最新映画一覧

アイヌモシㇼ

2020.12.03

あ行,

幻ではないアイヌを知り、アイヌを知るきっかけにするこのところ俳優で持っている映画ばかり見ている気がしています(笑)。この映画ではカントを演じている下倉幹人くん、その澄んだ眼には差別や同化といった対立視点ではない今生きているアイヌの苦悩が反映されています。もちろん幹人くんは俳優ではありませんし、その他ほとんどの出演者がアイヌコミュニティの人々の映画です。ただ...

THE CROSSING ~香港と大陸をまたぐ少女~

2020.12.01

英数字, 英字

主演のホアン・ヤオで持っている基本は香港の学校に通う深センの女子高生の青春物語なんですが、そこに iPhoneの密輸というクライム・サスペンス風味を加えた映画になっています。主演のホアン・ヤオ(黄堯・黄尧)さんの存在感で持ちこたえている映画かと思います。THE CROSSING 香港と大陸をまたぐ少女 / 監督:バイ・シュエしかし、それにしても今の香...

ホモ・サピエンスの涙

2020.11.28

は行,

あらすじのない絶望的な33シーンのエンドレス映画ロイ・アンダーソン監督、「さよなら、人類」を見たと思っていましたが、何度も見せられた予告編のせいでそう思い込んだだけのようです。今も予告編を見て、ああ、見た、見たと思いましたが、他のシーンがまったく浮かんできません(笑)。ということで初めてのロイ・アンダーソン監督です。ホモ・サピエンスの涙 / 監督:ロイ・...

泣く子はいねぇが

2020.11.25

な行,

仲野太賀と吉岡里帆、の良さを出せない脚本「是枝裕和が惚れ込んだ新たな才能!」という宣伝コピーがついています。確かに企画に是枝裕和さんの名前もありましたし、分福が企画協力となっていたと思います。で、その才能が佐藤快磨監督ということです…泣く子はいねぇが / 監督:佐藤快磨…が、私にはまったくリズムがあわなかったです。なぜそこで次のシーンへ行く? な...

ばるぼら

2020.11.23

は行,

稲垣吾郎と二階堂ふみ、幻想的にはならずバルボラという言葉の響きにどことなく馴染みを感じるものがあり、あるいは手塚治さんの「ばるぼら」を読んだことがあるのかとも思いましたが違うようです。「バルバラ」でした(笑)。チェコには女性名があるそうです。で、映画ですが、んー、と唸ってしまうような出来です。ばるぼら / 監督:手塚眞かなり無茶苦茶書いていますの...

滑走路

2020.11.22

か行, , 褒めてる映画

萩原慎一郎の歌集からのオリジナルストーリー萩原慎一郎さんの歌集『滑走路』をベースにしたオリジナルストーリーの映画です。桑村さや香さんのシナリオがとてもよく、それを大庭功睦監督が俳優の間合いを活かし緊張感を途切れさせず息苦しいくらいに張り詰めた映画にしています。滑走路 / 監督:大庭功睦萩原慎一郎さんとはネタバレあらすじシナリオのうまさが光る...

ミッドサマー

2020.11.18

ま行,

一部ホラーも徹底すればコメディになるDVD鑑賞です。劇場公開時(2020年2月21日)にはかなり話題になっており、何度も見ようかどうしようかと迷った映画です。結局、前作「ヘレディタリー 継承」の自分自身のレビューを読み返して足を運ぶ決断ができなくDVD鑑賞となりました。ですので、以下、映画の評価の高い人が読んでもつまらんです(笑)。ミッドサマー / 監...

さくら

2020.11.14

さ行,

俳優を活かせていない演出に問題あり西加奈子さんのベストセラー(だそうです)小説『さくら』の映画化です。と言っても、この『さくら』だけではなく西加奈子さんの本を読んだことはありません。ただ、「まく子」は見ています。さくら / 監督:矢崎仁司俳優で見せる映画だが…ネタバレあらすじ俳優を活かせていない演出が問題俳優で見せる映画だが…率直に言っ...

異端の鳥

2020.11.11

あ行,

ホロコーストは収容所だけの出来事ではない昨年のヴェネツィア映画祭で「少年の置かれた過酷な状況が賛否を呼び、途中退場者が続出。しかし、同時に10分間のスタンディングオベーションを受け」(公式サイト)たと宣伝されている映画です。意味合いとしては、少年が悲惨な目に会い正視に耐えない映画ではあるが評価は高いという意味なんだろうと思います。異端の鳥 / 監督:ヴァ...

ストックホルム・ケース

2020.11.07

さ行,

アメリカン・ニューシネマの幻を見ているようだ映画としては意外にも面白かったです。意外にもというのは、「ストックホルム・シンドローム」についての映画なんだろうと見に行ったのに、(まったく)そうではなく単に犯罪ものの娯楽映画だったので、なーんだあと思ったのに、割と見られたというややこしい意味です(笑)。この映画は、ストックホルム・シンドロームとは何かと考える上で必...

