最新映画一覧

空母いぶき

2019.05.26

か行,

描かれるのは、戦前日本 対 戦後日本?こういう映画のほうが危ないかもしれませんね。東宝の戦争(賛美?)映画かと恐る恐る(笑)見に行きましたら、キノフィルムズの製作で、内容も、日本の離島が国籍不明の武装漁船団に占領され、航空機搭載型護衛艦いぶきを旗艦とする第5護衛隊群が派遣され、専守防衛の一線を越えるか越えないかのギリギリのところで相手の攻撃に対処していくという物...

コレット

2019.05.23

か行, , 褒めてる映画

キーラ・ナイトレイの演技とやさしい演出でよき人コレットにシドニー=ガブリエル・コレットさんの半生を描いた映画です。ウィキペディアによりますと、1873年生まれ、1893年(20歳くらい)に結婚し、1906年(33歳くらい)に離婚とありますので、その間の13年間くらいが描かれていることになります。コレット / 監督:ウォッシュ・ウェストモアランド公式サイ...

アメリカン・アニマルズ

2019.05.20

あ行,

犯人たち本人が登場する実録貴重本強奪事件か??映画の冒頭、「This is not based on a true story.」と出ます。即座に「not based on」に取り消し線が引かれ、そして取り消された文字が消えてしまいます。残るのは「This is a true story.」、これは実話であると言っています。アメリカン・アニマルズ / 監督...

コンフィデンスマンJP

2019.05.18

か行,

100%騙されて、ああ今日も騙されたとしあわせな気持ちで帰路につくメラニー・ロラン監督の「ガルヴェストン」を見る予定が急遽変更、「コンフィデンスマンJP」を見ることになりました。理由はいたって簡単、ちょっとした時間の行き違いです(笑)。朝のテレビで長澤まさみさんを見たことも理由のひとつです。番宣も有効との事例ですね。以下、しょうもないことしか書いていません。...

怒り(DVD)

2019.05.17

あ行,

原作を損なうことなく、後半は結構いけるやっと DVD(Blu-ray)借りられました。原作を読み、映画に乞うご期待! ということになるのでしょうが、まあ例によって原作を読んで見た映画に満足などできるわけもなく、正直このキャスティングを見ても、もうこりゃダメでしょう(すみません)と思うわけです(笑)。などと、下の別ブログの記事に、やや冷笑気味に笑までつけて...

ホワイト・クロウ 伝説のダンサー

2019.05.16

は行,

ヌレエフ亡命のラストシーンは見ごたえがありますルドルフ・ヌレエフ。バレエ好きでなくとも、映画や舞台などアート系の情報に目を通していれば、必ず目にしている名前だと思います。というよりも、映画ファンであれば、「愛と哀しみのボレロ」のジョルジュ・ドンが演じたセルゲイのモデルといったほうが早いかもしれません。ホワイト・クロウ 伝説のダンサー / 監督:レイフ・フ...

希望の灯り

2019.05.14

か行,

巨大スーパーマーケットの通路に東西ドイツ統一後の人々の悲哀が満ちている希望の灯り? 似たようなタイトルの映画、あったよなあ…。ああ、アキ・カウリスマキ監督の「街のあかり」「希望のかなた」だ。って、これはひょっとして配給の戦略(笑)?まあ、原作が収録されている短編集のタイトルが『夜と灯りと』だからということもあるのでしょうが、タイトルだけではなく、台詞や編集の間合...

轢き逃げ 最高の最悪な日

2019.05.11

は行,

水谷豊オリジナル脚本による監督第二作。水谷豊さん、「相棒」の宣伝映像などでちらちらと見ているくらいで、ちゃんと見たのはこの映画が初めてです。脚本も水谷さんのもので完全にオリジナルだそうです。轢き逃げ 最高の最悪な日 / 監督:水谷豊入りがむちゃくちゃうまいですね、びっくりしました。ドローンを使った空撮で住宅街を走る男を追います。男の息遣いが聞こえ...

主戦場

2019.05.09

さ行,

ミキ・デザキ監督のビデオ論文のような映画こうした映画にネタバレというものがあるとは思いませんが、以下、この映画の結論について書いていますので、気になる方はご注意ください。主戦場 / 監督:ミキ・テザキこれは映画というよりもビデオ論文みたいなものです。だからダメという意味ではなく、ミキ・デザキ監督の論文を読んだ(映像作品で見た)という感覚の映画という...

ドント・ウォーリー

2019.05.07

た行,

ガス・ヴァン・サント監督らしいスピリチュアルな映画ジョン・キャラハンさん、下の引用画像にもカウボーイのイラストがありますが、自動車事故で胸から下が麻痺し車いす生活を送る(っていた)風刺漫画家です。2010年に59歳で亡くなっています。その半生、自動車事故にあってから立ち直り、風刺漫画家として世に出るまでを描いています。21歳で事故にあい、32歳の時にポートランド...

