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ベロニカとの記憶

2018.01.22

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人は都合よく記憶を書き換えるってことですが…。「めぐり逢わせのお弁当」のリテーシュ・バトラ監督の2作目です。見てはいませんが、タイトルとざっとした内容は読んだ記憶があります。IMDb によりますと、リテーシュ・バトラ監督はインド出身で、それ以前にショートを数本撮っているようなんですが、製作国がエジプトやアメリカとなっており、「めぐり逢わせのお弁当」もインド、ドイ...

ブリムストーン

2018.01.14

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あれやこれやこねくり回しているが結局何も内容のない映画「ブリムストーン」なかなか覚えられないタイトルで、何だったっけ?と何度も調べてしまいます。こういう映画こそいい邦題をつけてほしいものですが、英辞郎ではこんな訳が出ます。brimstone【名】1.〈古〉硫黄2.地獄の業火3.激しい情熱4.〈古〉口やかましい女およそ「地獄の業火」という意味合いの映画です...

パーティで女の子に話しかけるには

2018.01.03

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(中途半端にネタバレ)人間臭い宇宙人が逆にパンクかも2017年、最後に見た映画です。12月初めから上映されているのは知っていたのですが、「パーティで女の子に話しかけるには」のタイトルからアニメや漫画原作の邦画だろうとチェックもしなかったのですが、ふと公式サイトを見てみましたら、何とも不思議なSFとも青春映画ともつかない映画のようで、2017年見納めの映画となりま...

否定と肯定

2017.12.10

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映画としての出来よりも、裁判や論争の内容が注目されそう実話をもとにした映画とのことです。アーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件 - Wikipedia にかなり詳しく書かれていますが、こうした裁判があったことも知りませんでした。ウィキペディアによれば、「イギリス人作家デイヴィッド・アーヴィングがアメリカ人作家デボラ・リップシュタットと出版社ペンギ...

2017.11.29

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全員ミスキャストに見えてしまう、それは監督の責任河瀬直美監督の「光」をついこの間見たばかり、といっても、もう半年くらい前ですね。予告を見て、ん?光?と記憶に残っていたのと大森立嗣監督ということで足を運びました。こちらは、三浦しをんさんの原作があるようです。光 (集英社文庫)文庫 – 2013/10/18 三浦しをん読んでいないのですが、読書メーターとかをざっ...

はじまりの街

2017.11.20

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監督の自伝かと思うくらい感傷的で共感は難しいなんとなく見に行った映画ですが、今、公式サイトの監督紹介を読んでいましたら、「2012年に発表した『幸せのバランス』は、ヴェネチア国際映画祭に出品され」なんてあり、あれ、それ見ていますよと、この自分のブログを検索してみましたら、ありました。「幸せのバランス/イヴァーノ・デ・マッテオ監督」イタリアの公務員は、月収1,20...

ポンチョに夜明けの風はらませて

2017.11.03

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「母をたずねて三千里」かと思いきや、探すべきは父だった♫ ポンチョに夜明けの風はらませて~、って「母をたずねて三千里」ですか? と思いながら公式サイトなど見ていましたら、青春覚醒ロードムービーなんてそそられるコピーもあり、太賀くんや染谷くんも出ていますし、ということで見てみました。廣原暁(ひろはらさとる)監督、まだ31歳なんですね。2010年に、東京藝術大学でし...

ポリーナ、私を踊る

2017.11.01

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フランス製グラフィックノベル(漫画?)の映画化プレルジョカージュさんが映画監督!?と驚きと期待を持って見た映画です。アンジュラン・プレルジョカージュさんは、フランスのコンテンポラリーダンスの振付家で自身のカンパニーも持っている方です。もう30年くらい前になりますが、初めてプレルジョカージュさんの作品「肉体のリキュール」を見た時のインパクトと感動は今でも記憶して...

ポルト

2017.10.30

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ポルトガルの古都ポルトの(特に夜の)街並みが美しい監督のゲイブ・クリンガーさんは、「大学で映画学を教え批評家としても活躍するブラジル出身の新鋭。処女作でヴェネチア国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞を受賞、本作は長編劇映画初挑戦ながら、ジム・ジャームッシュがその稀有な才能に惚れこみ、製作総指揮を名乗り出た。(公式サイト)」という方です。で、映画はと言いますと、男と...

ブレードランナー2049

2017.10.28

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だからやめなさいって言ったのに…だからやめなさいって言ったのに…。って、実際誰かに言ったわけでもないのですが、そもそもこういうカルト的(ちょっと言葉が違いますが…)な映画の続編がうまくいった試しはありません。続編としてどうこう以前に映画としてつまらなさすぎます。30分もすれば飽きてしまいます。それにしても「ブレードランナー」って、時代設定が2019年だ...

