は行

*一覧表示は投稿順

ヘレディタリー 継承

2018.12.01

は行,

無茶苦茶なネタバレ、面白かったと思う人は読まないで…。年に数本ある 金返せぇぇぇぇぇぇぇー! の1本です(笑)。公式サイト / 監督:アリ・アスター宣伝文句の今年のサンダンス映画祭で「ホラーの常識を覆した最高傑作」「現代ホラーの頂点」と批評家から最高の評価を受け全米を震撼させたホラー映画がついに日本公開。にやられ、普段ホラーなどめったに興味を持た...

バルバラ セーヌの黒いバラ

2018.11.28

は行,

映画としてはよくできているが、バルバラに思い入れがないと難しい公式サイト / 監督:マチュー・アマルリックフランスの歌手バルバラを描いた映画なんですが、 これは、バルバラに相当思い入れがあり、なおかつ、バルバラについても相当詳しく知っていませんと見ていても楽しめない映画です。私も、ほとんど日本人歌手の歌(カバーも含め)でしかその曲を聞いたことがないのでは...

ハード・コア

2018.11.23

は行,

山下敦弘監督、こんな映画撮ってちゃダメでしょう。漫画が原作の映画が多くなってきましたね。この映画は、90年代に漫画雑誌「グランドチャンピオン」で連載され、多くの読者の共感を呼んだ伝説のコミック「ハード・コア 平成地獄ブラザーズ」(作:狩撫麻礼、画:いましろたかし)の待望の映画化(公式サイト)とのことです。公式サイト / 監督:山下敦弘別に何が原...

ボヘミアン・ラプソディ

2018.11.09

は行,

フレディ・マーキュリーの伝記的音楽映画、音楽に感動するもドラマは?「音楽映画に失敗はない」を地で行ったような映画です。ただ、この言葉、私が言っているだけですけどね(笑)。クイーンのフレディ・マーキュリーの伝記映画と言っていいと思いますが、とにかく、音楽がいいというだけで映画として成立しています。公式サイト / 監督:ブライアン・シンガー正式公開日は今日...

ハナレイ・ベイ

2018.11.05

は行,

吉田羊さんの良さが出ていないし、村上春樹っぽさもないもう公開3週目に入っている映画なんですが、ずっと気になっていながら見られずにいました。何が気になっていたのか自分でもはっきりしませんが(笑)、おそらく、村上春樹原作ということと吉田羊さんという俳優に興味があったからでしょう。公式サイト / 監督:松永大司1日1回の上映になっているくらいですから、多分ガ...

バッド・ジーニアス 危険な天才たち

2018.10.23

は行,

ネタ的にも、テーマ的にも、作りの上でもハリウッドスタイルのタイ映画タイの映画、随分見ていませんねえ、「すれ違いのダイアリーズ」以来のような気がします。「バッド・ジーニアス」、タイトル通り、学力優秀な学生がカンニングをする話らしく、面白そうではあります。公式サイト / 監督:ナタウット・プーンピリヤ物語の進め方や手法がハリウッドスタイルの映画ですね。...

バーバラと心の巨人

2018.10.17

は行,

やはり大人の鑑賞にはちょっと無理迷いに迷って見に行った映画です(笑)。何に迷ったかと言いますと、映画の内容はざっと紹介文を読めばおおよそ想像できてしまいますし、やや子供向けかなと思ったのですが、監督のアンダース・ウォルターさんが2014年のアカデミー賞で短編実写映画賞を受賞していること、そして、公式サイトのプロデューサー(クリス・コロンバス)紹介で「パテ...

ホスティル HOSTILE

2018.10.08

は行,

終末系ビジュアルの中で描かれる純愛もの、ただ既視感は強しタイトルをちらっと見て「ホステル」? と、見てはいないのにタイトルだけ記憶しているホラー映画が浮かんだのですが、そうではなく「ホスティル」でした。「敵意のある」といった意味のようです。伝染病(と公式サイトにはある)によりほとんどの人類が死滅した世界を舞台にしており、クリーチャーに変貌した人間の「敵意」を現し...

日日是好日

2018.10.06

は行,

お茶を始めてみたくなる映画。ネタバレしていますが、それを知って楽しめない映画ではありません。お茶を始める人が増えるかもしれませんね。「お茶」そのものだけではなく、そのまわりに広がる時間と空間、そしてそれらを味わい楽しむこと、映画では茶事と言っていましたが、そうした一連のことが魅力的に感じられる映画です。公式サイト / 監督:大森立嗣この「日日是好日」、...

判決、ふたつの希望

2018.09.02

は行,

うまくつくられたエンターテインメントであるがゆえに心に残りにくい些細なことから大喧嘩になる、ちょっとした行き違いが取り返しのつかないことになる、日常生活でもよく起きることですが、そこに民族、宗教、主義主張が絡もうものならば、それこそ戦争までやってしまいそうになるというお話。ただ、それも男たちだから、の話かも?公式サイト / 監督:ジアド・ドゥエイリ片や、...

