エンディングにこだわりすぎてどつぼ、それがなければ深い映画になったのに… なにかいやーな感じがして「胸騒ぎ」はするけれどもあまり相手のことを気遣って我慢しているとこうなるよってことみたいです(笑)。胸騒ぎ / 監督:クリスチャン・タフドルップ悪にストーリーがないとつまらない…ホラーのジャンルかとは思いますが、怖い思...
基本スタンスは中国共産党のプロパガンダだが、日本軍の描き方の変化に驚く… トニー・レオンさん、えらく久しぶりに見ました。「ラスト、コーション」まで遡りますので、17年ぶりです。あ、いや「グランド・マスター」を見ていました。映画がひどかったのですっかり忘れていました(ゴメン…)。無名 / 監督:チェン・アル中国共産党のプロパ...
悪魔的な暴力が観念的な描写で多くは伝わらず 映画には見る側にある一定程度の共通する現実意識がないとその良さが伝わってこないものがありますが、この映画もそのひとつです。2020年のサンダンス映画祭で観客賞と審査員特別賞を受賞しています。監督はメキシコのフェルナンダ・バラデスさん、現在40歳くらいの方で、この映画が長編デビュー作のようです。[t...
批評性のない社会派映画は見ていてつらい 久しぶりに後味の悪い映画を見ました。いや、後味だけではなく中味(そんなものはないから途中の味?)もです。映画の中で起きることに対してというわけではなく、そもそもの制作者たちの価値観がとても気になります。映画の、ひいては制作者の価値観が気持ち悪い性的暴行を許容しているかのようホラー映画のようなセットはな...
日常が戦場という現実 シリア内戦に関する正しい情報を知ることはかなり困難です。アサド政権と反体制派による政治闘争に始まり、民族闘争、宗教闘争、さらに大国による軍事介入が絡み合っていると言われています。ただこの映画はそうした政治的、宗教的、民族的立ち位置から描かれた映画ではありません。監督のワアド・アルカティーブさん、下の画像の女性ですが、ワアドさんはたしかに反体制...
すべての意味で踏み込みが足りなく中途半端 言うまでもなく、 今年2017年のアカデミー賞作品賞受賞作です。公式サイトによりますと、戯曲「In Moonlight Black Boys Look Blue(月の光の下で、美しいブルーに輝く)」が原案となっているらしく、タイトルはそこから取られているんですね。また、製作はブラッド・ピットのプランBエンターテインメント...
成海璃子さんが良かったのですが、映画は時代背景などあまり関係のないメロドラマでした。 予告編で見た、70年頃の時代背景、ファッションや街やそもそもの人物感覚に微妙なズレを感じて、それでも見てみようかなと迷いに迷って(それほどでもない(笑))、結局見てきました。映画はともかく、成海璃子さんが良かったです。名前は知っていましたが、こんな大人の女性だったとは知りませんで...
この作品では評価の高さが理解できなく、疑問が多い映画だが、「鉄西区」と「鳳鳴―中国の記憶」は是非見てみたい 無言歌(字幕版)発売日: 2015/02/04メディア: Prime Videoいろいろ疑問の多い映画でした。映画自体は特に難しいことはなく、中国の「反右派闘争」によって、辺境の地で強制...
無防備 [DVD]出版社/メーカー: エスピーオー発売日: 2010/04/02メディア: DVD購入: 2人 クリック: 57回この商品を含むブログ (7件) を見る見終わった後、そういえば出産シーンが話題になった映画があったと思い出した「無防備」。すでに見てからひと月ほど経っていますが、ちょっとばかり書いておこうかと思い立ちました。話題になったというのは、この映画が実際の出産シーンを真っ正面...