あ行

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アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場

2019.07.05

あ行,

無名戦士たちの終わりなき継続戦争現在、秋篠宮が外交関係樹立100周年ということでフィンランドを訪問しています。多少なりともその話題性を集客に結びつけようとしたかどうかはわかりませんが、2017年製作のフィンランドの戦争映画が公開されています。アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場 / 監督:アク・ロウヒミエスフィンランド映画といいますと、どうしてもアキ...

アマンダと僕

2019.06.26

あ行,

パリ、ボルドー、ロンドンの日常風景の中の僕、という映画アマンダの母親が亡くなることは予告編で知っていたのですが、理由はこれですか!? と、びっくり。それに、アマンダがその喪失感を乗り越えていく過程を描いた映画かと思っていましたら、そうでもなかったです。アマンダと僕 / 監督:ミカエル・アース昨年(2018年)の東京国際映画祭のグランプリと最優秀脚本賞...

ウィーアーリトルゾンビーズ

2019.06.20

あ行,

ゲームボーイ世代&ロスジェネ世代の冷ややかなる憂鬱映画「『そうして私たちはプールに金魚を、』が第33回サンダンス映画祭ショートフィルム部門でグランプリを受賞した新鋭・長久允監督の長編デビュー作(映画.com)」との紹介コピーですのでかなり期待度は高かったのですが…ウィーアーリトルゾンビーズ / 監督:長久允公式サイトをみてから見に行けばよかったです(...

エリカ38

2019.06.13

あ行,

樹木希林企画、浅田美代子主演が売りの日比遊一監督作品樹木希林さんが浅田美代子さんのために企画したというのが売りの映画です。ただ私は、それだけではなく、監督が日比遊一さんということもあり、(若干)興味を持った映画です。エリカ38 / 監督:日比遊一日比遊一監督の初劇映画「ブルー・バタフライ」を見たのはちょうど一年前ですね。写真家でもあるということで、前...

アナと世界の終わり

2019.06.08

あ行, , 褒めてる映画

青春、ゾンビ、ミュージカル、3ジャンルの王道をゆく青春ゾンビミュージカル映画としては完璧です。ただ、そうしたジャンルがあればですが(笑)。「ショーン・オブ・ザ・デッド」と「ラ・ラ・ランド」の融合(‘Shaun Of The Dead’ Meets ‘La La Land’)とのコピーで紹介されています。どちらも見ていませんので、それが妥当かどうかわかりませんが...

アメリカン・アニマルズ

2019.05.20

あ行,

犯人たち本人が登場する実録貴重本強奪事件か??映画の冒頭、「This is not based on a true story.」と出ます。即座に「not based on」に取り消し線が引かれ、そして取り消された文字が消えてしまいます。残るのは「This is a true story.」、これは実話であると言っています。アメリカン・アニマルズ / 監督...

怒り(DVD)

2019.05.17

あ行,

原作を損なうことなく、後半は結構いけるやっと DVD(Blu-ray)借りられました。原作を読み、映画に乞うご期待! ということになるのでしょうが、まあ例によって原作を読んで見た映画に満足などできるわけもなく、正直このキャスティングを見ても、もうこりゃダメでしょう(すみません)と思うわけです(笑)。などと、下の別ブログの記事に、やや冷笑気味に笑までつけて...

エマの瞳

2019.05.05

あ行,

プレーボーイと盲目の女性の恋、だけの映画なのか?公式サイトに「イタリアの名匠シルヴィオ・ソルディーニ監督の最新作」とありますが、まったく知らない監督で初めて見ました。 映画.comでシルヴィオ・ソルディーニ監督を見てみますと、結構公開されています。タイトルを見てもまったく記憶になく、劇場公開ではなくイタリア映画祭での上映なんでしょうか。エマの瞳 / 監督:...

アガサ・クリスティー ねじれた家

2019.04.27

あ行,

物語の運びも登場人物もねじれが足らず。公式サイトに、アガサ・クリスティー本人が「自身の最高傑作だと誇」ったとある『Crooked House ねじれた家』の映画化です。ねじれた家 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)作者: アガサ・クリスティー,田村隆一出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/06/14メディア: 文庫クリック: 54回...

愛がなんだ

2019.04.23

あ行,

今泉力哉監督による(超)日常会話的片思い恋愛劇5人の男女の恋愛模様を2時間見続ける映画です。って、ちょっと嫌味っぽく聞こえるかもしれませんが、そうでもなく、5人皆うまいですし、丁寧に作られていますし、(おそらく)今泉力哉監督のやろうとしていることもきっちりできている映画だとは思います。愛がなんだ / 監督:今泉力哉ただ、これ、客観的に見る映画ではな...

