この映画をアクション映画と見てはいけない… ポール・トーマス・アンダーソン監督が「逃げる者と追う者が入り乱れる追走劇(映画.com)」だって?! 大丈夫か?ワン・バトル・アフター・アナザー / 監督:ポール・トーマス・アンダーソンネタバレあらすじポール・トーマス・アンダーソン(PTA)監督がアクションもの? と驚き...
ダフネは三途の川の渡し守、でもお金も取りませんし衣服も剥ぎません… 昨年2024年の東京国際映画祭で「アジアの未来作品賞」という賞を受賞している映画ということで見てみました。トルコのエミネ・ユルドゥルム監督、この「わたしは異邦人」が長編デビュー作ということです。わたしは異邦人 / 監督:エミネ・ユルドゥルムネタバレあらすじ...
才能は環境の制約を越えられないのだろうか… 「アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台」のエマニュエル・クールコル監督です。昨年2024年のカンヌ・プレミアで上映されています。ファンファーレ!ふたつの音 / 監督:エマニュエル・クールコルネタバレあらすじ「白血病を宣告されたことをきっかけに、生き別れた弟の存在とその...
なぜ非現実性やフィクションと現実の融合が自分には身近なのかを探求した… 「テレビの中に入りたい」とはまた子どもっぽいタイトルですし、Wikipedia にはサイコホラーなんてありますので私が見るべき映画じゃないかもと思ったのですが、いくつかジェーン・シェーンブルン監督のインタビュー記事を読んだところ、その理屈っぽさゆえに興味が湧いてきました。[to...
所詮、愛もセックスも不可解で曖昧なもの… 今年2025年のベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞している映画が地味な宣伝のまま公開されています。三部作と位置づけられているらしく、他の「LOVE」「SEX」と合わせて「オスロ、3つの愛の風景」と括られたその一作「DREAMS」です。DREAMS / 監督:ダーグ・ヨハン・ハウゲルード...
主演のエディ・ポンさんはあのブラックドッグを撮影終了後に貰い受けたらしい… 昨年2024年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で最優秀作品賞とパルムドッグ審査員賞を受賞しています。え? これで審査員賞って、パルムドッグのワンちゃんはどんなんやねん? というくらいワンちゃんがすごいです。それに、なんとジャ・ジャンクーさんが出演しています。...
NHKの大河ドラマでやればよかったかも… 2018年下半期直木賞受賞作の真藤順丈著『宝島』の映画化です。宝島 / 監督:大友啓史ネタバレあらすじ3時間10分の超大作です。そりゃ、あの原作をそのままやろうと思えばそうなっちゃいますわね。https://tocotoco60.com/takarajim...
ロレーナ・パディージャ監督の父親の残像と妄想… メキシコ映画です。中南米の映画が日本で公開されることが少なくなってきていますのでうれしいですね。それに主演が「ナチュラルウーマン」でオルランドを演じていたフランシスコ・レジェスさんです。マルティネス / 監督:ロレーナ・パディージャネタバレあらすじ監督はメキシコのロレ...
私にとってロシアのジョーカーだった、とキリル・セレブレンニコフ監督は語る… ウクライナ出身の実在の人物エドワルド・リモノフを「インフル病みのペトロフ家」「チャイコフスキーの妻」のキリル・セレブレンニコフ監督が独自の視点で大胆に描いた映画、昨年2024年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されています。リモノフ / 監督:キ...
真利子哲也監督「NINIFUNI」で感じた映画の強さはどこへ… 「ディストラクション・ベイビーズ」「宮本から君へ」の真利子哲也監督が全編ニューヨークロケで撮ったという映画、主演は西島俊秀さんと「薄氷の殺人」「鵞鳥湖の夜」のグイ・ルンメイさんです。Dear Stranger/ディア・ストレンジャー / 監督:真利子哲也ネタバ...
