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ブレードランナー2049

2017.10.28

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だからやめなさいって言ったのに…だからやめなさいって言ったのに…。って、実際誰かに言ったわけでもないのですが、そもそもこういうカルト的(ちょっと言葉が違いますが…)な映画の続編がうまくいった試しはありません。続編としてどうこう以前に映画としてつまらなさすぎます。30分もすれば飽きてしまいます。それにしても「ブレードランナー」って、時代設定が2019年だ...

ひかりのたび

2017.10.18

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父親役の高川裕也が異彩を放っていたことと志田彩良に期待澤田サンダー監督ってどんな人? と気になったのと、下の画像にあるしっかりした表情の女性は誰だろう?と興味を持った映画です。澤田サンダー監督は、下に引用した通りで、いろいろ多方面のことが書かれていてよく分かりませんが、これが長編デビュー作なんですかね。 女性は志田彩良さん、まだ18歳、こちらもほぼデビュー作の...

ブルーム・オブ・イエスタデイ

2017.10.04

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クリス・クラウス監督、ナチスと性の問題に切り込む「4分間のピアニスト」のクリス・クラウス監督です。映画ってラストシーンだなあと思い知らされた映画です。今でも予告編を見ただけで感動して涙が出てきます(笑)。日本公開が 2007年でしたのでもう 10年になりますが、クリス・クラウス監督、IMDb を見てみましても、この間 2010年に「Poll」という映画を撮って...

パターソン

2017.08.31

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オリジナル詩篇による、ありふれた日常ではない、詩集のような映画ニュージャージー州パターソンって何処だろう?と GoogleMap を見てみましたら、マンハッタンから北西へ直線距離で 25kmくらいの町なんですね。https://goo.gl/maps/QBPEXrTADWP2映画では、滝や渓谷のようなロケーションもあり、もっとローカルな印象だったんですが、車で...

ブランカとギター弾き

2017.08.18

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映画はシンプルなのに物語は深いこういう映画を撮ることが出来る長谷井宏紀監督ってどんな人? と公式サイトを見てみましたら、2009年、フィリピンのストリートチルドレンとの出会いから生まれた短編映画『GODOG』では、エミール・クストリッツァ監督が主催するセルビアKustendorf International Film and Music Festival にてグ...

ハートストーン

2017.07.23

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ラストのカサゴがかすかな救いでも、子どもたちの見る希望なき世界アイスランド映画です。最近では、「ひつじ村の兄弟」と「馬々と人間たち」を見ていますが、どちらも辺り一帯知らない者のいないような狭い地域の人間模様がテーマでした。この映画もそうした生活環境は同じようなものですが、物語は思春期を迎えた少年少女たちの話です。グズムンドゥル・アルナル・グズムンドソン監督は...

ボンジュール、アン

2017.07.10

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アメリカ人にはこれが典型的なフランス人なのかな?監督のエレノア・コッポラさんは、その名前のとおりフランシス・フォード・コッポラさんの妻、そしてソフィア・コッポラさんのお母さんになります。映画界でのという意味ではその存在を知りませんでしたが、「地獄の黙示録」の制作現場の裏側を撮影したドキュメンタリー「ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録」でエミー賞を受賞して...

武曲 MUKOKU

2017.06.08

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これまた原作には興味を持ちますが、映画はダメでしょうタイトルや予告編で、何これ? 香港か中国のアクションもの? とか思いましたら、何と監督が熊切和嘉さんに主演が綾野剛さん、え? どういう映画? と興味を持ったわけです。そもそも「ぶきょく」ではなく「むこく」と読むんですね。それに原作が藤沢周さん。ほう…と、俄然興味が湧いてきました。監督:熊切和嘉...

2017.06.01

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珠玉のラブストーリーというよりも河瀨直美監督の映画愛?「殯の森」以来見ていない河瀬直美監督ですが、あらためてウィキペディアなど見てみますと、年1本は撮っているんですね。正直なところ、あまり性に合わないのですが、「カンヌ、パルムドールか!」などとかなり宣伝をかけていますので、久しぶりに見てみました。エキュメニカル審査員賞を受賞しています。青山真治監督の「EURE...

光をくれた人

2017.05.26

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(ほぼ完全ネタバレ)と、ひねくれレビュー「ブルーバレンタイン」「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ」のデレク・シアンフランス監督、えらくドラマチックな映画を撮ったもんです。と、ややびっくりして公式サイトを見てみましたら原作があるようです。M・L・ステッドマン「海を照らす光」、オーストラリアの作家です。オーストラリアの話だったのですね?第一次大戦後の、心に傷を負...

