あ行

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永遠の門 ゴッホの見た未来

2019.11.11

あ行, , 褒めてる映画

シュナーベル監督の目を通しウィレム・デフォーの姿で見るゴッホフィンセント・ファン・ゴッホ37年の生涯のうち、亡くなるまでの2年あまりが描かれています。監督は「潜水服は蝶の夢を見る」のジュリアン・シュナーベル監督、あらためてこの監督の過去の作品をみてみますと伝記的な映画が多い監督です。(的)としたのは、伝記という言葉からイメージされる人物紹介のような映画ではないと...

今さら言えない小さな秘密

2019.10.22

あ行,

ラスト、マドレーヌのフラッシュバックにプチ感動ついつい頬も緩み、くすっと笑いがもれる映画です。「フランスの国民的作家にしてイラストレーター、漫画家でもあるジャン=ジャック・サンペのベストセラー『今さら言えない小さな秘密』」の映画化です。あまり詳しくはありませんが、『プチ・ニコラ』はよく知られていますし、映画化もされています。今さら言えない小さな秘密 / ...

イエスタデイ

2019.10.17

あ行,

ビートルズがいない世界なんて!?というビートルズ愛の映画ビートルズをこの上なく愛する人たちが作ったということがひしひしと伝わってくる映画です。ダニー・ボイル監督はもちろんでしょうが、おそらく脚本のリチャード・カーティスさんがその中心ではないかと思います。イエスタデイ / 監督:ダニー・ボイル事故にあい、目が覚めるとそこはビートルズのいない世界だったな...

エンテベ空港の7日間

2019.10.08

あ行,

事実よりも人間を、アクションよりもメンタリティーを描く1976年に実際に起きたハイジャック事件、そして人質救出作戦「エンテベ空港奇襲作戦」を描いています。 過去に3度映画化されているようですが、すべて直後の1976年(エンテベの勝利、特攻サンダーボルト作戦)と1977年(サンダーボルト救出作戦)です。エンテベ空港の7日間 / 監督:ジョゼ・パジーリャ...

アイネクライネナハトムジーク

2019.09.23

あ行,

伊坂幸太郎原作、今泉力哉監督、斎藤和義音楽の恋愛ドラマ今泉力哉監督、公式サイトに「恋愛群像劇の名手」というコピーで紹介されていますが、確かに、私が見た「知らない、ふたり」も「愛がなんだ」も恋愛群像劇ではありました。その二作に比べますと、あまり出来はよくありません。おそらく問題はシナリオですね。アイネクライネナハトムジーク / 監督:今泉力哉この映...

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ

2019.09.20

あ行,

13歳リアルな青春ということなんだろうけど…やたら評判がいいことと、宣伝コピーの「SNSと共に生きる私たちの「いま」をヴィヴィッドに描き出し、全米で社会現象を巻き起こした痛くて優しい感動作!」を見て興味を持った映画。エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ / 監督:ボー・バーナムあるいは、同年代の小中学生が見て、映画の中に自分がいると感じる子ど...

ある船頭の話

2019.09.14

あ行,

オダギリジョー初監督作品だが…オダギリジョーさんが映画を撮るという話は、「宵闇真珠」を見た時に知ったのですが、この映画がそれですね。昨年2018年7月2日の記事です。ある船頭の話 / オダギリジョーキノフィルムズの製作です。と書いても、キノフィルムズの実態を知っているわけではありませんが、一観客の立場でも最近のキノフィルムズ配給の多さにはびっくり...

おしえて!ドクター・ルース

2019.09.04

あ行,

90歳の現役セックスセラピスト ドクター・ルースの人生「アメリカで最も有名なセックス・セラピストであり、司会者、作家として活躍」(公式サイト)するルース・ウェストハイマーさんを伝記的に追ったドキュメンタリーです。ルースさんの人生そのものが映画です。おしえて!ドクター・ルース / 監督:ライアン・ホワイト現在91歳、アメリカでドクター・ルースと呼ばれ...

命みじかし、恋せよ乙女

2019.08.21

あ行,

樹木希林さんの遺作であり、HANAMI の続編樹木希林さんを前面に出しての宣伝の効果でしょう、(私の)予想以上に入っていました。まさか日本ではあまり知られていないドーリス・デリエ監督の名前でということはないでしょう。命みじかし、恋せよ乙女 / 監督:ドーリス・デリエ「HANAMI」の完全なる続編でした。と、「HANAMI」を持ち出しても、おそらく多...

永遠に僕のもの

2019.08.18

あ行,

アルモドバルプロデュースのクールな美少年犯罪ものを期待するが…1971年に実際に起きた大胆な犯罪、その犯人の特異性、そしてそれを描くにぴったりの魅力的な俳優、映画を面白くできる要素は揃っています。それに半世紀前に起きた事件ともなれば、如何様にも料理できるはず、なのにどうしちゃったんでしょう?永遠に僕のもの / 監督:ルイス・オルテガ映画としては中途半...

