ジョエル・エドガートンのストイックさにしびれる 「ラヴィング対ヴァージニア州裁判」という史実の映画化です。アメリカには(1967年時点で)異人種間結婚を禁じる法律というものがあり、それに反して結婚したヴァージニア州の黒人女性ミルドレッド・ラヴィングさんと白人男性リチャード・ラヴィングさんが起こした裁判とのことです。このことは初めて知ったことですが、あらためて考え...
ただひたすら無心で五体投地、地にひれ伏し他者のために祈る人々が美しいです。 五体投地五体、すなわち全身を地に投げ伏して礼拝する、仏教における最も丁寧な礼拝方法だそうです。日本仏教では馴染みがない礼拝方法ですが、僧侶が膝をつき、額を床につけて両手を頭の上まで上げる姿を目にすることがありますが、あれも五体投地の変形のようです。で、この映画、その五体投地の礼拝をしな...
80歳代の伝説のダンスペア50年のお話、愛は消えても憎しみは消えず、なのかなあ… フィンランドのアキ・カウリスマキ監督が、タンゴはフィンランド発祥だと語る「白夜のタンゴ」という映画がありましたが、それくらいタンゴは世界中で親しまれているということなのでしょう。フィニッシュ・タンゴ(フィンランドのタンゴ)というようです。確かに「Finnish Tango」でググり...
それにしても、なぜアフン(ホン)は郵便屋さんと結婚しちゃたんでしょう? 「恋恋風塵」、DVDでしか見ていませんので、デジタル・リマスター版でのリバイバル上映ということで見に行きました。デジタル・リマスター版というものが、具体的に何を指すのかよく分かりませんが、字幕はDVDと同じですね。新しいバージョンというわけではないようです。DVDを見た時に、ネットで流れてい...
ワンシーンごとには監督の才能を感じますが、長編としては単調で起伏が足らず、トミー谷は丸? 名古屋には二番館(今はこういう言い方はしないかも?)が二館あります。キノシタホールと三越映画劇場です。そのひとつキノシタホールへ初めて行きました。きれいなホールです。映画は「リザとキツネと恋する死者たち」、映画案内サイトを見ていて、ふっと目が止まり、何やら面白そうだと感じ、...
映画はオーソドックス過ぎてつまらないのですが、実在のリリー・エルベさんを知っただけでも価値ありです! リリーの妻ゲルダを演じたアリシア・ヴィキャンデルさんが今年のアカデミー助演女優賞を受賞しています。「英国王のスピーチ」を見て*1、「レ・ミゼラブル」なんてスペクタルものよりもオーソドックスなつくりの映画のほうが向いていると書いたトム・フーパー監督ですが、今考えて...
映画の本筋からは離れますがあんなに簡単に心変わりする大衆ってそれが皮肉であればいいのですが いきなり大仰な音楽に、3人の男女が大理石の床に靴音を響かせながら歩いてきます。女性の首から胸にかけての蛇のタトゥーがかなりのインパクトです。初老の男はやや疲れ気味の様子(と後から考えればの話)で大きな音(効果音)を立て鞄を床に置き靴紐を直します。そして男はトイレに行きたいと...
映像的にも、音楽的にも、編集にしても隙がなく完成度は高い。三浦貴大も柳英里紗もいい。が… 映画の中のナレーションというのは、説明的になったり、流れのリズムを壊したりすることが多く、あまり良い印象はないのですが、この映画は使い方がうまいですね。導入でうまい具合に人間関係をわからせ、「そして、これが今の私」とつがいの鳥を見せ、「ん?何が起きるの?」と興味を持た...
佐藤健くんの、首から上を少し前に倒しての流し目線がいいですね。ファンになりそうです(笑)。 今年の初めだったと記憶していたのですが、ググってみると、昨年2月だったのでしょうか?テレビで、佐藤健くんが台湾で大人気という話題を見て、その時の佐藤くんの照れくさそうな振る舞いがなかなかの好印象で、「へぇー」と思いつつ、「るろうに剣心」でも見てみようと思ったのがきっかけで...
