出口の見えない、薬物依存の息子とその父の物語監督が「オーバー・ザ・ブルースカイ」のフェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲンさんということで、まったく内容も知らず、そういえば予告編では親子喧嘩していたなあといった程度の情報で見に行きましたら、えー、こんな話だったの…という映画でした。ビューティフル・ボーイ / 監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン...
これをアメリカのお話と思ってはいけない。予告編ではコメディっぽい印象を受けたのですが、笑えるところはまったくなく気分が悪くなるような映画でした。これがアメリカの1960年、70年あたりの現実であり、また現在でもその根がなくなっているわけではないことを考えれば、スパイク・リー監督が「グリーンブック」のアカデミー作品賞受賞に怒るのもよくわかります。ブラック・ク...
チャンチャンとオチをつけたら「半世界」にはならないと思うけど…「半世界」ってタイトル、惹きつけられます。小石清さんという写真家の連作につけられたタイトルから取っているとのことです。小石さんには『初夏神経』という写真集があるようですが、簡単に買ってみようという金額ではありませんでしたので図書館で借りることにしました。半世界 / 監督:阪本順治映画の内...
ほぼ史実でしょうからネタバレなどなにもなく、映像と音楽を楽しみましょう1969年7月21日02:56(UTC)(ウィキペディア)、人類で初めて月に降り立ったファースト・マンであるニール・アームストロングさんを描いた映画です。ちょうど50年前ですね。ファースト・マン / 監督:デイミアン・チャゼルこれは、IMAXとドルビーアトモスで見るといい映画かも知...
これは村上春樹ワールドへのアンチテーゼかも?「バーニング劇場版」なんていうタイトルですからテレビドラマの劇場版かと思いスルーしそうでした。イ・チャンドン監督の文字がふっと目に入り見逃さずにすみました。バーニング劇場版 / 監督:イ・チャンドン劇場版の意味はすでに NHKで放映されたからという程度しか知らなかったのですが、エンドロールに何か所かNHKの...
権力の象徴「椅子」をめぐる映画、ではなく音楽とワインの映画かも?この映画は結局のところ、と、いきなり結局というのもなんですが、英題(原題も?)が「The Chair」であるにもかかわらず、邦題を「葡萄畑に帰ろう」とせざるを得ないという、そのことがもっともよくこの映画を現しているのだろうと思います。公式サイト / 監督:エルダル・シェンゲラヤThe C...
プラベートフィルムは多いが伝記的映画を期待すると残念冒頭の海の映像を背景にしたカットがいいなあと思いつつ、何だろう?と思っていましたら、2017年がピアソラの没後25年ということでアルゼンチンで回顧展があり、(多分)その会場のエントランスから階段を上がったところのイメージビジュアルじゃないかと思います。映画の途中に、展覧会のキュレーター(らしき人)が会場セットの説...
18世紀のポルトと2021年の浜松、同じプロットの悲恋物語だが…舩橋淳監督と言えば「谷中暮色」の監督ですね。 谷中という街の持つ雰囲気もあってか、不思議と印象に残っている映画です。不思議というのは、映画の完成度としてはさほどでもなかったのに何とはなく良かったという意味合いです(笑)。公式サイト 監督/舩橋淳あの映画はENBUゼミナールの俳優コースの卒...
無茶苦茶なネタバレ、面白かったと思う人は読まないで…。年に数本ある 金返せぇぇぇぇぇぇぇー! の1本です(笑)。公式サイト / 監督:アリ・アスター宣伝文句の今年のサンダンス映画祭で「ホラーの常識を覆した最高傑作」「現代ホラーの頂点」と批評家から最高の評価を受け全米を震撼させたホラー映画がついに日本公開。にやられ、普段ホラーなどめったに興味を持た...
映画としてはよくできているが、バルバラに思い入れがないと難しい公式サイト / 監督:マチュー・アマルリックフランスの歌手バルバラを描いた映画なんですが、 これは、バルバラに相当思い入れがあり、なおかつ、バルバラについても相当詳しく知っていませんと見ていても楽しめない映画です。私も、ほとんど日本人歌手の歌(カバーも含め)でしかその曲を聞いたことがないのでは...
