中上健次とチラシの雰囲気につられ、多少不安を抱えながらも見てきました。予想通り(笑)あまりの腹立たしさ(というより情けなさ…?)に、見終えた早々つぶやいてしましました。
「軽蔑」破滅的でもなく、命懸けでもなく、壮絶でもなく、純愛でもなく、そして映画でもない。
原作を読んでいませんので、これを機に読み始めました。まだ1/3ほどですので何とも言えないのですが、小説自体が、ん、中上健次?って、誰でも分かると思いますけど。
まあ、映画は映画って考え方もありますので、いいのかも知れませんが、ただそれだって、原作を超えて、あるいは違った側面を見せてもらわないとちょっとまずいと思います。やっぱり原作どおり真知子の目線で映画にすべきだったんじゃないでしょうか…?
鈴木杏)を美しく妖しく魅力的に見せる方法はいくらもあるでしょう。
結局、この映画、監督が傍観者ということでしょう。