さ行

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ザ・プレイス 運命の交差点

2019.04.10

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預言者現るこれは舞台劇にすべき内容ですね。映画では観念的すぎて持たないです。15分もすれば先がみえて飽きてきます。ザ・プレイス 運命の交差点 / 監督:パオロ・ジェノヴェーゼパオロ・ジェノヴェーゼ監督、前作は「大人の事情」で、こちらもどちらかといいますと舞台劇向きの内容でしたが、それもまだ動きがありましたので持っていましたが、この「ザ・プレイス」は...

空の瞳とカタツムリ

2019.03.29

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いつになったら女性は脳内男性から開放されるのだろうなんとなくタイトルに惹かれ、上映劇場の紹介に「荒井晴彦が企画、荒井美早が脚本化」とありましたので見てみました。空の瞳とカタツムリ / 監督:斎藤久志公式サイトによりますと、荒井美早さんは1986年生まれですから現在33歳、映画の内容からしてへぇーと思ったのですが、さらにびっくりしたのは監督の斎藤久志さ...

サンセット

2019.03.20

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上から目線の映画はつくり手が望むほど人には伝わらない「サウルの息子」のネメス・ラースロー監督の長編2作目です。もし、この映画を見ようかやめようかと迷ってこのサイトにこられた方がいましたら、是非見てください、そしてどう感じられたか教えてくださいと答えます。そういう映画です(笑)。サンセット / 監督:ネメシュ・ラースロータイトルの「サンセット」、映画を...

女王陛下のお気に入り

2019.02.16

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女性三人の愛憎劇とみるのが妥当かな…これ、基本的な話は史実なんですね。ウィキペディアを読みますと1705年から1710年くらいの話で、日本では元禄、徳川五代将軍綱吉の時代です。アン女王がサラと幼馴染であることや、17回も妊娠し、流産、死産、早世でひとりも成人しなかったことも事実のようですし、アビゲイルもサラの従妹として実在の人物です。女王陛下のお気に入り...

洗骨

2019.02.14

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ラスト、洗骨&〇〇シーンの静かな盛り上げ方がうまいですチベットの鳥葬という埋葬方法を知ったときは、驚きはしてもその文字からおおよそ想像はできたのですが、この洗骨というのは、骨を洗うことはわかっても具体的にいつどうやって洗うのかは想像できません。洗骨 / 監督:照屋年之映画を見るとわかります。ちょっと驚きます。でも次第に厳粛な気持ちになってきます。映画...

ジュリアン

2019.01.27

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これは、DV加害者、DV被害者の心理を描こうとした映画ではない2017年ヴェネチア映画祭の銀獅子最優秀監督賞を受賞しています。グザヴィエ・ルグラン監督は現在39歳のフランス人、この映画が初の長編とのことです。ジュリアン / 監督:グザビエ・ルグランなかなかテーマや監督の立ち位置がわかりにく映画です。もちろんDVを原因とする離婚調停中の男女、そしてそ...

シシリアン・ゴースト・ストーリー

2019.01.22

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実話ベースと知らずに見るとちとつらい、知って見ても…何も知らずに、愛する人の前に幽霊が現れる、いわゆるゴースト・ラブストーリーものだろうと見に行きましたら、確かにラブストーリー要素はあったのですが、オープニング、いきなり不吉な印象のシーンで、なんだこれ!? のぞわぞわ感、なんとも落ち着かない気持ちのまましばらく過ごすことになってしまいました。これは、ざっとでも情...

セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー!

2018.12.04

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1991年ソ連崩壊の年、キューバは宇宙とつながっていた!キューバ映画ってだけでも興味をそそられます。キューバが舞台であったり、キューバ絡みの映画はそこそこ見ることはありますが、キューバ映画そのものってなかなか思い浮かびません。公式サイト / 監督:エルネスト・ダラナス・セラーノ監督は1961年生まれのキューバ人エルネスト・ダラナス・セラーノさんで、こ...

2018.11.21

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そもそも監督が「銃」や「西川」に興味を持っていないのでは?原作を読んでいませんが、映画を見ての想像で言えば、人は常に今(の自分)から抜け出したいとの欲望を持つものであり、ある時、その契機となりうる何ものか(銃)に出会えば、割と簡単にその境界を越えてしまうという物語なんだろうと思います。そうだとすれば、この映画は、そのテーマは語られてはいますが、映画として描かれて...

散歩する侵略者(DVD)

2018.11.12

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コメディ&シリアスさが面白い!長澤まさみと長谷川博己の演技が絶妙!DVD鑑賞です。喜劇だと気づくまでは、何!この陳腐な話!と、あやうくDVD(実際はBluray)を止めてしまいそうになりましたが、桜井(長谷川博己)が登場し、宇宙人に対する彼の受け答えの奇妙な余裕を見るにつけ、ああ、こういう映画なのかと、それ以降は随分笑わせていただき、不覚にもラスト近くではほろり...