山下敦弘監督、こんな映画撮ってちゃダメでしょう。漫画が原作の映画が多くなってきましたね。この映画は、90年代に漫画雑誌「グランドチャンピオン」で連載され、多くの読者の共感を呼んだ伝説のコミック「ハード・コア 平成地獄ブラザーズ」(作:狩撫麻礼、画:いましろたかし)の待望の映画化(公式サイト)とのことです。公式サイト / 監督:山下敦弘別に何が原...
フレディ・マーキュリーの伝記的音楽映画、音楽に感動するもドラマは?「音楽映画に失敗はない」を地で行ったような映画です。ただ、この言葉、私が言っているだけですけどね(笑)。クイーンのフレディ・マーキュリーの伝記映画と言っていいと思いますが、とにかく、音楽がいいというだけで映画として成立しています。公式サイト / 監督:ブライアン・シンガー正式公開日は今日...
吉田羊さんの良さが出ていないし、村上春樹っぽさもないもう公開3週目に入っている映画なんですが、ずっと気になっていながら見られずにいました。何が気になっていたのか自分でもはっきりしませんが(笑)、おそらく、村上春樹原作ということと吉田羊さんという俳優に興味があったからでしょう。公式サイト / 監督:松永大司1日1回の上映になっているくらいですから、多分ガ...
ネタ的にも、テーマ的にも、作りの上でもハリウッドスタイルのタイ映画タイの映画、随分見ていませんねえ、「すれ違いのダイアリーズ」以来のような気がします。「バッド・ジーニアス」、タイトル通り、学力優秀な学生がカンニングをする話らしく、面白そうではあります。公式サイト / 監督:ナタウット・プーンピリヤ物語の進め方や手法がハリウッドスタイルの映画ですね。...
やはり大人の鑑賞にはちょっと無理迷いに迷って見に行った映画です(笑)。何に迷ったかと言いますと、映画の内容はざっと紹介文を読めばおおよそ想像できてしまいますし、やや子供向けかなと思ったのですが、監督のアンダース・ウォルターさんが2014年のアカデミー賞で短編実写映画賞を受賞していること、そして、公式サイトのプロデューサー(クリス・コロンバス)紹介で「パテ...
終末系ビジュアルの中で描かれる純愛もの、ただ既視感は強しタイトルをちらっと見て「ホステル」? と、見てはいないのにタイトルだけ記憶しているホラー映画が浮かんだのですが、そうではなく「ホスティル」でした。「敵意のある」といった意味のようです。伝染病(と公式サイトにはある)によりほとんどの人類が死滅した世界を舞台にしており、クリーチャーに変貌した人間の「敵意」を現し...
お茶を始めてみたくなる映画。ネタバレしていますが、それを知って楽しめない映画ではありません。お茶を始める人が増えるかもしれませんね。「お茶」そのものだけではなく、そのまわりに広がる時間と空間、そしてそれらを味わい楽しむこと、映画では茶事と言っていましたが、そうした一連のことが魅力的に感じられる映画です。公式サイト / 監督:大森立嗣この「日日是好日」、...
うまくつくられたエンターテインメントであるがゆえに心に残りにくい些細なことから大喧嘩になる、ちょっとした行き違いが取り返しのつかないことになる、日常生活でもよく起きることですが、そこに民族、宗教、主義主張が絡もうものならば、それこそ戦争までやってしまいそうになるというお話。ただ、それも男たちだから、の話かも?公式サイト / 監督:ジアド・ドゥエイリ片や、...
世界はすべてを許すわけではないけれど、いつか人が人を自由に愛せる時代はやってくる予告編を見る度に、妙に古臭いビジュアルやねぇとか、腹の出たおっさんがテニスプレーヤー? などと、やや茶化したくなるような気分を感じていたのですが、ほぼ実話だったようで、ごめんなさいでした。それに面白かったです。公式サイト / 監督:ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス...
母は女であるが、女は母とは限らない…。本当にこの監督の映画にはいつもびっくりさせられます。なかなか先が読めません。公式サイト / 監督:ミシェル・フランコミシェル・フランコ監督、現在、39歳か40歳くらいのメキシコの監督です。ワールドレベルでの活躍はここ10年くらいで、カンヌをターゲットにしているのでしょう、全て何らかの形...