最新映画一覧

ナギダイアリー

2026.10.02

な行, な, 褒めてる映画

人はみな孤独、そして不完全なもの大人の映画って感じでとてもよかったです。深田晃司監督の映画は「東京人間喜劇」あたりからわりと観ていますが、いまだ「さようなら」(2015年)を超える映画がないというのが私の評価で、この間の「よこがお」では「深田晃司監督は初心に帰るべき」などと偉そうなことまで書いてしまいました(ゴメン…)。ナギダイ...

しびれ

2026.09.27

さ行, し

内山拓也監督に北村匠海さんと宮沢りえさんを生かすだけの術が不足している北村匠海さんと宮沢りえさんの映画だと期待したけれど、どちらもその頑張ったキャラ作りほど映画的に生きていなかったです。シナリオが悪いということでしょう。いや、というよりもプライベートに納めておくべきことなのに、そこに今の日本映画にとても重要な二人の俳優を引っ張り出したのが間違いだったとい...

シャドウワーク

2026.09.26

さ行, し, 褒めてる映画

おうちってなに? 交換殺人ってなに? 女性たちの連帯エンターテインメント現実ならこんなふうに終わっちゃいけないけれども映画としてはおもしろいです。それにやっぱり吉野竜平監督はうまいですね。シャドウワーク / 監督:吉野竜平(𠮷野竜平)ネタバレあらすじ「バカにしないでよ〜」...

モネと時間旅行

2026.09.23

ま行, も

セドリック・クラピッシュ監督らしい感傷的でありながら楽しく観られる、ちょっと珍しい歴史もの「モモと時間泥棒」かと思いました(笑)。印象派の画家モネの時代と現代が交錯する物語で、セドリック・クラピッシュ監督らしいアイ・ラブ・Paris(フランスかな…)な映画です。テーマはシンプルですし、映画のつくりも軽やかでユーモアがあり楽しく見られます。[toc...

ワンオペレーション

2026.09.21

わん他, わ

いわゆるワンオペの話ではなく、世の中のすべてを敵に感じる母親という存在の映画いわゆるワンオペの話ではなかったです。なんと言いますか、「怒り」という感情を2時間見せつけられる映画と言えばいいんでしょうか。なにせ、原題が「If I Had Legs I'd Kick You」ですからね。ただ、多くの人が蹴飛ばす側ではなく蹴飛ばされる側に立たされる映画だとは思...

さとこはいつも

2026.09.19

さ行, さ

自分の物語を書くをテーマにした3人のさとこさんの話、姫野花春さんがすごいです。一瞬、ひとりの話? と思いましたが、同時代を生きる3人の「さとこ」の物語でした。左から55歳里子の石田ひかりさん、35歳沙都子の有村架純さん、そして15歳聡子を演じる姫野花春さんです。映画は15歳聡子から始まります。姫野花春さんから始めて大成功でしたね。...

私たちは、ちょうどいい。

2026.09.15

わん他, わ

この邦題、相当困ったみたいですね。癒やしのスクラップブックとかでいいじゃないの。いきなり女性の泣きじゃくる顔のドアップで始まり、それが数分(の印象…)続きますのでびっくりしました(笑)。でも演じているバービー・フェレイラさんの印象はとても良く、また相手のボブを演じている共演のジョン・レグイザモさんも良かったです。私たちは、ちょう...

ルックバック

2026.09.13

ら行, る

是枝裕和監督らしくないあまり映画的じゃない映画藤本タツキさんの名も『ルックバック』がどんなものかもまったく知らず、是枝裕和監督の映画ということで観た映画です。それに出口夏希さんと蒔田彩珠さんのどちらもいい印象で記憶されていることもあります。ルックバック / 監督:是枝裕和ネタバレあらすじえらくあっさりしていますね...

ハルバーシュタットの埋蔵金

2026.09.11

は行, は

東西ドイツ再統一時の通貨交換にまつわる牧歌的犯罪コメディこの映画、ドイツでは結構受けてるんじゃないですかね。コメディということもありますが、どことなく昔はよかった感が漂っています。30数年前のドイツ再統一の頃ののどかなコミュニティが夢想されたお話です。ハルバーシュタットの埋蔵金 / 監督:ナーチャ・ブルンクホルストネタバ...

ヒンド・ラジャブの声

2026.09.08

は行, ひ

エンタメ要素強めで後味悪し「皮膚を売った男」のカウテール・ベン・ハニア監督です。チェニジア出身の監督です。この「ヒンド・ラジャブの声」は昨年2025年のヴェネツィア国際映画祭で審査員グランプリの銀獅子賞を受賞しています。「皮膚を売った男」からの印象では批評性はあるがエンターテインメント性の強い映画を撮る監督です。ヒンド・ラジャブ...