純平、考え直せ

2018.09.24

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視点を SNS 側に持っていけばよかったのではないかと思うけど…タイトルにそそられて見た映画です。原作が奥田英朗さんの小説とのことですが、名前を知っている程度で読んだことはありません。「ふたりの青春、あと3日ー」こういうヒリヒリしそうな青春ものが好きなもんですから、いくらヤクザの鉄砲玉が題材とはいえ、今どきの何かあるだろうと思ったのですが、残念…。公式サ...

最初で最後のキス

2018.08.27

さ行, , 褒めてる映画

青春残酷物語、ビタースイートじゃないよ。「イタリアでスマッシュヒット! 16歳の恋と友情をビタースイートに描いた青春映画」なんてコピー、間違っちゃいないですし、確かにそうなんですが、見終わってみれば、ビターどころか、かなり後味の悪い、残酷で救いのない、といっても批判ではなく、ため息しか出ないようないい映画でした。公式サイト / 監督:イバン・コトロネーオ...

スターリンの葬送狂騒曲

2018.08.03

さ行,

スターリン死後の権力闘争をギャグるも、毒にもならずスターリンが倒れた1953年3月1日からのソビエト連邦共産党内の権力闘争の内幕がコメディタッチで描かれています。主にベリヤとフルシチョフの争いで、当初はベリヤが権力を握りますが、(映画の)最後にはフルシチョフが勝つことになります。映画の中ではまるで時間軸がわからず、数日の出来事のように作られていますが、ウィキペデ...

さようなら

2018.08.02

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(DVD)アンドロイドに話題がいきますが、ブライアリー・ロングさんの映画ですよね「海を駆ける」ではほとんどいいことを書いていませんが、深田晃司監督の映画は結構見ていますし、評価(偉そうですが)も高いです。で、その記事にも書いた通り、DVDで見たこの「さようなら」が一番印象に残っています。ただ、公開時は、「人間とアンドロイドが舞台上で共演する画期的な演劇プロジェク...

志乃ちゃんは自分の名前が言えない

2018.07.26

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過剰さがなくシンプル、蒔田彩珠がよく行間(画間)を埋めていた夏休みということもあるのか、なかなか見たいと思える映画がありません。ということで日本の青春もの、原作があり、押見修造さんという方のコミックだそうです。監督は、「本作で満を持しての長編商業映画デビューを果たす気鋭」と紹介されている湯浅弘章さん。若いのかと思ってウィキペディアを見てみれば、1978年生まれと...

祝福~オラとニコデムの家

2018.07.24

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作られた感が強い割に中途半端に感じられるドキュメンタリードキュメンタリーでこういう画が撮れるってのはすごいですね。被写体がカメラを意識してしないですし、被写体が自分をさらけ出しているように見えます。つまり、これをドラマと言われれば、演技にリアリティがあると評価されるということです。公式サイト / 監督:アンナ・ザメツカワルシャワ郊外の街セロツク(とのこ...

それから

2018.06.12

さ行,

といっても大したネタはないけれど、ほんと、これはラディカル・ホン・サンスだ。ホン・サンス監督らしい映画だとは思いますが、さすがにこれはやり過ぎではないかという(笑)、そんな感じでした。言い方を変えれば、ラディカル・ホン・サンス映画といったところでしょうか。ホン・サンス監督の映画は、もう十数年前になりますが「女は男の未来だ」を見たのが最初で、かなり新鮮な印象を受け...

四月の永い夢

2018.06.11

さ行, , 褒めてる映画

朝倉あきさんの映画ですね…。浴衣姿にドキッとします。いい映画ですね。特に何かが起きるわけでもなく、ひとりの女性の心の揺れのようなものがゆったりと流れていきます。ただ何も起きないと言っても、いわゆる事件などのドラマチックな出来事が起きないだけで、その女性、滝本初海(朝倉あき)の心の中ではいろいろなことが起きているでしょう。映画はその起きていることを、これとは...

サバービコン 仮面を被った街

2018.05.04

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ジョージ・クルーニー監督の真面目さはこういう映画には向かない(気がする)脚本にジョージ・クルーニーとコーエン兄弟がクレジットされていますのでどういうことだろうと思いましたら、もともとコーエン兄弟の脚本があり(ウィキペディアでは1986年)、まあ言ってみればお蔵入りしていたものをジョージ・クルーニーが手を加えて映画化したということらしいです。率直なところ、お蔵入り...

ザ・スクエア 思いやりの聖域

2018.05.01

さ行,

批評的であることはいいけれど、心優しき映画ではないですねこの映画をひとことで言いますと、見ながら「ハイ、ハイ」「ハイ、ハイ」とついつい口をついて出てしまう映画です(笑)。前作「フレンチアルプスで起きたこと」を見ての、私が感じるこの監督の立ち位置と、この映画の予告編を見ての予想で、見なくてもいいんじゃないと思っていたのですが、気に入りそうな映画ばかり見ていても視野...