ある少年の告白

2019.04.21

あ行,

同性愛は治療すべきものというおぞましき思想、信条「Conversion therapy」矯正セラピーと訳されていますが、同性愛者や両性愛者を異性愛者に矯正するという、いったいいつの時代? と思うような話ですが、原題(Boy Erased)と同名の回想録の著者ガラルド・コンリーさんが「Love In Action」へ送られたのは2004年のことだそうです。あ...

悪と仮面のルール

2019.04.14

あ行,

(DVD)人間存在の不条理を描く重厚なドラマかと思ったら、メロドラマだった。映画を見る限りでは、原作の中村文則著『悪と仮面のルール』が「ウォール・ストリート・ジャーナル紙の2013年ミステリーベスト10に選出(講談社文庫)」されたというのはにわかには信じがたいです。原作どうこうではありません。映画がです。悪と仮面のルール発売日: 2018/07/25...

あなたはまだ帰ってこない

2019.03.11

あ行,

マルグリットのメラニー・ティエリーがいい「あなたはまだ帰ってこない」って、こんな情感も何もあったものじゃないタイトルによくもOKが出たものだと思います。原作はマルグリット・デュラスの自伝的な小説『苦悩』、普通原作の日本語訳があればそれを使うんじゃないかと思いますが、今は散文系タイトルが受けるんでしょうか。あなたはまだ帰ってこない / 監督:エマニュエル・フ...

アリータ:バトル・エンジェル

2019.02.24

あ行,

求められているのは、CGI よりもND(ニュー・ドラマツルギー)今気づいたのですが、これ、ジェームズ・キャメロンさんは監督ではなくプロデューサーなんですね。やたらキャメロン、キャメロンとうたってありますので監督だと思っていました。アリータ:バトル・エンジェル / 監督:ロバート・ロドリゲスまあ、ハリウッドですので監督でも製作でもどちらでもいいのですが、...

愛と銃弾

2019.02.18

あ行, , 褒めてる映画

イタリアン・ハードボイルド・フィルム・ノワール・ミュージカル映画これは、配給の宣伝担当を褒めたいですね(笑)。「愛と銃弾」なんてタイトル、むちゃくちゃそそります。まあ、原題も近い意味なんでしょうが、下に引用した画像といい、「死んでも、愛して。」とか、このなんともいえないクサさの同居した切ないかっこよさ、どう考えてもフィルム・ノワール系のクライムものを思わせます。...

あみこ

2019.01.10

あ行,

こういう才能が継続的に映画が撮れるといいのですが…映画.com から宣伝コピーを引用しますと、第39回ぴあフィルムフェスティバルで取り上げられ、PFFアワードで観客賞を受賞。その後も、第68回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に史上最年少で招待されたほか、香港国際映画祭やカナダのファンタジア映画祭など、各国の映画祭で上映された。という映画です。公式サイト ...

家へ帰ろう

2019.01.02

あ行,

叙情的になりやすい物語をストイックにまとめた監督の手腕に拍手大晦日に見ましたら、号泣でした(笑)。公式サイト / 監督:パブロ・ソラルス「観客賞総ナメの感動作!」の宣伝コピーも嘘ではないですし、感動作云々以上に映画作りのセンスがいいです。監督でもあるパブロ・ソラルスさんのシナリオがいいです。主演のミゲル・アンヘル・ソラの頑なさとそれがかすかに解きほぐ...

暁に祈れ

2018.12.28

あ行,

2時間の暴力、暴力、暴力…予告編を見て、「名もなき塀の中の王」のような映画かと期待したんですが全く違っていました。もしこれから見ようという方がいらっしゃいましたら、公式サイトなどをよく読んで、よく考えてからにしたほうがいいです(笑)。私は、ほぼ最後までこの映画が一体どういう映画なのかさっぱりわかりませんでした(涙)。公式サイト / 監督:ジャン=ステファー...

アリー スター誕生

2018.12.22

あ行,

自然体のガガさんがいいですし、とにかく音楽がいいです。レディー・ガガさんって、どちらかといいますと、(大して知らなかったので)音楽よりもビジュアル先行の歌手という印象だったのですが、歌唱力半端ないですね。それに俳優としても存在感があります。公式サイト / 監督:ブラッドリー・クーパー「A STAR IS BORN スター誕生」1937年の映画の3度目...

おかえり、ブルゴーニュへ

2018.11.19

あ行,

ブルゴーニュのドメーヌの一年と美味しいワインの造り方この映画の英語タイトルは「Back to Burgundy(*1)」で、日本語タイトルとは主体は違いますが、ブルゴーニュへ帰るという点ではほぼ同じ、そして、原題であるフランス語タイトル「Ce qui nous lie」は下の画像にもあります「私たちをつなぐ(結ぶ)場所」といった意味らしく、これらタイトルと下の画像...