で、すでに母と離婚している父から援助してもらっていた。
一方、母のララはメキシコでも有数のアステカ時代のハーブ研究者(民族植 物学者)。独立心が旺盛で、別れた夫とも娘とも、適度な距離を保ち、植物の 研究を続けていた。
そんなある日、ララは自宅の鍵がみつからない、と娘に言う。 夜、男が家の中をのぞいていた、とも。
単なる勘違いだと思われた言動だったが、 ララは薬草研究の整理をダリアに託したのち、 検査を受ける。
診断は、認知症。
自分が壊れて行く恐怖を落ち着かせるために、自ら研究したハーブを 試すララ、初めて母との人生を振り返るダリア。
だが、2人に残された時間は、わずかだった…。(公式サイト)
ということで、エデンの園El jardín del Edén (1994) – IMDb」が上映されています。それにしてもこの映画祭、知名度が低いですね。