パピチャ 未来へのランウェイ

2020.11.04

は行,

女性の抑圧よりもヨーロッパのいらだちを感じるのだが…「パピチャ 未来へのランウェイ」との邦題から、イスラム社会にある女性抑圧をはねのけてファッションショーを実現する女性たちの話かと思って見に行きましら、半分は合っていて半分は違っていました。ファッションショーを実現する女性たちというのはその通りですが、それに対して起きることが「女性抑圧」を越えており、「文明の衝突...

生きちゃった

2020.11.03

あ行, , 褒めてる映画

圧倒的な太賀、何はなくとも映画は俳優すごい映画ですね。むちゃくちゃ集中させられます。ただ、映画館にいる間は、です。生きちゃった / 監督:石井祐也それでいいんですが、映画館から出て、あらためて思い返してみますと何の映画だったっけ? という感じがするんです。非難ということではありません。逆です。とにかく俳優、特に仲野太賀さんの圧倒的な熱量と石井裕...

罪の声

2020.11.01

た行,

グリコ森永事件がいとも簡単に解決?なぜこの映画を見ようと思ったのか、自分でもよくわからないまま見に行ってしまいました(笑)。満席で驚きました。小栗旬さん? 星野源さん? その両方?あるいは原作ということもあるんでしょうか。原作は「2016年度週刊文春ミステリーベスト10国内部門第1位」「山田風太郎賞受賞」作品ということです。罪の声 / 監督:土井裕泰...

空に住む

2020.10.29

さ行,

三代目JSBは多部未華子が見る空にはいない多分 EXILE の持ち込み企画ですね。ですが、結果として多部未華子さんで持っている映画です。そして、その周りにややこしい人物を配して煙に巻いた(笑)青山真治監督の力で、あるいは脚本に名前が入っている池田千尋さんということもあるかもしれませんが、脚本と演出で持っている映画です。空に住む / 監督:青山真治基...

イサドラの子どもたち

2020.10.28

あ行,

ネタバレレビュー:ダミアン・マニヴェル監督、映画づくりの岐路に立つダミアン・マニヴェル監督は、現在踊っているかどうかはわかりませんが、もともとコンテンポラリー・ダンサーですのでダンス(に関わる)映画を撮ることは極めて自然なことだと思います。ただ、「映画」という意味ではこれまでとはちょっと様子が違ったようです。イサドラの子どもたち / 監督:ダミアン・マニ...

ダミアン・マニヴェル監督特集

2020.10.27

た行, , 褒めてる映画

若き詩人、犬を連れた女、パーク、日曜日の朝「イサドラの子どもたち」公開記念ということでしょうか、ダミアン・マニヴェル監督の特集上映が行われています。「犬を連れた女(2010)」「日曜日の朝(2012)」「若き詩人(2014)」「パーク(2016)」の4本です。ダミアン・マニヴェル監督は五十嵐耕平監督との共同監督として「泳ぎすぎた夜」という映画も撮っています。...

セノーテ

2020.10.26

さ行,

神話は水中ではなく地上にあるようだ前作(前前作?)の「鉱 ARAGANE」と言い、この「セノーテ」と言い、タイトルづけや宣伝ヴィジュアルがうまいですね。映画そのものよりも(ペコリ)タイトルが印象づいており、この「セノーテ」も見てみようとなりました。セノーテ / 監督:小田香公式サイトさえ見ずに行きましたので何も知らなかったのですが、愛知芸術文化セン...

朝が来る

2020.10.23

あ行,

河瀬直美監督の原作ものを見る(原作:辻村深月)河瀬直美監督の映画で原作ものを見るのは初めてです。そのせいか物語の芯はしっかりしていますし、物語としてはきっちり収まっています。ただ内容が内容なだけにこれだけリアルさを求めてつくられていますと(私は)かなり引きます。朝が来る / 監督:河瀬直美ネタバレあらすじ河瀬直美監督らしさ?俳優は皆うまい映...

博士と狂人

2020.10.22

は行,

世界最高の辞書OEDの誕生秘話(はマッチョな男の物語?)メル・ギブソンがサイモン・ウィンチェスター著『The Professor and the Madman: A Tale of Murder, Insanity, and the Making of the Oxford English Dictionary』の映画化権を得たのが1998年、公開までに20年を要...

82年生まれ、キム・ジヨン

2020.10.19

英数字, 数字

同情の涙に消費させてはいけないチョ・ナムジュ著『82年生まれ、キム・ジヨン』が韓国で社会現象になっているとの話や邦訳が出たことが話題になった小説の映画化です。原作未読でこの映画を見た率直な感想としては、予想とは随分違い、社会現象となったことになかなか結びつかない印象です。82年生まれ、キム・ジヨン / 監督:キム・ドヨン映画で描かれているのは、専業...