また会えるよね & リンダとイリナ

2026.09.07

ま行, ま

原題の「Ce n'est qu'un au revoir」は「Auld Lang Syne(蛍の光)」のフランス語訳ギヨーム・ブラック監督の新作をやってるんだとあわてて観に行きましたら、なるほどねという映画でした。また会えるよね & リンダとイリナ / 監督:ギヨーム・ブラックまた会えるよねなるほどねとい...

白鳥とコウモリ

2026.09.05

は行, は

ラブストーリー要素多めのミステリー、ただプロットに穴は多い初めて東野圭吾さん原作の映画を観ました(多分…)。現在と過去の事件がかなり交錯している話ですのでストンと落ちる感じはありませんし、ミステリーというよりも最初に疑問が提示されてそれが説明されていくような映画でした。それにラブストーリー要素多めです。白鳥とコウモリ / 監督:...

見えない娘 THE INVISIBLES

2026.09.02

ま行, み

寓話ものなのに中途半端なコメディで終わる公開作のうち何を見るかの情報は映画.com から得ることが多いのですが、まあ観なくてもいいかと思ったこの「見えない娘」、それでも観た訳は「14歳の栞」にわりといい印象が残っている竹林亮監督の名前からです。見えない娘 THE INVISIBLES / 監督:竹林亮ネタバレあらすじなし...

私はあなたを知らない、

2026.09.01

わん他, わ

人物の存在感が伴わなければサボテンの花だけではドラマは生まれない「湯を沸かすほどの熱い愛」「長いお別れ」「兄を持ち運べるサイズに」と観てきている中野量太監督、結局「家族神話もほどほどに」との評価に行き着いている監督です。でもこの「私はあなたを知らない、」はちょっと違って家族をつくれない人たちの話でした。ただし、タイトルの最後が「、」で終わっており、それは...

時には懺悔を

2026.08.28

た行, と

原作者打海文三さんの実体験が反映されていると知れば何も言えなくなるミステリーものかと思って観たのですがむしろヒューマンものと言ったほうがいい、障害児とともに生きることがテーマの映画でした。いい人しか出てこないなあと頭に浮かんだ言葉も、原作者の打海文三さん自身が障害児を育てられたと知りますとなるほどと腑に落ちる映画です。時には懺悔...

君の見る世界をなぞる

2026.08.24

か行, き, 褒めてる映画

思春期の憂鬱をひとことで表す言葉はない全編集中して観られる映画でした。それに映画のつくりのセンスがいいです。原題は主人公の少年の名前の「ENZO」ですが、邦題では「君の見る世界をなぞる」と、「君の名前で僕を呼んで」を思わせるようなタイトルにしています。この映画、単にセクシュアリティをテーマにした映画とみないほうがいいと思います。...

ドラマなふたり

2026.08.21

た行, と

この話、アメリカじゃネタにしちゃいけないってことじゃないですかね「シック・オブ・マイセルフ」のクリストファー・ボルグリ監督です。その1本を観ただけで言うのもなんですが、ちょっと世の中を斜めにみているようなところがあり、皮肉っぽい映画を撮る監督です。その目でこの映画の概要を読めばおおよそ想像はついてきます。ドラマなふたり / 監督...

今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は

2026.08.19

か行, き

さっちゃん(伊東蒼)の無限自己フォロー告白がすごいね。一人ボケツッコミです(笑)。お盆休み、そそられる公開作もなく、ぼんやりとネットでポチッポチッとしていて、ああ、この長いタイトル、記憶にあるなあとポチッと観てみたら結構面白かったです。今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は / 監督:大九明子ネタバレあらすじ「勝...

左利きの少女

2026.08.16

は行, ひ

左利きの少女の話というよりも三世代の女性たちの映画だった5歳の少女が左利きであることがキーになるのかと思っていましたら、それよりもむしろ台北で暮らす三世代の女性たちの生き方の違いが際立って感じられる映画でした。この映画はもともと2000年代の初めに企画が立ち上がったもののその後なかなか実現出来ずに今にいたったものらしく、その間およそ20年という時代の移り...

ゴースト・オブ・ウエノ

2026.08.12

か行, こ

門脇麦さん、竹中直人さんを観るだけならいいかもいつまで経っても一向に先が見えないこの映画、まさしくゴーストのようです。それにホームレスの現実を描いているようには思えず、つくり手の価値観をホームレスに反映させているだけかと思います。ゴースト・オブ・ウエノ / 監督:ワン・チイオチで決めようとするのが間違いいきなり否...