ひかりのたび

2017.10.18

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父親役の高川裕也が異彩を放っていたことと志田彩良に期待澤田サンダー監督ってどんな人? と気になったのと、下の画像にあるしっかりした表情の女性は誰だろう?と興味を持った映画です。澤田サンダー監督は、下に引用した通りで、いろいろ多方面のことが書かれていてよく分かりませんが、これが長編デビュー作なんですかね。 女性は志田彩良さん、まだ18歳、こちらもほぼデビュー作の...

ブルーム・オブ・イエスタデイ

2017.10.04

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クリス・クラウス監督、ナチスと性の問題に切り込む「4分間のピアニスト」のクリス・クラウス監督です。映画ってラストシーンだなあと思い知らされた映画です。今でも予告編を見ただけで感動して涙が出てきます(笑)。日本公開が 2007年でしたのでもう 10年になりますが、クリス・クラウス監督、IMDb を見てみましても、この間 2010年に「Poll」という映画を撮って...

パターソン

2017.08.31

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オリジナル詩篇による、ありふれた日常ではない、詩集のような映画ニュージャージー州パターソンって何処だろう?と GoogleMap を見てみましたら、マンハッタンから北西へ直線距離で 25kmくらいの町なんですね。https://goo.gl/maps/QBPEXrTADWP2映画では、滝や渓谷のようなロケーションもあり、もっとローカルな印象だったんですが、車で...

ブランカとギター弾き

2017.08.18

は行, , 褒めてる映画

映画はシンプルなのに物語は深いこういう映画を撮ることが出来る長谷井宏紀監督ってどんな人? と公式サイトを見てみましたら、2009年、フィリピンのストリートチルドレンとの出会いから生まれた短編映画『GODOG』では、エミール・クストリッツァ監督が主催するセルビアKustendorf International Film and Music Festival にてグ...

ハートストーン

2017.07.23

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ラストのカサゴがかすかな救いでも、子どもたちの見る希望なき世界アイスランド映画です。最近では、「ひつじ村の兄弟」と「馬々と人間たち」を見ていますが、どちらも辺り一帯知らない者のいないような狭い地域の人間模様がテーマでした。この映画もそうした生活環境は同じようなものですが、物語は思春期を迎えた少年少女たちの話です。グズムンドゥル・アルナル・グズムンドソン監督は...

ボンジュール、アン

2017.07.10

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アメリカ人にはこれが典型的なフランス人なのかな?監督のエレノア・コッポラさんは、その名前のとおりフランシス・フォード・コッポラさんの妻、そしてソフィア・コッポラさんのお母さんになります。映画界でのという意味ではその存在を知りませんでしたが、「地獄の黙示録」の制作現場の裏側を撮影したドキュメンタリー「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」でエミー賞を受賞して...

武曲 MUKOKU

2017.06.08

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これまた原作には興味を持ちますが、映画はダメでしょうタイトルや予告編で、何これ? 香港か中国のアクションもの? とか思いましたら、何と監督が熊切和嘉さんに主演が綾野剛さん、え? どういう映画? と興味を持ったわけです。そもそも「ぶきょく」ではなく「むこく」と読むんですね。それに原作が藤沢周さん。ほう…と、俄然興味が湧いてきました。監督:熊切和嘉...

2017.06.01

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珠玉のラブストーリーというよりも河瀨直美監督の映画愛?「殯の森」以来見ていない河瀬直美監督ですが、あらためてウィキペディアなど見てみますと、年1本は撮っているんですね。正直なところ、あまり性に合わないのですが、「カンヌ、パルムドールか!」などとかなり宣伝をかけていますので、久しぶりに見てみました。エキュメニカル審査員賞を受賞しています。青山真治監督の「EURE...

光をくれた人

2017.05.26

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(ほぼ完全ネタバレ)と、ひねくれレビュー「ブルーバレンタイン」「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ」のデレク・シアンフランス監督、えらくドラマチックな映画を撮ったもんです。と、ややびっくりして公式サイトを見てみましたら原作があるようです。M・L・ステッドマン「海を照らす光」、オーストラリアの作家です。オーストラリアの話だったのですね?第一次大戦後の、心に傷を負...

パーソナル・ショッパー

2017.05.21

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全編クリステン・スチュワートの魅力爆発!(となったかどうか…)「クリステン・スチュワート × オリヴィエ・アサイヤス」のチラシを見たときは、ああなるほどと、「アクトレス ~女たちの舞台」が頭に浮かびました。そのリンクの記事で「クリステン、この個人秘書役がむちゃくちゃいい」と絶賛し、オリヴィエ・アサイヤス監督も「唐突に(映画の中から)クリステンを消してしまったこと...