日本の多くの同世代に見られることを望むのだが… フィンランドの青春映画です。フィンランドの映画は結構見ていますが思い返してみますとかなり多彩です。どの国にもいろんな映画があるという当然といえば当然のことなんですが、つい最近の「コンパートメントNo.6」、これは大人の映画でオススメです。フィンランドの国民的画家ヘレン・シャルフベックを描いた「魂のまなざし」...
ペネロペ・クルスの映画監督役がはまっていてびっくり! ペネロペが天才映画監督? マジですか?! 最も似合わない役じゃないですか…。と思って見てみましたら、とんでもない! ペネロペ・クルスさんの俳優力を見損なっていました(ペコリ)。コンペティション / 監督:ガストン・ドゥプラット & マリアノ・コーンおふざけ...
カンヌが映画を忘れた… 昨年2022年のカンヌ国際映画祭のパルムドール受賞作です(ホントに?)。リューベン・オストルンド監督は、前作の「ザ・スクエア 思いやりの聖域」で同じくカンヌのパルムドール、前々作の「フレンチアルプスで起きたこと」で2014年のカンヌ「ある視点」部門の審査員賞を受賞しています。思わず昨年の審査委員が誰かを調べてしまいました。審...
ネタバレレビュー・あらすじ・感想・評価 「オリ・マキの人生で最も幸せな日」のユホ・クオスマネン監督の長編第2作です。その2016年の長編デビュー作はカンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で作品賞を受賞しています。そして、この「コンパートメントNo.6」は2021年に同じくカンヌのコンペティション部門でグランプリ受賞です。コンパートメン...
DVD 一年ほど前に「麻希のいる世界」という同じく塩田明彦監督の映画を見てその手法に興味がわき、正月休みに旧作の「害虫」を見てみました。宮崎あおいさんと蒼井優さんの映画です。二人は同い年なんですね。20年前の映画ですので若い! 撮影当時は15、6歳ということだと思います。害虫 / 監督:塩田明彦画が説明的「麻希のいる世...
ネタバレレビュー・あらすじ・感想・評価 今年2022年初めの劇場公開時には、イスラエルとパレスチナの若者たちがオーケストラを組むという内容をみて、まあよくある音楽を使った感動ものだろうとパスしていたのですが、ちょっと気になってDVDを見てみましたら、感動ものには違いありませんし、ヨーロッパ視点の映画ではありますが、現実の厳しさを無視していない点ではいい映画...
岸井ゆきのさんを見る映画です、でももっと出来るはず… 岸井ゆきのさんが聴覚障害のあるボクサーを演じています。ただそれだけですがいい映画でした。監督は「きみの鳥はうたえる」や「Playback」の三宅唱監督です。ケイコ 目を澄ませて / 監督:三宅唱役作りに一年は必要じゃないかケイコ(岸井ゆきの)には先天性の聴覚障害があ...
本当の自分を抑え込まなくてはいけない辛さ 1995年、アイルランドの田舎町ではまだまだ性的マイノリティーへの差別意識が渦巻いていたという映画です。さらにその差別によって追い詰められる側がティーンエイジャーですので見ていてつらいものがあります。監督、脚本は「CURED キュアード」のデビッド・フレイン監督です。恋人はアンバー...
夫ピエールとの愛、ジェンダー不平等社会、科学の功罪、3つの視点 なぜノーベル賞ウィーク(発表)にあわせて公開しないのかなあと思いましたら、東京じゃ10月14日が劇場公開日だったようです。ただ、発表はその前の週に終わっていますので、そもそもあまり意識されていないのかもしれません。某地域では今日(書き終えたら昨日になってしまった)が2週間遅れの公開日でした。...
ひりひりする渇きも足りず、偽りの後ろめたさも描かれず 俳優のエリック・バナさんがベストセラー小説のジェイン・ハーパー著『渇きと偽り』にほれ込み、主演とともにプロデューサーも買ってで出たというオーストラリア映画です。渇きと偽り / 監督:ロバート・コノリー原作を想像してみると…この映画を見て原作の『The Dry(渇...
