俳優は豪華だが映画は作りものくさい ビレ・アウグスト監督の2014年の映画「サイレント・ハート」のリメイクとのこと、その映画は日本では2016年の「トーキョーノーザンライツフェスティバル」で上映されています。劇場未公開です。ブラックバード 家族が家族であるうちに / 監督:ロジャー・ミッシェルシチュエーション・ドラマ 俳優は豪華(だと思う)ネタバ...
神は存在する 彼女の名はペトルーニャ、というマケドニア映画 邦題は「ペトルーニャに祝福を」という優しいタイトルになっていますが、英題は「GOD EXISTS, HER NAME IS PETRUNYA」です。マケドニア語の原題も同じ意味らしく、そのまま日本語にすれば「神は存在する 彼女の名はペトルーニャ」です。ギリシャ正教とか東方教会と呼ばれるキリスト教の世界の話...
山田孝之が頑張るも、「劇」のまま映画にならず 佐藤二朗さんという方を、ああ、あの映画のと、はっきり思い出せるものはありませんが、なんとなく知っている俳優さんではあります。その佐藤さん、「ちからわざ」という演劇ユニットを主宰しているそうです。この映画もそこで2009年に初演された舞台劇がもとになっているとのことで、映画では「原作・脚本・監督:佐藤二朗」となっています...
モロッコ、アトラス山間部に暮らすアマジグ族の姉妹と結婚式 「モロッコの山奥に暮らすアマズィーグ族の姉妹、ハディージャとファーティマ。アトラス山脈の壮大な自然の中、自身の夢と伝統や慣習のあいだで揺れ動く心のうちを親密な映像で紡いでいく。(公式サイト)」という映画なんですが、なんだか膜が張ったような掴みどころのない映画でした。ハウス・イン・ザ・フィールズ / ...
アンソニー・ホプキンスさんアカデミー賞主演男優賞受賞! アンソニー・ホプキンスさんが、今年2021年のアカデミー賞主演男優賞を受賞しています。アカデミー賞自体にも受賞作品はできるだけ見ようと思う程度の興味しかなく、授賞式も見たことがないのですが、それでもネットニュースのタイトルに今年の授賞式に「異例」とか「予想外」などの言葉がついていたのは記憶しています。今、1、...
松山ケンイチさんの映画としか言いようがない この映画、松山ケンイチさんのそこまでやるか?!につきます。「BLUE/ブルー」ではボクサーらしい身体に絞りきっていましたが、こちらは20kg増らしいです。その「BLUE/ブルー」を見た際に見ていないことを思い出し見てみました。聖の青春 / 監督:森義隆不思議の世界、将棋界松山ケンイチであることを忘れる...
タイムループ系ラブコメ、ちょっともの足らず 普通の(?)ラブコメじゃないとの噂を聞きつけて、さらにビジュアルに下の画像のようなおバカ系の香りが漂っていましたので、ついついそそられて見てしまいました(笑)。結果、そこそこ面白くは見られましたが、ちょっとおバカさ足らずで期待ほど気持ちよくは突き抜けず、やっぱり普通のラブコメじゃない?という映画ではありました。パ...
言いたいことが言えない生活を想像できますか? つい先日見た「旅立つ息子へ」が自閉スペクトラム症の青年と父親の映画でした。その際いくつか自閉スペクトラム症に関連するサイトを読んだことがこの映画を見たきっかけです。僕が跳びはねる理由 / 監督:ジェリー・ロスウェル東田直樹さん 自閉症者の見る世界を映像化しようとしているようだが… 5人の自閉症の子ども...
涙なき難病ものは舞台劇の原作ゆえか 難病で死期が近い少女のラブストーリーです。え、またか?!というくらいポピュラーな題材ですが、ちょっと雰囲気が違っており、感動ものを期待していきますと物足りないかもしれません。泣ける場面はありません。ベイビーティース / 監督:シャノン・マーフィBabyteeth=乳歯の意味するもの 涙なしの難病ものから何がみえ...
犬はパンツをはかない、この邦題なら興行収入倍増だったのに 面白い映画ですね。原題は「Hundar har inte byxor」で、Google翻訳ではスウェーデン語とでますがフィンランドの映画です。英語タイトルは「Dogs Don't Wear Pants」です。「犬はパンツをはかない」あなたは犬なんだからパンツを脱ぎなさい、というニュアンスなんですが、なぜ...