パーソナル・ショッパー

2017.05.21

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全編クリステン・スチュワートの魅力爆発!(となったかどうか…)「クリステン・スチュワート × オリヴィエ・アサイヤス」のチラシを見たときは、ああなるほどと、「アクトレス ~女たちの舞台」が頭に浮かびました。そのリンクの記事で「クリステン、この個人秘書役がむちゃくちゃいい」と絶賛し、オリヴィエ・アサイヤス監督も「唐突に(映画の中から)クリステンを消してしまったこと...

僕とカミンスキーの旅

2017.05.06

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いろいろなものが散りばめられており一筋縄ではいかない「グッバイ・レーニン!」と聞けば、ああ、あの映画ねと、いくつかのシーンをすぐに思い出すくらい記憶に残るいい映画でしたが、言われてみれば、あれから12年、ヴォルフガング・ベッカー監督の映画は何も公開されていないようです。IMDbを見ても、この間、オムニバスなどのショート3本がクレジットされているだけです。次作の...

バンコクナイツ

2017.05.03

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富田克也監督がオザワ役で出演しています「国道20号線」「サウダーヂ」と見てきて、富田克也監督ってどんな人?と思っていたのですが、この映画でわかりました(笑)。出ていました。それも主役で。俳優でいけるんじゃないの。監督:富田克也バンコク。日本人専門の「人魚」でNO.1のラックは出稼ぎに出て5年が経った。ラックの支える大家族は、メコン川のほとりノンカー...

パリ、恋人たちの影

2017.03.17

は行, , 褒めてる映画

恋に悩む男女におすすめ、大人になるために。「恋人たちの失われた革命」以降ですのでごく最近のものしか見ていませんが、フィリップ・ガレル監督、一貫して男女の関係を撮っている印象です。モノクロへの思いも強いのでしょうか、この「パリ、恋人たちの影」もそうですが、「恋人たちの失われた革命」「ジェラシー」「愛の残像」がそうでした。それに、極めてシンプルに、余計なものは一切...

ブラインド・マッサージ

2017.03.07

は行, , 褒めてる映画

これに金熊を与えなかった審査員が信じられない!「天安門、恋人たち」「スプリング・フィーバー」のロウ・イエ監督、2014年の作品です。なぜこんなに公開が遅くなるのか不思議ですね。一般的にの話ですが、映画祭で評価の高い映画は逆に一般公開が難しいのかもしれません。この映画も2014年のベルリンで銀熊を受賞しています。ただ、芸術貢献賞(Outstanding Artis...

母の残像

2017.01.30

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俳優の素晴らしさと丁寧な描写がひかりますヨアキム・トリアー監督、ラース・フォン・トリアー監督の甥だそうです。ただ、監督紹介ではデンマークではなくノルウェー人となっています。それにしても「ラース・フォン・トリアーの遺伝子を受け継ぐ」なんてのは、宣伝文句とはいえ、ちょっとばかりいただけません。長編三作目だそうですが、才能が感じられます。こうした丁寧な人物描写が求め...

ヒトラーの忘れもの

2016.12.21

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第二次大戦のちょっと違った視点ものだけど、意図的にタイトルにヒトラーを入れるのはやめて!マーチン・サントフリート監督が「本作で描かれているのは、デンマーク人のほとんどが目を背けてきて知られていない史実です。」と語っているように、少年兵であったかどうかは分かりませんが、捕虜のドイツ兵に地雷除去をさせたのは事実のようです。多分、ジュネーブ条約違反ですね。「俘虜の待...

ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気

2016.12.09

は行, , 褒めてる映画

エレン・ペイジのアップになるたびに涙が流れて…。もちろんジュリアン・ムーアもいいのですが。あ~、最初から最後まで涙が止まりませんでした。1リットルくらい出たかもしれません(笑)。ただ、単純に感動というわけではなく、とにかく細かいところでうまいんですよ。監督も、俳優も、もちろんジュリアン・ムーアもそうなんですが、ステイシーをやっているエレン・ペイジ、無茶苦茶いいで...

ブルーに生まれついて

2016.11.30

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イーサン・ホークの生歌もいけますが、さすが本人のはすごい!イーサン・ホークが、劇中、生歌で「My Funny Valentine」と「I've Never Been In Love Before」を歌っています。Youtubeで本人のものを聞いてみますと、さすがに、あらら…とは思いますが、映画の中では感動もし涙も流れます。Chet Baker - My Fun...

ハート・オブ・ドッグ 〜犬が教えてくれた人生の練習〜

2016.11.15

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ローリー・アンダーソン、愛と死を語るという感じ現在では、パフォーマンスという言葉は、ほぼ正しい意味あい、能力や出来栄えや公演といった意味で使いますが、70年代、80年代には、パフォーマンスアートのことを指していたと思います。ローリー・アンダーソンは、その時代の代表格ではないかと思いますが、その音楽を初めて聞いた時は結構インパクトがありました。多分、CDではなく...