ケン・ローチ監督の最後となるだろう映画、希望の映画ではなく絶望の映画にみえる… ケン・ローチ監督の最新作ではありますが、この映画、2023年のカンヌのコンペティションに出品された映画です。ちょうど3年前です。なぜ日本での公開がこんなに遅いのでしょう。オールド・オーク / 監督:ケン・ローチネタバレあらすじ映画の主要...
こういう映画はアメリカじゃないとできないですし、アメリカらしい映画です ニール・ダイアモンドのトリビュートバンド、ライトニング&サンダーを描いた映画です。結構ドラマチックな展開の映画ですが、その描き方は別にして起きていることは実話みたいです。ソング・サング・ブルー / 監督:クレイグ・ブリュワーネタバレあらすじ...
ブラッドリー・クーパーさんがやっと映画監督らしい映画を撮った… ブラッドリー・クーパーさんの「アリー スター誕生」「マエストロ:その音楽と愛と」に続く監督3作目です。やっと監督らしさが出てきた映画です。これって生きてる? / 監督:ブラッドリー・クーパーネタバレあらすじ別居した夫婦のその後を描いている映画ですので、...
実話にもとづいた実名で描いたゆえに映画にはある種の窮屈さと煮え切らなさが… 2000年3月8日に発生した営団地下鉄脱線衝突事故で亡くなった当時高校生の富久信介さん宛に20年後ある女性から手紙(実際は SNS らしい…)が届いたということです。そうした実話にもとづいた映画です。人はなぜラブレターを書くのか / 監督:石井裕也...
音楽映画ではなく、パンクロックな娘とパターナリズムの父親の愛憎物語 音楽映画だと思って観に行かないほうがいいですね。キース・ジャレット、ジャズミュージシャンではありますがそれにとどまらないピアニストです。その超有名なザ・ケルン・コンサートを題材にした映画です。The がついています。ただ、この映画はコンサートそのものを描いているわけではあり...
森七菜さんの名前で見てみたものの、そもそも俳優で見せる映画ではなかった 森七菜さんが出ていなければ目にも留めていないでしょう。長久允監督の映画は「ウィーアーリトルゾンビーズ」を観ていますが、しょうもない映画でした(ゴメン…)。炎上 / 監督:長久允ネタバレあらすじ観なくてもよかったですし、森七菜さんでなくてもいい映...
時代を超えて女性の中に生き続ける抑圧と死の身体記憶 映画.com の、それも一覧に表示された「北ドイツの農場を舞台に、それぞれ異なる時代を生きる4人の少女が体験する…」程度の紹介文をみただけでポチッとしたもんですから、内容はほとんどわからず、ああ、こういうことをやっているのかな程度で終わってしまいました。落下音 / 監督:マーシャ...
クロエ・ジャオ監督の持ち味は感傷的で単調な映画づくりなんでしょう シェイクスピアの『ハムレット』誕生の裏話をフィクションで描いた映画です。主演のジェシー・バックリーさんが今年2026年のアカデミー賞主演女優賞を受賞しています。ハムネット / 監督:クロエ・ジャオネタバレあらすじ原作があります。2020年に出版された...
フランケンシュタインと花嫁(ブライド)のボニーとクライド的愛の逃避行 こういう映画を撮る監督、好きですね。映画としては、んーとはなりますが、迷いがなくやりたいことをやっている感じがいいんです。マギー・ギレンホール監督、俳優としてのキャリアは長く、監督は2作目ですか。思いっきりがいいですね。ザ・ブライド! / 監督:マギー・ギレンホ...
日本のパンク・ミュージック ムーブメントの記録(的)映画 音楽業界のインディーズのことはほとんど知らないのですが、青春音楽ものであればジャンルはなんであれ、きっと楽しめるでしょう。それに出演者が若葉竜也、吉岡里帆、仲野太賀、間宮祥太朗ということですので映画としては期待もあります。ただ、主演の峯田和伸さんというのは名前も始めて見る方です。...