エマの瞳

2019.05.05

あ行,

プレーボーイと盲目の女性の恋、だけの映画なのか?公式サイトに「イタリアの名匠シルヴィオ・ソルディーニ監督の最新作」とありますが、まったく知らない監督で初めて見ました。 映画.comでシルヴィオ・ソルディーニ監督を見てみますと、結構公開されています。タイトルを見てもまったく記憶になく、劇場公開ではなくイタリア映画祭での上映なんでしょうか。エマの瞳 / 監督:...

幸福なラザロ

2019.05.01

か行,

聖人を思わせるラズロの澄んだ瞳があっての映画この映画、しばらく前に見たのですが、なんとなく書くポイントが定まらずそのままになっていました。前作の「夏をゆく人々」に比べれば、この「幸福なラザロ」はかなり明快なんですが、それでも、なんと言うのでしょう、これは決して批判的に言うのではなく、映画がぼんやりしている感じがします。幸福なラザロ / 監督:アリーチェ・ロ...

アガサ・クリスティー ねじれた家

2019.04.27

あ行,

物語の運びも登場人物もねじれが足らず。公式サイトに、アガサ・クリスティー本人が「自身の最高傑作だと誇」ったとある『Crooked House ねじれた家』の映画化です。ねじれた家 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)作者: アガサ・クリスティー,田村隆一出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/06/14メディア: 文庫クリック: 54回...

12か月の未来図

2019.04.25

英数字, 数字

エリート教師は教育格差問題を解決するか過去には「パリ20区、僕たちのクラス」「バベルの学校」「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」といった映画もあり、もう少しドラマっぽいものでは「オーケストラ・クラス」もそうですが、移民や貧困層の多い地域の学校が舞台のフランス映画というのは日本でもよく公開されています。そうした映画がフランスに多いのか、公開される映画の国別比率の問題な...

愛がなんだ

2019.04.23

あ行,

今泉力哉監督による(超)日常会話的片思い恋愛劇5人の男女の恋愛模様を2時間見続ける映画です。って、ちょっと嫌味っぽく聞こえるかもしれませんが、そうでもなく、5人皆うまいですし、丁寧に作られていますし、(おそらく)今泉力哉監督のやろうとしていることもきっちりできている映画だとは思います。愛がなんだ / 監督:今泉力哉ただ、これ、客観的に見る映画ではな...

ある少年の告白

2019.04.21

あ行,

同性愛は治療すべきものというおぞましき思想、信条「Conversion therapy」矯正セラピーと訳されていますが、同性愛者や両性愛者を異性愛者に矯正するという、いったいいつの時代? と思うような話ですが、原題(Boy Erased)と同名の回想録の著者ガラルド・コンリーさんが「Love In Action」へ送られたのは2004年のことだそうです。あ...

魂のゆくえ

2019.04.18

た行,

とんでもないラブストーリーだった!スクリーンは4:3のスタンダードサイズ、ほとんどすべての画がフィクス、それもかなりのこだわりの構図でこれ以外の切り取りは許さないくらいの意志が感じられます。タイトル(原題:First Reformed)にもなっているファースト・リフォームド協会のトラー牧師(イーサン・ホーク)の内省的な映画ですので、その表現手法としてはぴったりで...

ビューティフル・ボーイ

2019.04.15

は行,

出口の見えない、薬物依存の息子とその父の物語監督が「オーバー・ザ・ブルースカイ」のフェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲンさんということで、まったく内容も知らず、そういえば予告編では親子喧嘩していたなあといった程度の情報で見に行きましたら、えー、こんな話だったの…という映画でした。ビューティフル・ボーイ / 監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン...

悪と仮面のルール

2019.04.14

あ行,

(DVD)人間存在の不条理を描く重厚なドラマかと思ったら、メロドラマだった。映画を見る限りでは、原作の中村文則著『悪と仮面のルール』が「ウォール・ストリート・ジャーナル紙の2013年ミステリーベスト10に選出(講談社文庫)」されたというのはにわかには信じがたいです。原作どうこうではありません。映画がです。悪と仮面のルール発売日: 2018/07/25...

多十郎殉愛記

2019.04.12

た行,

高良くん、力入りすぎ、多部未華子さん、着物が似合ってます。「〝巨匠〟中島貞夫監督 20年ぶりの最新作 59年の映画人生を次世代に受け継いだ、日本映画史に残る新しい「ちゃんばら映画」が誕生!」なんて宣伝コピーですのでかなり期待して見に行ったんですけど…。多十郎殉愛記 / 監督:中島貞夫といっても、実は中島貞夫監督の映画、見たことないかもしれません。見て...