バトル・オブ・ザ・セクシーズ

2018.08.14

は行,

世界はすべてを許すわけではないけれど、いつか人が人を自由に愛せる時代はやってくる予告編を見る度に、妙に古臭いビジュアルやねぇとか、腹の出たおっさんがテニスプレーヤー? などと、やや茶化したくなるような気分を感じていたのですが、ほぼ実話だったようで、ごめんなさいでした。それに面白かったです。公式サイト / 監督:ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス...

母という名の女

2018.06.28

は行,

母は女であるが、女は母とは限らない…。本当にこの監督の映画にはいつもびっくりさせられます。なかなか先が読めません。公式サイト / 監督:ミシェル・フランコミシェル・フランコ監督、現在、39歳か40歳くらいのメキシコの監督です。ワールドレベルでの活躍はここ10年くらいで、カンヌをターゲットにしているのでしょう、全て何らかの形...

ビューティフル・デイ

2018.06.07

は行,

音楽がうるさくて映画に集中できない、でも結果よかった?もうこういう映画はいいよね。と、思ったんですが、そんなことよりも、この映画、むちゃくちゃ音楽がうるさかったですね。私だけですかね? ひょっとして、そのせいで映画に集中できず、もういいと思ったとか…?音楽はジョニー・グリーンウッドさんで、あらためて見てみますと、音楽を担当している映画、ほとんど見ています(笑...

ファントム・スレッド

2018.06.02

は行,

ダニエル・デイ=ルイスが映画のバランスを崩している予告編の「男は女の完璧な身体を愛した」や「オートクチュールのドレスが導く禁断の愛の扉が開かれる」のダサい(ペコリ)コピーと奇妙な抑揚のナレーションに妙にハマり、劇場で予告編が流れる度にぐっと笑いをこらえてきた映画を、ついに見てきました(笑)。ダサいと書いてしまいましたが、映画に対して言っているわけではありませんし...

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法

2018.05.19

は行,

子役ブルックリンさん(ちゃん)の行く末が気になる…こういう映画を見て必ず思うことは、「この子の将来は大丈夫だろうか?」ということです。この子というのは映画の中のムーニーではありません。ムーニーをやっている子役のブルックリン・キンバリー・プリンスさんのことで、こういう映画というのは、家庭環境がむちゃくちゃ悪く、本人も母親のまねをして Fword を連発するわ、中指...

パティ・ケイク$

2018.05.11

は行, , 褒めてる映画

青春音楽物語。この映画、貧困、差別、女性の自立が主たるテーマじゃないよラップって、こういう言い方をするとラップ好きには怒られるかも知れませんが、ダサさと紙一重のカッコよさみたいなところがありますよね。この映画でも、MCバトルという交互にラップを(でいいのかな?)競い合うシーンがありますが、必然的に相手をディスることになり、汚い言葉を浴びせ合うような結果になります...

ブルー・バタフライ

2018.04.04

は行,

ドキュメンタリー「健さん」の日比遊一監督が撮った初の劇映画日比遊一監督という方を知らなかったのですが、名古屋出身でニューヨーク在住なんでしょうか、ウィキペディアには「健さん」という高倉健さんのドキュメンタリーを2016年に撮っており、一昨年のモントリオール映画祭で最優秀作品賞を受賞したとあります。劇映画としては、この映画が第一作とのことです。写真家でもあるよう...

ハッピーエンド

2018.03.07

は行,

85歳と13歳、救いのないふたつの「死」ミヒャエル・ハネケ監督はどうやら「死」に取り憑かれているようです。前作「愛、アムール」に引き続き「死」について語っています。むしろ、この映画の方が「愛」がない分、より「死」に向かっているように思います。Facebook やチャットなどの現代のコニュニケーションツールや移民の問題が登場し、わかりにくくなっていますが、描かれ...

花咲くころ

2018.02.19

は行, , 褒めてる映画

1992年トビリシ、14歳エカとナティアの二人は確かにその時そこで生きていたという映画。この映画、2013年の製作で、その年の東京フィルメックスで最優秀作品賞を受賞している映画です。とてもいい映画で私はお勧めしますが、こうしたやや地味とも言える映画の公開は難しいのでしょう。まさかジョージア出身の栃ノ心が優勝したタイミングを見計らったわけでもないでしょうが、時代に...

羊の木

2018.02.07

は行,

悪人は天から罰を受け、悔い改めれば救われるってか?公式サイトに「山上たつひこ、いがらしみきおという日本ギャグマンガ界のレジェンドが、原作と作画でまさかのタッグを組んだ超問題作『羊の木』」とありましたので、漫画で共作ってどうやって作業を振り分けるんだろうと思いましたら、いがらしみきおさんが原作(ではなく作画)で山上たつひこさんが作画(ではなく原作)ってことなんですね...