アンドレア・アーノルド監督の過去作が見たくなるマジックリアリズムの良作… 昨年2024年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されたアンドレア・アーノルド監督の映画です。私は初めて見る監督ですが、現在64歳ですし、かなりキャリアのある方です。2004年には「Wasp」でアカデミー賞最優秀短編映画賞を受賞していますし、カンヌ国際映画祭では、2006年「...
サイモンセズよりも「女」であることの厄介さが強く意識されているように感じます… 俳優でもあるアリアン・ラベド監督の長編デビュー作です。出演作にヨルゴス・ランティモス監督の「ロブスター」やリチャード・リンクレイター監督「ビフォア・ミッドナイト」があるようですが記憶には残っていません。この映画はなんとなく怖そうな映画ですね。九...
広瀬すずさんが高峰秀子さんや若尾文子さんになっていた… 広瀬すずさんが高峰秀子さんや若尾文子になっていた! それにカズオ・イシグロさんがミステリー作家みたいになっていた!というのがこの映画の感想です。遠い山なみの光 / 監督:石川慶イギリスパートはなくてもいいのでは…1952年の長崎から始まります。...
マシュー・ランキン監督談「テーマは人に優しくすること」って映画が優しくないじゃん(笑)… これはまたシュールで難解な映画でした。この映画は一体何だったんだと日本の公式サイトを見てみましたら、マシュー・ランキン監督が「この映画の主要なテーマの一つは“人に優しくすること” 」と語っているとあり、思わず、ウソ! 優しくないじゃんと声が出そうになりました(笑)。...
映画は九龍城とともにはかなく消えていく… 池田千尋監督の名前を目にし、前々作の「記憶の技法」ではかなり辛辣なことを書いてしまった後悔もあり、見てみようかと公式サイトを覗いてみたところ、いや、これは見ちゃいけないと直感的に感じたんですが、出演者が吉岡里帆さんと水上恒司さんでしたのでまあ大丈夫だろうと見てみました。九龍ジェネリックロマ...
奇妙なしょうもない大人たちとそれに惑わされることなく生きる子どもたちのとぼけた系ファンタジー… 横浜聡子監督の前作「いとみち」は完璧な青春映画でしたが、この「海辺へ行く道」は14歳の中学生を主人公にした物語、さてどうでしょうか。海辺へ行く道 / 監督:横浜聡子ジェネレーション Kplus 部門特別表彰とは…この映画...
クリステン・スチュワートにはアメリカンローカルの空気は合わないように思う… クリステン・スチュワートさん目当てです。私には「スペンサー ダイアナの決意」以来ですが、その後にデヴィッド・クローネンバーグ監督の「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」に出ているようです。ボディホラー SF みたいな映画でしたので見ていないです。この「愛はステロイド」は、レ...
あえて厳しいことを言えば… 監督の清水友翔さんのプロフィール「17歳で高校を中退後ロサンゼルスに渡米。Santa Monica Collegeの映画学科を卒業し…(公式サイト)」をみて、ちょっと違った感覚が感じられるかなと思い見た映画です。僕の中に咲く花火 / 監督:清水友翔短編であれば映画になっていたかも…確かに...
大西礼芳さんじゃなければどうなっていたことやら… 映画.com の紹介文に「生と死の関係を深く温かく…」なんてコピーがありましたのでスルーしそうになった(なぜ?…)のですが「嵐電」と「夜明け…」の文字が目に入りポチッとした映画です。また逢いましょう / 監督:西田宣善大西礼芳さん、「嵐電」で見ているのに…なんですが...
超ファンタジーアイドル映画だったようです… 何となく台湾映画でも見てみるかと何も知らずに見たんですが、見終えてもどういう傾向の映画かわからず、今ググってみましたらスター俳優の映画だった? ようです。いわゆるアイドル映画です。違うのかな?鯨が消えた入り江 / 監督:エンジェル・テン超ファンタジーアイドル映画かな…テレ...