最新映画一覧

グッド・ワイフ

2020.07.15

か行,

1982年のメキシコのセレブ妻たちの映画を日本でやる意味ある?「グッド・ワイフ」でググりましたら、何だこりゃ? テレビドラマが無茶苦茶ヒットします。同タイトルのアメリカのテレビドラマあるんですね。それに日本版のリメイク版まであります。まったく知りませんでした。釣りタイトルだったようです(笑)。ただ、知らない私は釣られたわけではありません。これはメキシコ映画です...

WAVES ウェイブス

2020.07.12

英数字, 英字

映画が MV 化がする新しいスタイルの映画かもしれないと期待する気持ちもないわけではありませんが、個人的にはちょっとばかり入れないタイプの映画です。ですので、いいことは書けそうもありません。WAVES ウェイブス / 監督:トレイ・エドワード・シュルツいきなり批判的な言い回しになりますが、初めから終わりまでべったりくっついた音楽がうるさい(笑)です...

銃2020

2020.07.11

さ行,

「銃」2018版のリベンジ版かと期待したのにコメディでした(笑)「銃」で失敗したのでリベンジ版の「銃2020」かと思いましたら、まったくもって同じ程度に映画になっていない映画でした。と言うよりも吉本興業の芸人救済映画なのかもしれません。銃2020 / 監督:武正晴それにしてもわずか2年の間に同じような企画の映画を作るくらいですから、よほど原作の『銃...

ホドロフスキーのサイコマジック

2020.07.09

は行,

行動せよと促すサイコマジックはコロナ後の世界に必要なことかも…サイコセラピー(心理療法)と言いますと、映画でもそうしたシーンを見ることがありますが、治療を受ける患者が寝椅子に横たわり、セラピストからの問いかけに答えていくスタイルが思い浮かびます。この映画のなかでも言われていますが、その療法は言葉のやり取りだけでセラピストと患者が接触するということはないようです。...

一度も撃ってません

2020.07.07

あ行,

小ネタは笑えるが映画としてはそれだけでは持たなく物足りないたまにはこういう映画もいいですし、くすくすと笑えはしますが、やっぱりこういう映画の場合は軸となる俳優がいないと持たないなあとも感じます。それに俳優たち自身が楽しむための映画でもあります。皆楽しそうにやっていました。一度も撃ってません / 監督:阪本順治この映画はこのコメントにつきますね。...

MOTHER マザー

2020.07.04

英数字, 英字

再び、全員ミスキャストに見えてしまう、それは監督の責任タイトルに書いた「再び、全員ミスキャストに見えてしまう、それは監督の責任」の「再び」は、大森立嗣監督の2017年の映画「光」との関連からの言葉です。やろうとしていることが映画として見えてこず、キャスティングに問題があるようにみえるということです。MOTHER マザー / 監督:大森立嗣この映画...

罪と女王

2020.07.01

た行,

禁断の愛的旧態依然の映画にしか見えないけどどう見ていいのか難しい映画ですね。アンネはなんて悪いやつって思うように作ってありますし、未成年者への性的虐待と聞いて思い浮かべる男女を逆転させてありますし、タイトルを「女王」という意味らしい 「Dronningen」にしていますし、そして、そもそもデンマークの映画ですし…。罪と女王 / 監督:メイ・エル・トーキー...

ワイルド・ローズ

2020.06.29

わん他,

ジェシー・バックリーがいい。成功でも挫折でもない決意の物語。監督は「リリーのすべて」や「英国王のスピーチ」のトム・フーパーさんかと思ったのですが、よーく見ましたらひと文字違いのトム・ハーパーさんでした(笑)。初めてです。映画は思いのほかよかったです。ワイルド・ローズ / 監督:トム・ハーパー基本は音楽ものですのでまずは音楽さえよければそれなりにい...

在りし日の歌

2020.06.25

あ行,

編集のまずさが映画を壊しているこの単調さで3時間超はちょっとばかりつらいですね。その上、編集が時間軸をあっちへ行ったりこっちへ行ったり(来たり?)と最後まで散漫です。これでは伝わるものも伝わりません。もし見ようと思われるのであれば、少なくとも公式サイトには目を通しておいたほうがいいと思います。  在りし日の歌 / 監督:ワン・シャオシュアイとにか...

ペイン・アンド・グローリー

2020.06.23

は行,

アルモドバル監督の自伝的フィクションの物語アルモドバル監督自身が、この映画は三部作の第三章にあたると語っているようです。ただしあくまでも「意図したことではない」とのただし書きつきです。意図せずケリがついちゃったということはとうとうアルモドバル監督も自分の映画を振り返る年齢になってしまったのかなあと思いましたら、いやいやまだまだ撮るぞと終わっていました。ペ...

