バーニング劇場版のチョン・ジョンソ、月夜に踊らず…アナ・リリ・アミリプール監督の名にも、そのデビュー作「ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女」のタイトルにも、特に引っかかりを感じることもなく、なんとなく面白そうだということと「バーニング劇場版」のチョン・ジョンソさんが出てるということで見に行ったのですが、なんと、びっくり! 今サイト内を検索しましたら「ザ...
月にロケットを飛ばす国の女性記者たちはスマートフォンひとつで社会を変える…インド北部のウッタル・プラデーシュ州の「カバル・ラハリヤ」という新聞社&ネットメディアを追ったドキュメンタリーです。その団体を立ち上げたのがダリトの女性たちということらしく、さてダリトとはなんなんでしょう…。燃えあがる女性記者たち /監督:リントゥ・トー...
畑芽育さんで若干救われていますが、つじつま合わせの脚本が難この「森の中のレストラン」が長編デビュー作の泉原航一監督、「ゲートキーパー」という言葉を知ったことから生まれた映画だそうです。ただ、脚本は幸田照吉さんとなっており泉原監督の名前は入っていないです。デビュー作の脚本に監督の名前が入っていないというのは珍しいような気がします。...
もっと超越した映画を。「月刊「根本宗子」」という本人名を劇団名にしている劇作家、演出家、脚本家、女優の根本宗子さんの舞台作品の映画化です。映画化のシナリオも根本さん本人が書き、監督は山岸聖太さんという方です。もっと超越した所へ。 / 監督:山岸聖太演劇的な、あまりに演劇的ななぜ映画にしようとしたんでしょう、あまりに演...
カーワ、覚醒す。乾いた戦争映画のリアル戦争映画のジャンルに入るんだろうとは思いますが、ちょっと違った感じの映画です。こうした戦争映画で面白いというのもなんですが、とにかくちょっと変わっていて面白い映画です。モスル~ある SWAT 部隊の戦い~ / 監督:マシュー・マイケル・カーナハン映画の背景アメリカ映画だがすべてアラビア語ネタバレあらすじ前半...
権力は真実を黒塗りにする。どの国でも、いつの時代でも。2021年の今、アメリカが正義の国などと信じている人はいないと思いますが、少なくともこういう映画がつくられる国ではあります。2001年のアメリカ同時多発テロをうけ、ブッシュ政権が、容疑者の名のもとに法にもとづかない方法によって多数のイスラムを長期拘束し、拷問まで加えて自白を強要していた事実を暴いています...
少ない台詞と抑制された演出で静かなるフェミニズム予想に反してとてもいい映画でした。劇場で本編映画の前に流れる予告編をぼんやり見た印象と邦題「モロッコ、彼女たちの朝」の響きから、それぞれ問題を抱えるふたりの女性が助け合いながら問題を解決していく甘めのハッピーな映画なんだろうと思っていました。違っていました。とんでもなく厳しい映画でした。モロッコ、彼女たち...
オルフェウスとヴィヴァルディの夏とつかの間の愛日本語タイトルの「肖」が反転してありますね。ちょっとばかりあざといのではと思いますが、まあ「振り返る」がキーワードでもありますし、鏡に姿を写すシーンもかなり多いですのでそこからなんでしょう。燃ゆる女の肖像 / 監督:セリーヌ・シアマアデル・エネルにエロイーズって合ってる? ネタバレあらすじとちょいツ...
物語も人物も富山の風景に溶け込んでいるていねいに作られた映画ですね。富山出身、在住(かな?)の坂本欣弘監督が富山を舞台に一年かけて撮ったということです。実際に富山の四季の移り変わりとともに物語は進みますし、有名な砺波の散居村の夕陽風景も使われています。もみの家 / 監督:坂本欣弘もみの家 / 監督:坂本欣弘不登校になった東京の16歳の高校...
予測不能なブラックコメディーと言われても(コラ!)インド映画と言いますと「歌って、踊って」がすぐに浮かんでしまい、およそ想像がついてしまいますのでほとんど見ないのですが、「踊らないのに大ヒット!」「予測不能なブラックコメディー」の宣伝コピーにつられ見てしまいました(笑)。盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲 / 監督:シュリラーム・ラガヴァンえー! ブラッ...
ギャンブル映画にみせたフロイト心理学的父娘関係の映画か?映画のつくられ方って、もちろんドラマやドキュメンタリーといった違いもありますので様々だとは思いますが、(広い意味での)シナリオがあって撮影をして編集をして完成という基本をはずしたものはないでしょう。中には全てひとりでやってしまう人もいるようですが、シナリオの良し悪しは映画の出来に大きく影響するものだと思います...
台湾発ミステリー・サスペンス、ストーリーは面白いが…台湾のサスペンス・スリラーです。監督のチェン・ウェイハオさんによれば、「台湾映画の主流は、感動的な人間模様や、若者の姿を描いた作品です。それらに比べるとスリラー映画や犯罪映画は数が多くありません。」とのこと、確かに台湾映画と聞きますと、すぐに「海角七号 - 君想う、国境の南 -」など青春ものを思い出しますし、犯...
大人のリアルな愛憎劇、決してベティ・ブルーではない(笑)『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』から30年…は、宣伝文句とはいえ余計ですね(笑)。映画の製作者にそんな意識はまるでないでしょうから、日本の宣伝関係者によほど「ベティ・ブルー」を好きな人がいるのでしょう。まあ、私も好きですし、これまで見た中からお勧めを1本をと言われたら、あるいは「ベティ・ブルー」をあげる...
面白いです。もっともっと世界中の建築物でやってほしい企画です。WOWOWが参加している「国際共同プロジェクト」製作とのことです。6人の監督がそれぞれ自ら選んだ(ようです)建築をそれぞれの視点で映像化しています。「べルリン・フィルハーモニー」監督:ヴィム・ヴェンダース「ロシア国立図書館」監督:ミハエル・グラウガー「ハルデン刑務所」監督:マイケル・マドセン...
これまでの山下監督の作品とどこか違うと感じていたのですが、撮影が芦澤明子さんだから?山下監督は、「苦役列車」で前田敦子に何か感じたんでしょうね。前田敦子フィーチャーのオリジナル脚本(向井康介)ということのようです。前田敦子主演『もらとりあむタマ子』予告編という私も、上のリンク先では何も書きませんでしたが、「苦役列車」を見て、素直に「前田敦子」っていいじゃ...
ああ香港ってこうなんだぁとまるでそこで生活しているような空気感確かに桃さんが倒れたり亡くなったりと人生における最後のドラマが描かれてはいますが、それをも日常のひとこまなのだといった感じに香港の今が淡々と綴られていくとてもいい感じの映画でした。https://www.youtube.com/watch?v=jhuvbhRrcdk60年間...
この監督、オリジナル脚本の方がいいような気がします「フォーゴットン・ドリームス」で気になっていた「森崎書店の日々」を借りてみました。https://www.youtube.com/embed/6M0vx8wLEbM悪くはなかったのですが、これを最初に見ていたら、多分日向朝子監督という名は頭に残らなかったですね。貴子(菊池亜希子...
この映画、すごいですね!シャーリーズ・セロンがベルリンで銀熊賞とアカデミー主演女優賞を取っているんですね。全く知りませんでした。「あの日、欲望の大地で」つながりでDVDを借りてみたのですが、すばらしさにびっくりしました!全く記憶にないのですが、どうしたんでしょうね? SFかホラー映画とでも勘違いしたんでしょうか…。シャーリーズ・セロン、ち...