評価・表裏のない人たちのいい人ファンタジー 荻上直子監督です。「かもめ食堂」と「彼らが本気で編むときは、」の2本を見ているだけですが、いい人ファンタジーをうまく撮る監督の印象です。川っぺりムコリッタ / 監督:荻上直子荻上直子監督自身の小説を原作としています。[aal B09BN825TH]隣人ファンタジ...
タランティーノ風ヤクザものごった煮生煮え版 西島秀俊、斉藤工、宮沢氷魚、玉城ティナ、宮川大輔、大森南朋、三浦友和、奥野瑛太、片岡礼子、奥田瑛二、鶴見辰吾グッバイ・クルエル・ワールド / 監督:大森立嗣ある企画会議でA:次の映画の企画、ヤクザものってのはどうっスかね?B:ヤクザものじゃ東○さんには勝てんだろ。「孤狼の血」...
現実的な俳優が超現実な空間に置かれるシュールさ 「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017」準グランプリ作品の映画化らしいです。それに引っかかったわけではなく「町田くんの世界」の文字がぱっと目に入ってきましたので思わず(なぜか)ぽちっとしてしまいました。この子は邪悪 / 監督:片岡翔シュールな俳...
構成、編集(モンタージュ)、撮影、音楽が一体となった新しい感覚の映画 プレスリリースのストーリーには「家出をした女性の物語、のようだ」の一行しか書かれておらず、また、マチュー・アマルリック監督自身が「彼女に実際には何が起きたのか、この映画見る前の方々には明らかにはなさらないでください」と語っていると宣伝されている映画です。彼女のい...
ネグレクトの決断、地上に満天の星を見ようとする話ではないのに… ニューヨークの地下には下水道や地下鉄のトンネル内で暮らす人々がいた(いる?)そうです。その母娘の話です。監督はこれが長編デビューとなるセリーヌ・ヘルドさんとローガン・ジョージさんのふたり、連名です。きっと地上には満天の星 / 監督:セリーヌ・ヘルド&ローガン・ジョージ...
ジャン=マルク・ヴァレ監督追悼、2005年からの1970年代青春回顧 昨年2021年の12月25日に亡くなったジャン=マルク・ヴァレ監督の2005年の映画です。亡くなった時はケベック州の湖畔のコテージにひとりだったそうです。警察発表では「Mr. Vallée’s death was not caused by the intervention of...
脚本家渡辺あやの青春は挫折の記憶か?そしてノスタルジー 「ワンダーウォール 劇場版」に出演していた須藤蓮さんの初監督作品です。脚本は渡辺あやさん、「ワンダーウォール」の脚本も渡辺さんですのでその縁のようです。逆光 / 監督:須藤蓮渡辺あや、須藤蓮渡辺あやさんも須藤蓮さんもどんな方かはっきりとは認識できていませんので...
小説の映画化は感想を映像にすることではない 『むらさきのスカートの女』で2019年上期に芥川賞を受賞した今村夏子さんのデビュー作『こちらあみ子』の映画化です。原作は2010年の作品ですが、デビュー作にして太宰治賞、三島由紀夫賞を受賞しています。2020年に芦田愛菜主演で映画化された「星の子」も今村夏子さんの原作です。監督の森井勇佑さんは現在37歳、...
1970年から半世紀、女性解放は遅々として進まず、特に日本では… 1970年前後は第二波フェミニズムの時代であり、日本でもウーマン・リブ(Women's Liberation Movement)と呼ばれた女性解放運動が大きなムーブメントとなっていました。そうした時代の1970年、イギリスで行われたミス・ワールド世界大会の会場で女性解放を訴えようと抗...
岸井ゆきの、ムロツヨシ2人の豹変力(?)俳優力が光る ????田恵輔(吉田恵輔)監督、振り返ってみれば「ヒメアノ~ル」からすべて見ています。「犬猿」「愛しのアイリーン」「BLUE/ブルー」「告白」、好みとして合うわけではないのですが、うまいなあと思うところが多い監督です。よかったのは「犬猿」と「BLUE/ブルー」です。神は見返りを...