インターステラー

2019.08.15

あ行,

(DVD)理論物理学にもとづく硬派なSFを志向したけれど、軸はやっぱり父娘もの?インターステラー(字幕版)発売日: 2015/03/25メディア: Prime Videoこの商品を含むブログ (8件) を見る こういう「終末、そして再生」みたいな物語はキリスト教世界にあっては永遠のテーマなんでしょう。過去、幾度も描かれてきた物語ではあり...

あなたの名前を呼べたなら

2019.08.07

あ行,

階級社会が色濃く残るインド、女性はどう生きる?「あなたの名前を呼べたなら」のタイトルに、メイドの女性と裕福な男性の物語とくれば、立場が違うがゆえの悲恋物語なんだろうと割と簡単に想像できてしまいますが、この映画、そうまんざら捨てたもんじゃないです。確かに、悲恋ではないにしてもそれに近いものだったのですが、意外にもベタなところもなく、どちらかと言いますと、よく知らな...

アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場

2019.07.05

あ行,

無名戦士たちの終わりなき継続戦争現在、秋篠宮が外交関係樹立100周年ということでフィンランドを訪問しています。多少なりともその話題性を集客に結びつけようとしたかどうかはわかりませんが、2017年製作のフィンランドの戦争映画が公開されています。アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場 / 監督:アク・ロウヒミエスフィンランド映画といいますと、どうしてもアキ...

アマンダと僕

2019.06.26

あ行,

パリ、ボルドー、ロンドンの日常風景の中の僕、という映画アマンダの母親が亡くなることは予告編で知っていたのですが、理由はこれですか!? と、びっくり。それに、アマンダがその喪失感を乗り越えていく過程を描いた映画かと思っていましたら、そうでもなかったです。アマンダと僕 / 監督:ミカエル・アース昨年(2018年)の東京国際映画祭のグランプリと最優秀脚本賞...

ウィーアーリトルゾンビーズ

2019.06.20

あ行,

ゲームボーイ世代&ロスジェネ世代の冷ややかなる憂鬱映画「『そうして私たちはプールに金魚を、』が第33回サンダンス映画祭ショートフィルム部門でグランプリを受賞した新鋭・長久允監督の長編デビュー作(映画.com)」との紹介コピーですのでかなり期待度は高かったのですが…ウィーアーリトルゾンビーズ / 監督:長久允公式サイトをみてから見に行けばよかったです(...

エリカ38

2019.06.13

あ行,

樹木希林企画、浅田美代子主演が売りの日比遊一監督作品樹木希林さんが浅田美代子さんのために企画したというのが売りの映画です。ただ私は、それだけではなく、監督が日比遊一さんということもあり、(若干)興味を持った映画です。エリカ38 / 監督:日比遊一日比遊一監督の初劇映画「ブルー・バタフライ」を見たのはちょうど一年前ですね。写真家でもあるということで、前...

アナと世界の終わり

2019.06.08

あ行, , 褒めてる映画

青春、ゾンビ、ミュージカル、3ジャンルの王道をゆく青春ゾンビミュージカル映画としては完璧です。ただ、そうしたジャンルがあればですが(笑)。「ショーン・オブ・ザ・デッド」と「ラ・ラ・ランド」の融合(‘Shaun Of The Dead’ Meets ‘La La Land’)とのコピーで紹介されています。どちらも見ていませんので、それが妥当かどうかわかりませんが...

アメリカン・アニマルズ

2019.05.20

あ行,

犯人たち本人が登場する実録貴重本強奪事件か??映画の冒頭、「This is not based on a true story.」と出ます。即座に「not based on」に取り消し線が引かれ、そして取り消された文字が消えてしまいます。残るのは「This is a true story.」、これは実話であると言っています。アメリカン・アニマルズ / 監督...

怒り(DVD)

2019.05.17

あ行,

原作を損なうことなく、後半は結構いけるやっと DVD(Blu-ray)借りられました。原作を読み、映画に乞うご期待! ということになるのでしょうが、まあ例によって原作を読んで見た映画に満足などできるわけもなく、正直このキャスティングを見ても、もうこりゃダメでしょう(すみません)と思うわけです(笑)。などと、下の別ブログの記事に、やや冷笑気味に笑までつけて...

エマの瞳

2019.05.05

あ行,

プレーボーイと盲目の女性の恋、だけの映画なのか?公式サイトに「イタリアの名匠シルヴィオ・ソルディーニ監督の最新作」とありますが、まったく知らない監督で初めて見ました。 映画.comでシルヴィオ・ソルディーニ監督を見てみますと、結構公開されています。タイトルを見てもまったく記憶になく、劇場公開ではなくイタリア映画祭での上映なんでしょうか。エマの瞳 / 監督:...