セザンヌの「La lutte d'amour」に着想を得たとありますが、その静止画的なイメージから抜け出られていないようだ… ラブバトル [DVD] 出版社/メーカー: TCエンタテインメント 発売日: 2016/05/25 メディア: DVD この商品を含むブログを見るほぼ全編、サラ・フォレスティエとジェームス・ティエレの...
NY中が敵といってもそれほどでもありませんし、ノンストップアクションとは言えないほどよくストップしますし(笑) [aal B012UUFQCO]「96時間」みたいな緊迫感と爽快感を味わえないかと公開日に見にいったのですが、そこにあったのは見事に「ハリウッド的」な世界観でした。https://www.youtube.com/watch?...
笑っておいてなんですが、こんな小手先の手で笑いをとっても仕方ないでしょう(笑) 龍三と七人の子分たち [Blu-ray]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2015/10/09メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (6件) を見る笑っておいてなんですが、こんな小手先の手で笑いをとっても仕方ないでしょう(笑)。映画『龍三と七人の子分たち』予告編...
ブライアン・デ・パルマ監督の「パッション」のオリジナルですが、なぜこれをリメイクしようとしたのか…? ブライアン・デ・パルマ監督の「パッション」のオリジナル版です。「パッション」が首をひねるような出来でしたのでオリジナルを見てみようと思っていたのですが、今となっては「パッション」自体をすっかり忘れてしまっています。[aal B00DJBZLTM]...
物語の発端となった橋の上から飛び降りようとした赤いコートの女性の話、すっかり忘れてしまうほど引き込まれて… リスボンに誘われて [DVD] 出版社/メーカー: ポニーキャニオン 発売日: 2015/04/02 メディア: DVD この商品を含むブログ (4件) を見るサスペンスでもないのに、一時たりとも目を離せない感覚を味わいました...
隣のいびきに誘われつつも、これこそドキュメンタリーだと… ローマ環状線、めぐりゆく人生たち [DVD]出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2015/02/28メディア: DVDこの商品を含むブログ (4件) を見るつまらない、眠くなる、なんて言おうものなら、映画好きから素人扱いされそうな位置づけの映画ですね(笑)。ドキュメンタリーだから、そうでもないのかな。...
お勧め!3人の先生が出会う3人の生徒との3つの物語ともうひとつルーマニア移民の生徒の物語 ローマの教室で ~我らの佳き日々~ [DVD]出版社/メーカー: TCエンタテインメント発売日: 2015/04/03メディア: DVDこの商品を含むブログ (1件) を見る同じイタリア映画、それも同じくローマを舞台にしているのですが、こちらは「グレ...
どうしちまった!? リュック・ベッソン!と、思わず声も出そうなくらいのビックリ映画でした。 LUCY/ルーシー (吹替版)発売日: 2017/04/19メディア: Prime Videoどうしちまった!? リュック・ベッソン!と、思わず声も出そうなくらいのビックリ映画でした。映画『LUCY/ルーシー』 予告リュック・ベッソン監督に理屈をこねさせてはいけないとあ...
比喩や暗示に満ちていますので、この映画もまたカルトムービーと言われることになるのでしょう リアリティのダンス(字幕版)発売日: 2015/06/03メディア: Prime Videoこうした才能があればこそ、映画全体の奥深さや幅広さが増し、ある種芸術的価値を押し上げるのだろうとは思います。映画『リアリティのダンス』予告編ただ、様々なエピソードによる各シーンは興...
神の不在たるこの世をどう生きるかということでしょうか? 映画というより舞台劇のつくりでした。内容的にもそうなんですが、ライティングやカメラの構図からもその印象が強いです。奥、たとえば教会の入口から差し込む光、斜め後ろからの光によるシルエット気味の構図、俯瞰の時のサスっぽいライティングなどなど、さらにオールスタジオ撮りでしょうから、当然ながら人物の登場の仕方...
平日の昼間にもかかわらず満席でした! いきなり出だしで引いてしまいました(笑)。奴隷(に見えたのですが、もちろんジャン・バルジャンなどの囚人)たちが難破船をロープで引き上げるこけおどしのスペクタクルCG!何とそこにラッセル・クロウ! 映画を間違えたかと思いました(笑)。https://www.youtube.com/embed/VoCGLi82O...