記事一覧

あみこ

2019.01.10

あ行,

こういう才能が継続的に映画が撮れるといいのですが…映画.com から宣伝コピーを引用しますと、第39回ぴあフィルムフェスティバルで取り上げられ、PFFアワードで観客賞を受賞。その後も、第68回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門に史上最年少で招待されたほか、香港国際映画祭やカナダのファンタジア映画祭など、各国の映画祭で上映された。という映画です。公式サイト ...

MAKI マキ

2019.01.08

英数字, 英字

なぜこの物語を撮ろうとしたのか興味はあるが…イラン人のナグメ・シルハン監督がニューヨークの日本人コミュニティを舞台にした物語を撮った映画です。ただ、日本人コミュニティといっても、日本人ビジネスマン相手のクラブが舞台ですから、かなり限定的な世界ではあります。公式サイト / 監督:ナグメ・シルハンそれもかなり大胆な物語ですので、なぜイラン人の監督(脚本も...

葡萄畑に帰ろう

2019.01.05

は行,

権力の象徴「椅子」をめぐる映画、ではなく音楽とワインの映画かも?この映画は結局のところ、と、いきなり結局というのもなんですが、英題(原題も?)が「The Chair」であるにもかかわらず、邦題を「葡萄畑に帰ろう」とせざるを得ないという、そのことがもっともよくこの映画を現しているのだろうと思います。公式サイト / 監督:エルダル・シェンゲラヤThe C...

家へ帰ろう

2019.01.02

あ行,

叙情的になりやすい物語をストイックにまとめた監督の手腕に拍手大晦日に見ましたら、号泣でした(笑)。公式サイト / 監督:パブロ・ソラルス「観客賞総ナメの感動作!」の宣伝コピーも嘘ではないですし、感動作云々以上に映画作りのセンスがいいです。監督でもあるパブロ・ソラルスさんのシナリオがいいです。主演のミゲル・アンヘル・ソラの頑なさとそれがかすかに解きほぐ...

ピアソラ 永遠のリベルタンゴ

2018.12.30

は行,

プラベートフィルムは多いが伝記的映画を期待すると残念冒頭の海の映像を背景にしたカットがいいなあと思いつつ、何だろう?と思っていましたら、2017年がピアソラの没後25年ということでアルゼンチンで回顧展があり、(多分)その会場のエントランスから階段を上がったところのイメージビジュアルじゃないかと思います。映画の途中に、展覧会のキュレーター(らしき人)が会場セットの説...

暁に祈れ

2018.12.28

あ行,

2時間の暴力、暴力、暴力…予告編を見て、「名もなき塀の中の王」のような映画かと期待したんですが全く違っていました。もしこれから見ようという方がいらっしゃいましたら、公式サイトなどをよく読んで、よく考えてからにしたほうがいいです(笑)。私は、ほぼ最後までこの映画が一体どういう映画なのかさっぱりわかりませんでした(涙)。公式サイト / 監督:ジャン=ステファー...

メアリーの総て

2018.12.26

おすすめ映画, ま行,

フランケンシュタインは18歳の女性によって生み落とされた!ハイファ・アル=マンスール監督といえば、サウジアラビア出身の監督で、前作の「少女は自転車にのって」がとてもいい印象の映画でした。もう5年前になります。公開当時、サウジアラビアには映画館がないという話があり、びっくりしたのですが、その後どうなっているんでしょう?今年の6月まで女性の自動車運転が禁止されていた...

アリー スター誕生

2018.12.22

あ行,

自然体のガガさんがいいですし、とにかく音楽がいいです。レディー・ガガさんって、どちらかといいますと、(大して知らなかったので)音楽よりもビジュアル先行の歌手という印象だったのですが、歌唱力半端ないですね。それに俳優としても存在感があります。公式サイト / 監督:ブラッドリー・クーパー「A STAR IS BORN スター誕生」1937年の映画の3度目...

宵闇真珠

2018.12.19

や行,

アンジェラ・ユンも宵闇真珠のタイトルもいいんだけどね…この映画、その内容や出来不出来よりも、どういう経緯でこの映画ができたのかの方に興味がいっちゃいますね。公式サイト / ジェニー・シュン、クリストファー・ドイルと言いますのは、まあ、映画の出来自体はよろしくないんですが、クリストファー・ドイルさんが監督としてクレジットされていることやオダギリジョーさ...

マイ・サンシャイン

2018.12.17

ま行,

ハル・ベリーとダニエル・クレイグのキャスティングが意味不明意識しているのかどうかはわかりませんが、「チョコレート」を思わせるようなキャスティングですね。公式サイト / 監督:デニズ・ガムゼ・エルギュヴェンという思いがあったせいか、ダニエル・クレイグが一向に絡んでこず、前半など、窓からちらりと裸(だったのかな?)を見せていただけで、後半になってやっと絡...