映画のつくりやカメラワークが洗練されている 映画らしい映画です。プロの技みたいなものも感じます。ペマ・ツェテン監督、初めて見ました。フィルメックスでは過去の作品も何本か上映され、この「羊飼いと風船」を含め3度の最優秀作品賞を受賞しているようです。また、今年の3月には岩波ホールで「チベット映画特集」があり、ペマ・ツェテン監督の作品も「オールド・ドッグ」と「タルロ」...
誰かとどこかでパ・ド・ドゥ 若干の親愛を込めて言えば、セドリック・クラピッシュ監督は寂しがり屋の甘えん坊ってことのようです。「スパニッシュ・アパートメント」以降、前作の「おかえり、ブルゴーニュへ」まで数本は見ていますがそんな気がしてきました。ただし、それは特別なことというわけではなく誰もが同じという意味であり、特に男の場合はなぜだかそれが顕著です(笑)。パ...
映画の内容もミニマル、映画自体もミニマル タイ映画です。タイの映画は年に1本か2本程度しか見ていませんが、この映画はこれまで見てきた映画とはちょっと違います。タイっぽさがないと言いますか、その国っぽさやローカル感がありません。ハッピー・オールド・イヤー / 監督:ナワポン・タムロンラタナリット制作会社GDH559ネタバレあらすじとちょいツッコミ...
あらすじのない絶望的な33シーンのエンドレス映画 ロイ・アンダーソン監督、「さよなら、人類」を見たと思っていましたが、何度も見せられた予告編のせいでそう思い込んだだけのようです。今も予告編を見て、ああ、見た、見たと思いましたが、他のシーンがまったく浮かんできません(笑)。ということで初めてのロイ・アンダーソン監督です。ホモ・サピエンスの涙 / 監督:ロイ・...
稲垣吾郎と二階堂ふみ、幻想的にはならず バルボラという言葉の響きにどことなく馴染みを感じるものがあり、あるいは手塚治さんの「ばるぼら」を読んだことがあるのかとも思いましたが違うようです。「バルバラ」でした(笑)。チェコには女性名があるそうです。で、映画ですが、んー、と唸ってしまうような出来です。ばるぼら / 監督:手塚眞かなり無茶苦茶書いていますの...
女性の抑圧よりもヨーロッパのいらだちを感じるのだが… 「パピチャ 未来へのランウェイ」との邦題から、イスラム社会にある女性抑圧をはねのけてファッションショーを実現する女性たちの話かと思って見に行きましら、半分は合っていて半分は違っていました。ファッションショーを実現する女性たちというのはその通りですが、それに対して起きることが「女性抑圧」を越えており、「文明の衝突...
世界最高の辞書OEDの誕生秘話(はマッチョな男の物語?) メル・ギブソンがサイモン・ウィンチェスター著『The Professor and the Madman: A Tale of Murder, Insanity, and the Making of the Oxford English Dictionary』の映画化権を得たのが1998年、公開までに20年を要...
芦田愛菜の演技と大森立嗣監督の演出で日日是好日以来の秀作に! 大森立嗣監督というのは(私には)とても不思議な監督で、前作の「MOTHER マザー」でも散々に書きながらなぜか見に行ってしまうという監督です。なにか感じるところがあるからだとは思いますが、それにしても、これも毎回書いていることですが出来不出来の落差が激しい監督です。この映画はよかったです(笑)。...
アメリカン・ホームコメディで中国を描く 映画のつくりに新鮮さとは違った何かちょっと変わっているなあという感じを受け、なんだろうと考えていたんですが、この映画、中国的な日常生活感をアメリカ的ホームコメディのセンスで描いているからですね。おそらくそうしたカルチャーミックス的な視点が、あるシーンではどことなくノスタルジックな味わいになったり、また別のあるシーンではちょっ...
昭和ノワールものを平成コメディ(ギャグ)タッチで描く 劇場公開時には三池崇史監督が「初恋」?と興味を持ったものの何となく見逃してしまいましたがやっと見られました。今やヤクザ映画(ではないけれど)もギャグなしでは成立しないということのようで、その意味では「初恋」のタイトルもギャグなのかも知れません。初恋 / 監督:三池崇史まず、テレビ画面じゃ暗くて細部...