ギヨーム・ブラック監督、どこへ行く… 知る人ぞ知る(笑)ギヨーム・ブラック監督です。この映画が最新作になるようですが、わずか40分のドキュメンタリーです。リンダとイリナ / 監督:ギヨーム・ブラックギヨーム・ブラック監督どこへ行く…初ギヨーム・ブラック監督がこの映画ですとこれでさようならかもしれませんね(ゴメン…)...
よくできた再現ドラマで終わらないために… ドナルド・トランプが大統領に選ばれた選挙(2016年…)にロシアが介入したのではないかという報道は記憶していますが、この映画のような事実があったことは知りませんでした。日本の大手メディア、特に新聞は報道していたのでしょうか。リアリティ / 監督:ティナ・サッターChatGPT にき...
男の意地の後始末をするのは、あるいは、させられるのは女の意地… スペインのロドリゴ・ソロゴイェン監督です。前作の「おもかげ」を見たとばかり思っていましたので目についた映画ですが、見ていませんでした。きっとチラシの画像が印象に残っていたんでしょう。ですので、ロドリゴ・ソロゴイェン監督、初めてです。理想郷 / 監督:ロドリゴ・ソロゴイ...
アクション映画としてはダメだけれど、綾瀬はるかさんひとりでもつ映画… 綾瀬はるかさんは、「海街diary」、それも DVD で見ただけですが、台詞に力のある俳優さんとの印象を強く持ち、その後は注目していてもなかなか見たくなるような出演作がなかったという俳優さんです。やっと、というわけでもありませんが、ハードボイルド系のアクションものもやるんだという...
親子共依存にさせない社会環境が求められるのだが… 子どもに対する虐待やネグレクトを題材にした映画は結構見ていますが、その実相を知っているかと言われますと、実際そうした場面に出会ったこともありませんし、映画でもドラマ以外には見たことはありません。当然ながらその現場の映像が世に出てくることは考えづらく、しかしながらその体験者が自らの体験を語ることでその...
PTAアンダーソン監督自身のカリフォルニア・ドリーミング ポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作「リコリス・ピザ」、今年3月のアカデミー賞には作品賞、監督賞、脚本賞の3賞にノミネートされていましたが受賞はありませんでした。ちなみに作品賞は「コーダ あいのうた」でした。タイトルの「リコリス・ピザ」は1986年まで南カリフォルニアにあったレコードシ...
シュールな近未来か?アンチテクノロジーか? 予告編からはもっとシュールな映画を想像していたのですが、思いのほか感傷的で叙情的な映画でした。2020年のヴェネツィア映画祭のオリゾンティ部門で上映され、コンペティション部門の審査委員長のケイト・ブランシェットさんが評判を聞きつけて鑑賞し、エグゼクティブ・プロデューサーへの就任を買って出たという映画です。...
三つの時空の融合が中途半端で惜しい 率直なところ、始まって1/3あたりまではあまりの素人臭さに(感じたということでペコリ)なぜこれが劇場公開?とため息をこらえて見ていたのですが、後半の現代の写真館あたりからは、ん? そうでもないかと気を入れ直して見た映画です。いきなりこんな書き方でゴメン、問題は多いと思いますが悪くはないです。...
寓話的ファンタジーなのだが寓話性が足りず 「ルルドの泉で」のジェシカ・ハウスナー監督の最新作です。主演のエミリー・ビーチャムさんが昨年2019年のカンヌで女優賞を受賞しています。ハウスナー監督の映画は日本ではほぼ10年ぶりということになりますが、2014年に「Amour fou」という映画を撮っているようです。英題は「Mad Love」ですので狂った愛みたいなニュ...
男女逆にイメージしてこの映画の印象と比べてみれば何かが見える グロリア・グレアムさん、アカデミー助演女優賞を受賞したのが1952年、29歳の時の「悪人と美女」、亡くなられたのが1981年ですから57歳です。そのグロリアさんの亡くなられる直前の物語です。リヴァプール、最後の恋 / 監督:ポール・マクギガン原作があり、著者がピーター・ターナーさんとなってい...
(原作知らずの斜め読みネタバレ解説)40代のノスタルジー 岡崎京子さんについてもこの映画の原作についても何も知らない者のレビューです。今、公式サイトとウィキペディアを読んだ程度です。それにしても最近の日本映画は、漫画が原作とかアニメの実写とかが多くなっている印象です。元となるものが、形は違っても、すでにひとつのビジュアル様式として一定の評価を得ているわけですから、...
ワンシーンごとには監督の才能を感じますが、長編としては単調で起伏が足らず、トミー谷は丸? 名古屋には二番館(今はこういう言い方はしないかも?)が二館あります。キノシタホールと三越映画劇場です。そのひとつキノシタホールへ初めて行きました。きれいなホールです。映画は「リザとキツネと恋する死者たち」、映画案内サイトを見ていて、ふっと目が止まり、何やら面白そうだと感じ、...
映画はオーソドックス過ぎてつまらないのですが、実在のリリー・エルベさんを知っただけでも価値ありです! リリーの妻ゲルダを演じたアリシア・ヴィキャンデルさんが今年のアカデミー助演女優賞を受賞しています。「英国王のスピーチ」を見て*1、「レ・ミゼラブル」なんてスペクタルものよりもオーソドックスなつくりの映画のほうが向いていると書いたトム・フーパー監督ですが、今考えて...
笑っておいてなんですが、こんな小手先の手で笑いをとっても仕方ないでしょう(笑) 龍三と七人の子分たち [Blu-ray]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2015/10/09メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (6件) を見る笑っておいてなんですが、こんな小手先の手で笑いをとっても仕方ないでしょう(笑)。映画『龍三と七人の子分たち』予告編...
物語の発端となった橋の上から飛び降りようとした赤いコートの女性の話、すっかり忘れてしまうほど引き込まれて… リスボンに誘われて [DVD] 出版社/メーカー: ポニーキャニオン 発売日: 2015/04/02 メディア: DVD この商品を含むブログ (4件) を見るサスペンスでもないのに、一時たりとも目を離せない感覚を味わいました...
比喩や暗示に満ちていますので、この映画もまたカルトムービーと言われることになるのでしょう リアリティのダンス(字幕版)発売日: 2015/06/03メディア: Prime Videoこうした才能があればこそ、映画全体の奥深さや幅広さが増し、ある種芸術的価値を押し上げるのだろうとは思います。映画『リアリティのダンス』予告編ただ、様々なエピソードによる各シーンは興...