マチルダ 禁断の恋

2018.12.14

ま行,

歴史大作かと思いきや、ドタバタ恋愛ADVのようでした。重厚な歴史ドラマを期待していったのですが、バラエティのような映画でした(笑)。公式サイト / 監督:アレクセイ・ウチーチェリ多少は歴史ドラマの趣もありますが、突然下世話な恋愛ドラマになったり、おいおいオカルトかい?と思わせたり、何?スポ根もの?(バレエだけどね)とか、何だスペクタルなのねとか、結局アクシ...

ポルトの恋人たち 時の記憶

2018.12.11

は行,

18世紀のポルトと2021年の浜松、同じプロットの悲恋物語だが…舩橋淳監督と言えば「谷中暮色」の監督ですね。 谷中という街の持つ雰囲気もあってか、不思議と印象に残っている映画です。不思議というのは、映画の完成度としてはさほどでもなかったのに何とはなく良かったという意味合いです(笑)。公式サイト 監督/舩橋淳あの映画はENBUゼミナールの俳優コースの卒...

来る

2018.12.08

か行,

映画笑いが止まらなくて、怖いぞー…この映画を楽しむコツはただ何も考えず時間に流されてぼんやり見ていることです。何がどうなっているの?なんて考えて見ていると疲れます。映像的にも、音楽(音響)的にもどっと疲れます。以下、いきなりネタバレしています。公式サイト / 監督:中島哲也「来る」のは、大人たちに捨てられたり、いじめられたり殴られたり、挙句に殺され...

セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー!

2018.12.04

さ行,

1991年ソ連崩壊の年、キューバは宇宙とつながっていた!キューバ映画ってだけでも興味をそそられます。キューバが舞台であったり、キューバ絡みの映画はそこそこ見ることはありますが、キューバ映画そのものってなかなか思い浮かびません。公式サイト / 監督:エルネスト・ダラナス・セラーノ監督は1961年生まれのキューバ人エルネスト・ダラナス・セラーノさんで、こ...

ヘレディタリー 継承

2018.12.01

は行,

無茶苦茶なネタバレ、面白かったと思う人は読まないで…。年に数本ある 金返せぇぇぇぇぇぇぇー! の1本です(笑)。公式サイト / 監督:アリ・アスター宣伝文句の今年のサンダンス映画祭で「ホラーの常識を覆した最高傑作」「現代ホラーの頂点」と批評家から最高の評価を受け全米を震撼させたホラー映画がついに日本公開。にやられ、普段ホラーなどめったに興味を持た...

ちょっと今から仕事やめてくる

2018.11.29

た行,

前半ぞわぞわ、後半もぞもぞ。コメディじゃなかったのね。DVD鑑賞です。公開時、タイトルが目につき、見ようかどうしようかと思いつつ、どうせコメディの苦手なタイプだろうと思い込んでスルーした映画、全然コメディじゃなく、むちゃくちゃシリアスじゃないですか!?公式サイト / 監督:成島出前半は面白く見られます。特に部長役の吉田鋼太郎さん、パワハラを通り越した...

バルバラ セーヌの黒いバラ

2018.11.28

は行,

映画としてはよくできているが、バルバラに思い入れがないと難しい公式サイト / 監督:マチュー・アマルリックフランスの歌手バルバラを描いた映画なんですが、 これは、バルバラに相当思い入れがあり、なおかつ、バルバラについても相当詳しく知っていませんと見ていても楽しめない映画です。私も、ほとんど日本人歌手の歌(カバーも含め)でしかその曲を聞いたことがないのでは...

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー

2018.11.25

英数字, 英字

ちょっと異色の抒情詩的なゴースト・ラブストーリーゴーストものの恋愛映画って結構あると思いますが、これはちょっと異色といえるかも知れません。なんてったって幽霊が下の画像のようにシーツをかぶって現れます。 でも、コメディではありません。ラブストーリーと言えなくもないですが、「ゴースト/ニューヨークの幻」的な感動ねらいではなさそうで、意表をついて幽霊を実体として存在さ...

ハード・コア

2018.11.23

は行,

山下敦弘監督、こんな映画撮ってちゃダメでしょう。漫画が原作の映画が多くなってきましたね。この映画は、90年代に漫画雑誌「グランドチャンピオン」で連載され、多くの読者の共感を呼んだ伝説のコミック「ハード・コア 平成地獄ブラザーズ」(作:狩撫麻礼、画:いましろたかし)の待望の映画化(公式サイト)とのことです。公式サイト / 監督:山下敦弘別に何が原...

2018.11.21

さ行,

そもそも監督が「銃」や「西川」に興味を持っていないのでは?原作を読んでいませんが、映画を見ての想像で言えば、人は常に今(の自分)から抜け出したいとの欲望を持つものであり、ある時、その契機となりうる何ものか(銃)に出会えば、割と簡単にその境界を越えてしまうという物語なんだろうと思います。そうだとすれば、この映画は、そのテーマは語られてはいますが、映画として描かれて...