コリーニ事件

2020.06.22

か行,

不都合な過去、負の記憶に目をつむってはいけないドイツ映画の法廷ドラマで「ドイツ史上最大の司法スキャンダル」とか「ドイツ国民誰もが知りたくなかった真実」という言葉で語られるとすれば、その真実が何かはおおよそ見当がつきます。コリーニ事件 / 監督:マルコ・クロイツパイントナーやはり予想通り、殺人事件の背後にはナチスによる戦争犯罪があったわけですが、ただ映...

ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語

2020.06.18

さ行,

グレタ・ガーウィグ監督の自由な価値観があふれる四姉妹の台詞のアンサンブルがすごいです!グレタ・ガーウィグ監督(脚本も)の才能が爆発しています。それにキャスティングもすごいです。ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 / 監督:グレタ・ガーウィク始まってしばらくは混乱するかもしれません。なにせ四姉妹の2つの時代が同じキャスティングで入り乱れ...

ワンダーウォール 劇場版

2020.06.16

わん他,

青春の挫折は蜜の味上映館の映画紹介を見て、ああ予告で見た京大の吉田寮のやつねと適当な記憶だけで見に行ったんですが意外にも(ペコリ)集中して見られました。そもそも予告を見たというのも記憶違いかも知れませんし、NHKで放送されたドラマの再編集版ということも、ちゃんと書いてあるのに目に入ってこなかったらしく、ああそうだったのといういい加減さです(笑)。ワンダー...

その手に触れるまで

2020.06.14

さ行, , 褒めてる映画

ラストはどちらに取るにしても衝撃的。怖さだけが残らなければいいが…ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟監督、ほぼ3年に1本というペースが守られています。映画制作のプロセスが3年で出来上がっているんでしょうか、今回も2016年の「午後8時の訪問者」に続いての「その手に触れるまで Le jeune Ahmed(Young Ahmed)」です。この兄弟監督、初期...

アンティークの祝祭

2020.06.12

あ行,

ラストが衝撃的、カトリーヌ・ドヌーヴ、キアラ・マストロヤンニ母娘共演かなり衝撃的なラストです。そっちで売ればよかったのにと思いますが、まあ映画自体焦点がはっきりしないところがあり、どうしてもこの映画を売ろうとすればカトリーヌ・ドヌーヴさんとキアラ・マストロヤンニさんの母娘共演を持ってくるしかないとは思います。アンティークの祝祭 / 監督:ジュリー・ベルト...

ルース・エドガー

2020.06.11

ら行,

よい黒人は受け入れられ、わるい黒人は排除されるなんだかわかりにくい映画だなあと思いながら、考えがまとまらず、はや3日経ってしまいました(笑)。わかりやすい映画を望んでいるわけではありませんし、この映画の場合、テーマは明快ですし描いていることはわかるのですが、描かれるのは今現在起きている現象面だけですので、言葉で語られるその背景とどうしてもうまく繋がりません。...

ポップスター

2020.06.09

は行,

ナタリー・ポートマンがマドンナ、レディ・ガガになる面白い映画でした。ただ、映画そのものが面白いということではなく、この映画、何をやろうとしているんだろう? と考えながら見ていましたら、最後まで集中してみられたという意味です(笑)。ポップスター / 監督:ブラディ・コーベットとにかく、つくりが最初から最後まであざとく感じられるんですが、それがひょっと...

デッド・ドント・ダイ

2020.06.07

た行,

ゴドー待ちのバリエーションとしてみれば面白いジム・ジャームッシュ監督のゾンビ映画です。ホラー度ゼロ、パニックシーンなしの一風変わった映画で、コメディかと言われれば確かに笑えるところはありますのでそれをオフビートととらえればジャームッシュ監督らしいとも言えるのですが、なんとも奇妙な映画ではあります。デッド・ドント・ダイ / 監督:ジム・ジャームッシュ...

一度死んでみた

2020.06.04

あ行,

ボケとツッコミ連発、イマドキの軽やかな映画すでに映画館が再開されてから10日ほど経ちますが、いっこうに新作が公開されません。東京で再開されなければ新作は公開されないということです。そうしたことでもなければ見なかったであろう「一度死んでみた」を見てきました。一度死んでみた / 監督:浜崎慎治いろんな意味でおもしろかったです。よくできています。すきがあ...

シェイクスピアの庭

2020.05.29

さ行,

男系幻想とジェンダー、セクシュアリティ、宗教、家族再生幻想「シェイクスピアの庭」なんていうタイトルから、シェイクスピア(以下、ウィリアム)が田舎へ戻り穏やかな余生を過ごす話かと思っていましたら、とんでもない、シェイクスピア一家の結構シビアな愛憎物語でした。もちろんフィクションですが、ウィリアム本人にとってはかなり衝撃的な秘密が明らかになりますので、「シェイクスピ...