邦題がホラー映画なんだけどそれでいいの? 映画.com で点数が低いと逆に気になります。それにベネディクト・カンバーバッチさん主演なのに、ということで見た映画ですが、なるほどね…(笑)。フェザーズ その家に巣食うもの / 監督:ディラン・サザーンカラスは男の自責の念とみた(笑)面白いとか面白くないとか、良いとか悪い...
トルコ行進曲を聴いて涙が流れるとは… ダルデンヌ兄弟監督はきっちりと3年毎に新作を発表してくれます。IMDb を見てみてください。なにか映画製作のためのルーティンがあるんでしょうね。そして彼女たちは / 監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌダルデンヌ・リアリズムダルデンヌ・リアリズムです。ダルデンヌ...
着想がユニークで面白いほっこり系コメディ… 大人版 E.T. 、いや高齢者版 E.T. ってとこですね。ファンタジーですので何でもありで楽しく見られます。カミング・ホーム / 監督:マーク・タートルトーブネタバレあらすじミルトン、E.T. と遭遇するミルトン(ベン・キングズレー)は79歳、妻は亡くなっており...
ビル(キリアン・マーフィー)の苦悩、苦悩、苦悩… 「オッペンハイマー」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィーさんが、アイルランドの作家クレア・キーガンさんの『ほんのささやかなこと』を読み映画化を望んだということです。ですのでプロデューサーにも名前が入っていますし、他にベン・アフレックさんとマット・デイモンさんもプロデューサーに名を連ねていま...
ヨアヒム・A・ラング監督は「本物のバレエ映画を作りたかった(make a true ballet movie)」と語る ジョン・クランコ、すぐには誰ともわからなかったのですが、シュツットガルト・バレエ団の名を目にし、記憶の片隅にクランコの文字が浮かび上がりました。ジョン・ノイマイヤーやイリ・キリアン絡みでその名を目にしたことがあるシュツットガルト・バレエ団...
自らがユダヤ人であることにこだわっていることの真意はどこにあるのだろう ティモシー・シャラメさんの主演で実在の卓球選手マーティ・リーズマンの人生に着想を得てとなっている映画です。監督は「グッド・タイム」「神様なんかくそくらえ」のジョシュ・サフディ監督です。ただその2作は弟のベニー・サフディさんとの共同監督だったんですが、この映画は単独監督です。[t...
死者となっても誰かのそばにそっといたいということでしょうか 「取り付く島もない」の「とりつくしま」ではないようです。未練のある死者がこの世の無機質な物に取り付いてその未練を解消しようという話でした。より募るんじゃないかと思いますけどどうなんでしょう。とりつくしま / 監督:東かほり物にとりつく死者たち四篇のオムニバ...
フロリアを演じるレオニー・ベレシュさんの看護師所作の見事さに驚く 英題は「Late Shift」、遅番の看護師の一日を追った現実感あふれる映画なのに、これがまた無茶苦茶サスペンスフルなんです。人手不足の病院で「ナースコール」が鳴りまくり、なにか起きるんではないか、いやきっとなにか起きるに違いないとハラハラドキドキがとまらない映画です。...
パク・チャヌク監督、解雇されたマンスに「No Other Choice」と叫ばせるだけの愛がありません 「別れる決心」「お嬢さん」のパク・チャヌク監督、ここには書いていませんが「オールド・ボーイ」など復讐三部作からほぼすべて見ている監督です。ただ、上の2作もそうですが、最近のものにはこれといって感じるところがなく、見るのもちょっと惰性になっている感じです(...
ギャグ要素を捨てて正統派ミステリーで描けばさらに面白くなったような… そこそこ面白かったんですが、これ、もっとおもしろくできた話じゃないですかね。ミステリー時代劇って多分珍しいと思いますので、コメディ要素など入れずに正統派ミステリーで描いたほうがよかったように思います。原作がありますのでそうもいかないのかな。木挽町のあだ討ち / ...